Monday, June 9
梅雨の到来を告げるような曇天模様。朝食、半熟卵、鶏肉のグリルとマスタード、サニーレタスと紫玉葱とトマトとブロッコリーのサラダ、キャロットラペ、デニッシュとクリームチーズ、ヨーグルト、珈琲。
ゲンナジー・ロジェストヴェンスキー指揮、ワルシャワ国立フィルハーモニー管弦楽団の演奏で、ショスタコーヴィチの交響曲第5番を聴く。昼食、弁当。関東地方の梅雨入りは明日発表のようだが、夕方から夜にかけて、すでに梅雨の只中のような空模様と湿度に覆われる。夕食、海苔と辛子明太子と白米のおにぎり、鶏肉とほうれん草のナンプラー炒め、「丸八製茶場」の加賀棒茶。
読書。自宅の書架から抜き取った金子光晴『どくろ杯』(中公文庫)を読んでいるのは、「神奈川近代文学館」で見た「清岡卓行展 大連、パリ『円き広場』」で、金子光晴から清岡卓行へ送られた手紙が印象的だったので。内容ではなく、文字の読めなさ加減が、である。展示では、解読した文章が手紙の横に添えられていたが、手紙だけが置いてあったならば、インクが滲むペンで綴られているのが輪をかけて、何が書いてあるのかさっぱりわからない。もっとも、清岡卓行『随想集 偶然のめぐみ』(日本経済新聞出版社)を読むと、金子光晴の書くものは、内容にも注意が必要であることが示唆されているのだが。
一九六三年、金子光晴が「文芸」のアンケートに珍しく答えて、この年の詩集のベスト・ワンに、「清岡卓行の詩集」をあげていた。それを見て、わたしは最も尊敬する現役の詩人からの支持に深く感動した。
しかし、よく考えてみると、この年、二、三の大学のフランス語の非常勤講師までして多忙をきわめた私は、詩集など出していないのであった!
Tuesday, July 10
雨。朝食、半熟卵、鶏肉のグリルとマスタード、ベビーリーフと紫玉葱とブロッコリーとトマトのサラダ、キャロットラペ、カンパーニュとクリームチーズ、ヨーグルト、珈琲。
ファジル・サイのピアノ演奏によるガーシュウィン作品を聴く。昼食、弁当。夕食、海苔と辛子明太子と白米のおにぎり、鶏肉とほうれん草の塩胡椒炒め、白菜の漬物、「丸八製茶場」の加賀棒茶。
梅雨入り。読書。金子光晴『ねむれ巴里』(中公文庫)を読む。途中まで。
Wednesday, June 11
梅雨空。朝食、半熟卵、鶏肉のグリルとマスタード、ベビーリーフと紫玉葱とブロッコリーとトマトのサラダ、キャロットラペ、ミルクブレッドとクリームチーズ、ヨーグルト、珈琲。
夜明けより背中が酷く痛むので、「ロキソニンテープ」を貼る。カラヤン&ベルリン・フィルの演奏で、シベリウスの交響曲第5番と第6番を聴く。昼食、弁当。夕食、鶏肉と玉子と小葱を添えた温かいうどん。
読書。金子光晴『ねむれ巴里』(中公文庫)を最後まで。
先日図書館で借りた本を読む。清岡卓行『マロニエの花が言った』(新潮社)。清岡卓行の晩年の大作で、上下巻合わせて1200ページ程ある。電子書籍としては流通しており、古書店でも入手は可能なようだが、紙の本としては品切れ状態の小説である。文庫化もされていない。新潮文庫として刊行されなかったのは、何か理由があるのだろうか。
Thursday, June 12
ブライアン・ウィルソン死去。朝食、半熟卵、鶏肉のグリルとマスタード、ベビーリーフと紫玉葱とブロッコリーとトマトのサラダ、キャロットラペ、ミルクブレッドとクリームチーズ、ヨーグルト、珈琲。
ベアトリーチェ・ラナのピアノ演奏で聴く、バッハのチェンバロ協奏曲。昼食、弁当。夕食、海苔と白米の塩おにぎり、鶏肉とほうれん草のナンプラー炒め。
読書。通勤の道中で、金子光晴『西ひがし』(中公文庫)を読む。夜は自宅で、清岡卓行『マロニエの花が言った』(新潮社)の上巻を読む。
Friday, June 13
朝食、半熟卵、鶏肉のグリルとマスタード、ベビーリーフと紫玉葱とブロッコリーとトマトのサラダ、ミルクブレッドとクリームチーズ、ヨーグルト、珈琲。
午後は有給休暇を取得。昼食、弁当。田園調布駅周辺に向かって、「SAVEUR」「JEAN FRANÇOIS」「Precce」で買いもの。
夕方、映画鑑賞。『ミレニアム・マンボ』(侯孝賢/監督、2001年、台湾・フランス)を見る。およそ20年ぶりくらいの再見だったが、意外なほど内容をよく憶えていた。
夕食、海苔と白米の塩おにぎり、ほうれん草の味噌汁。読書。清岡卓行『マロニエの花が言った』(新潮社)の下巻を読む。
Saturday,June 14
天気は下り坂の予報。朝食、半熟卵、鶏肉のグリルとマスタード、ベビーリーフとブロッコリーとトマトのサラダ、キャロットラペ、ミルクブレッドとクリームチーズ、ヨーグルト、珈琲。
読書。ジル・ドゥルーズ『差異と反復』(財津理/訳、河出書房新社)を読む。近所のスーパーマーケットで買いもの。食料品をまとめ買い。昼食、「パンニャ」監修のチキンカレー。
映画鑑賞。『魂を救え!』(アルノー・デプレシャン/監督、1992年、フランス)を見る。「SAVEUR」のケーキと「丸山珈琲」の豆で淹れた珈琲。
ジャン=フランソワ・パイヤール指揮による、モーツァルトのセレナードを聴く。読書。清岡卓行『マロニエの花が言った』(新潮社)の下巻を読む。夕食、フライドポテトとマスタード、茹で卵とベビーリーフとトマトと紫玉葱とツナのサラダ、フランスの白ワイン。
Sunday, June 15
雨のち曇り。朝食、目玉焼き、ソーセージとマスタード、サニーレタスと紫玉葱とトマトとブロッコリーのサラダ、キャロットラペ、玉蜀黍、パンドミとクリームチーズ、ヨーグルト、珈琲。
洗濯と掃除。「成城石井」のアップルパイと「丸山珈琲」の豆で淹れた珈琲。昼食、海鮮丼(鮪のたたき、玉子、小葱、刻み海苔、山葵)、胡瓜の漬物。
映画鑑賞。『あの頃エッフェル塔の下で』(アルノー・デプレシャン/監督、2015年、フランス)を見る。「然花抄院」のどら焼きと「一保堂茶舗」の煎茶。
読書。自宅本棚の端から、蔵書を順番に読んでいく。リリアン・ヘルマン『眠れない時代』(小池美佐子/訳、サンリオ)、リリアン・ヘルマン『未完の女』(稲葉明雄、本間千枝子/訳、平凡社)。
夕食、白米、ほうれん草と玉葱の味噌汁、焼き魚(ほっけ)、奈良漬、胡瓜の漬物、「一保堂茶舗」の煎茶。「サッポロビール黒ラベル」を飲む。