Monday, January 6

日常生活。朝食、目玉焼き、豚肉のコンソメ炒め、サニーレタスと紫玉葱とトマトのサラダ、キャロットラペ、パンドミとクリームチーズとブルーベリージャム、ヨーグルト、珈琲。

仕事始めなるもの。会社員生活において、一年でいちばんお辞儀を強いられる日。昼食、弁当。昼過ぎから窓の外は雨模様。夕食、豚肉とキャベツとピーマンのソース炒め、絹ごし豆腐と長葱の味噌汁。「よなよなエール」を飲む。

読書。矢代幸雄『太陽を慕ふ者』(中公文庫)を読む。途中まで。

Tuesday, January 7

朝食、目玉焼きとベーコン、サニーレタスと紫玉葱とトマトのサラダ、キャロットラペ、パンドミとクリームチーズとブルーベリージャム、ヨーグルト、珈琲。朝の天気予報で、昨晩の雨はもう止んだと聞いていたのに、玄関を開けると小雨がぱらついている。

昼食、弁当。散歩と音楽。吾妻光良 & The Swinging Boppers「Sustainable Banquet」を聴く。吾妻光良の書く歌詞は、よく聴くと「ラブソング」であることが多いのだが、よく聴かないと「ラブソング」であることがわからないほどに、その他の情報量が多すぎる。

オーストリアで自由党による極右政権が誕生する見込みとの報道。現在、欧州諸国に親ナチの党派はいろいろと存在するが、オーストリアの自由党は1950年代に元ナチス党員が設立したという由緒正しい(?)政党である。ところで、各種報道は親ナチを「極右」と形容するのだが、はたしてナチスは「極右」なのだろうか。

夕食、七草粥。御節料理と同様、七草粥もまた時代に合っていない献立だと思う。1月7日は通常平日で、朝から七草粥を用意する余裕などない。「千代菊 純米 いぬとあきたこまち」の熱燗を飲む。

読書。矢代幸雄『太陽を慕ふ者』(中公文庫)を読む。最後まで。

Wednesday, January 8

ジャン=マリー・ル・ペンの死去を知る。

朝食、目玉焼きとベーコン、サニーレタスと紫玉葱とトマトのサラダ、キャロットラペ、パンドミとクリームチーズとブルーベリージャム、ヨーグルト、珈琲。昼食、弁当。散歩と音楽。Fairground Attraction「Fairground Attraction」を聴く。夕食、赤蕪とベーコンとキャベツのパスタ。「のんびりふんわり白ビール」を飲む。夜、Fairground Attraction「Beautiful Happening」を聴く。

Thursday, January 9

朝食、目玉焼きとベーコン、サニーレタスと紫玉葱とトマトのサラダ、キャロットラペ、パンドミとクリームチーズとブルーベリージャム、ヨーグルト、珈琲。昼食、弁当。散歩と音楽。Joey Dosik「Inside Voice」を聴く。夕食、目玉焼きを添えたチーズとニンニクのパスタ。「よなよなエール」を飲む。旅支度。

Friday, January 10

冬の京都旅。始発の東海道新幹線に乗り込んだところ、関東地方は晴れ間が見えていたが、名古屋駅に到着するあたりで街は雪景色に変わる。本日の明け方に放送された岸田繁の選曲による「THE UNIVERSE」(J-WAVE)を新幹線車内で聴いていたところ、冒頭で「京都はほとんど雪降らないですよ」と岸田繁が語っていたのだが、よりによって放送直後の京都の街は、雪が舞っている。

タクシーに乗って今回の旅の宿泊先である、旧任天堂本社社屋を改装・増築したホテル「丸福樓」に向かって荷物を預ける。ホテルからすぐ傍の「murmur coffee kyoto」を訪れて、珈琲を飲む。京阪本線で七条駅から祇園四条駅まで移動し、雪の降るなか八坂神社に向かう。

「いづ重」にて朝食兼昼食として、蒸し寿司を注文する。まだ午前中だが、右隣の席の男性一人客はビールを注文し、左隣の夫婦は熱燗を頼んでいる。店を出る頃には雪が止む。祇園から三条方面まで歩いて、「イノダコーヒ 本店」を訪れると、待ち行列はなく、すんなり入店できてしまう。訪れるたびに長蛇の列ができる近年の光景との落差が激しい。珈琲を飲む。

烏丸線に乗って烏丸御池駅から北大路駅まで。タクシーに乗って「建勲神社」に向かう。京都の街並みを一望できる有名な神社だと教えてもらったが、訪れてみたら誰もおらず。階段を昇って、静かな境内を参拝する。

西陣の書店「余波舎 / NAGORO BOOKS」を訪れる。店主に、2017年の春に「恵文社一乗寺店」の店先で一度会っていることを告げて、少し会話する。新刊と古本を合わせて6冊買う。原広司『住まいのエッセンス 住居に都市を埋蔵する ことばの発見』(平凡社)、『熊野達彦作品集① カニは凄く速い』(こじか社)、仔鹿・紫都香『キッチンドランカーの本 煮物とワイン』(こじか社)、朝吹登水子『ヨーロッパ通信』(読売新聞社)、堀江敏幸『音の糸』(小学館)、いしいひさいち『ほんの本棚』(創元ライブラリ)。

「余波舎 / NAGORO BOOKS」の店主に教えてもらった、本と喫茶の店「すずき」を訪れる。赤ワインを飲んで休憩してから、古書を買う。尾仲浩二『すこし色あせた旅』(KAIDO BOOKS)、高峰秀子『私の梅原龍三郎』(文春文庫)、吉田健一『本当のような話』(集英社文庫)。後から思い出したが、「余波舎 / NAGORO BOOKS」も「すずき」も、『& Premium』(マガジンハウス)の2024年4月号に載っていた。

烏丸線と東西線で、今出川駅から三条京阪駅まで。「仔鹿」でワインを2本買う。京阪本線で三条駅から七条駅まで。「丸福樓」にチェックイン。

ホテルで少し休憩してから、京阪本線に乗って祇園四条駅まで北上。夕食は「志る幸」にて。利久辨當と湯葉とビール。

Saturday, January 11

朝食はホテル併設のレストラン「carta.」にて。細川亜衣監修の料理を美味しく食べる。「丸福樓」の建物を従業員の解説付きで見学する。昼食もホテルにて。「丸福樓 ダイニングラウンジ」で、フルーツオープンサンドと珈琲ゼリーパフェ。

晴れ。京阪本線の座席指定の「プレミアムカー」を利用して、七条駅から京橋駅まで。乗り換えて渡辺橋駅で下車し、「大阪中之島美術館」に向かう。はじめての「中之島美術館」。入場までに大行列のできている「歌川国芳展 奇才絵師の魔力」を横目に、「Space In-Between:吉川静子とヨゼフ・ミューラー=ブロックマン」展を見学する。東京には巡回しないようなので、鑑賞できてとてもよかった。図録を購入してから美術館をあとにし、京都に戻る。

夕食は、「BENOIT Kyoto」にて。美味しく食べていたのだが、フランス料理の濃厚さに胃がやられたようで、終盤気分が悪くなってしまう。逆流性食道炎が悪化してしまったのかもしれない。

Sunday, January 12

消化器系の不調が回復しないので朝食は抜いて、ホテルでしばし安静にする。鴨川沿いを少し散歩。歩きながら「年齢を重ねて食べられる量が減ったなかで、健康な食生活を送るにはどうすればよいか」を話す。

晴れ。京阪本線で中書島駅まで向かい、宇治線に乗って宇治駅まで。「平等院鳳凰堂」を訪れる。はじめての「平等院鳳凰堂」。寺院のまわりを一周してから宇治川沿いを散歩。

七条駅に戻り、「Kaikado Café」で休憩。座席数が少ない店なのでしばらく待ってからの入店。最中とお茶(玉露雁金)。帰りがけに、レジの前にあった「中川ワニ珈琲」の焙煎による珈琲豆を買う。

「丸福樓」をチェックアウト。とてもいいホテルだったので、旅の予算が許せばまた宿泊したい。呼んでもらったタクシーに乗り込んで、京都駅まで。「松井薬局 京都駅前店」で「ガスター10」を買う。相変わらず賑わう「ジェイアール京都伊勢丹」の食料品売場を覗いてから、東海道新幹線に乗って帰途に就く。