Monday, September 6

巷にあふれるモデルナ接種2回目翌日体験談に反して、腕は痛いものの軽い倦怠感程度で発熱はせず。しかし、夕方あたりから37度近辺を彷徨く微熱、注射した腕のまわりは赤みを帯びる。それ相応の副反応。

『UP』9月号(東京大学出版会)が届く。須藤靖の連載は『UP』内での互助会というか、川添愛の筆致が周知されていることが前提のような書きっぷりになっている。

バーリ・トゥード:まさかとは思うが、この意味がわからない方がいらしたら、もはや私の連載などはるかに凌駕したくだらなさを誇る、川添愛『言語学バーリ・トゥード』(東京大学出版会、2021)を購入すべきだ(必ずしも読む必要はない)。この本が、かの渡辺浩先生の『明治革命・性・文明』と並んで、東京大学出版会創立70周年記念出版の一冊として出版されてしまった事実に、なりふり構わず突き進むT嬢とT大出版界営業部の攻めの姿勢を感じる。まさにこれこそTTバーリ・トゥードであろう。(PP.35-36)

夕食、豚肉と小松菜と長葱をのせた温かいうどん、焙じ茶。

Tuesday, September 7

昨日から山田宏一『増補新版 ゴダール、わがアンナ・カリーナ時代』(ワイズ出版)を読んでいたところに、ジャン=ポール・ベルモンドの訃報が届く。

ゴダールは『シャルロットとジュール』(1958)という短編映画を撮ろうとして、シャルロット役はアンヌ・コレットがやることになっていた。いまは出演料も払えないが、そのうちギャラもきちんと払える長編映画を撮るから、そのときはかならず主役に起用するってゴダールは言うんだ。ほんとうに長編映画を撮れるかどうかわからなかったが、彼の言うことの真摯さだけは伝わってきた。とにかく、俺は承諾した。ゴダールを信じたんだ。その甲斐があった。一年後、彼はほんとうに長編映画を撮ることになり、約束どおり俺を主役に起用してくれた。それが『勝手にしやがれ』だったわけだけど、俺は感激した。当時、俺みたいなかけだしの俳優にこんなすばらしいチャンスを与えてくれる監督はほかにいなかっただろうからね。(P.93)

夕食、鶏の炊き込みごはん、焼き豆腐と人参と牛蒡の味噌汁、焙じ茶。夜、映画。『女は女である』(ジャン=リュック・ゴダール/監督、1961年)を見る。

Wednesday, September 8

女性に多いと云われる、ワクチン接種部位が赤く腫れる通称「モデルナアーム」がでる。私の女子力の高さを示しているといえよう。それにしても、こんな劇薬のようなワクチンを今後毎年打つことになるのだろうか。

夕食、白米、焼き豆腐と大根と人参と牛蒡の味噌汁、鱈の西京焼き、辛子明太子、胡瓜の糠漬け、焙じ茶。夜、映画鑑賞。『ヨーロッパ横断特急』(アラン・ロブ=グリエ/監督、1966年)を再見。

Thursday, September 9

残業。夕食、鶏肉とトマトと玉葱と茄子のコンソメスープ、麦酒。読書。獅子文六『食味歳時記』(中公文庫)を読む。

Friday, September 10

残業。夕食、茄子と油揚げをのせた温かいうどん、麦酒。読書。『殿山泰司ベスト・エッセイ』(大庭萱朗/編、ちくま文庫)を読む。

それからね、ついでだから書くけどよ、オレはオリンピックの東京開催にも反対したいんだ。こんなお粗末な国でオリンピックをやってどうだってんだろうね。わからないな。オレはニッポンなんて世界の片すみで小さくなって、静かに平和に暮らしてゆければそれでいいと思ってるんだ。いまさらなんで名前を売り出す必要があるのかね。(p.22)

Saturday, September 11

アメリカ同時多発テロ事件から20年。といっても、当時吃驚した出来事ではあるが特段の感慨はなし。『文藝春秋』が「これは戦争だ」と特集を組んで、『現代思想』が「これは戦争か?」と特集を組んだことを憶えている。

近所のスーパーで買いものを済ませたのち、午餐。白米、小松菜と茄子の味噌汁、辛子明太子、九条葱と生姜をのせた冷奴、カンパチの刺身、大根のつま、鮪のたたきと刻み海苔と小葱とわさび、緑茶。午後は自宅にて読書。秦早穂子の自伝的小説『影の部分 La Part de l’Ombre』(リトル・モア)を再読する。最終ページは「第一部 了」で終わっているので続編が想定されていたはずだが、一向に刊行される気配がない。夕食、豚挽肉と九条葱としめじの餃子、キムチ、麦酒。

Sunday, September 12

曇天。朝食、目玉焼き、シャウエッセン、ベビーリーフとトマトのサラダ、トーストとバター、ヨーグルト、珈琲。少し前に「TODAY’S SPECIAL」で買ったバブーシュを下ろす。午前中は読書。六月下旬に青山ブックセンターで購入した積読本にようやく手をつける。ヴァージニア・ウルフ『波』(森山恵/訳、早川書房)を読む。昼食、白米、茄子と九条葱の味噌汁、鯵のひらき、刻みのりとしらすと小葱をのせた冷奴、大根の漬物、緑茶。午後も読書で『波』のつづき。自転車に乗って図書館で本の返却と貸出を済ませてから、自宅に戻って映画鑑賞。「ザ・シネマメンバーズ」で配信中の『デッドマン』(ジム・ジャームッシュ/監督、1995年)を見る。夕食、焼豚と茹で卵と九条葱をのせた醤油ラーメン、キムチ、麦酒。夜、『波』のつづき。

今週Spotifyで聴いたもの。
– Blue / Claire Laffut, 2021
– The Fabulous Favorites / Kay Starr, 1964
– Easier Said Than Done / The Essex, 1963
– Boys, Boys, Boys / Lesley Gore, 1964
– This Is…Brenda / Branda Lee, 1960
– Live At The Cheetah, Vol.1 / Fania All Stars, 1971
– Live At The Cheetah, Vol.2 / Fania All Stars, 1972
– Heavy Weather / Weather Report, 1977
– Mysterious Traveller / Weather Report, 1974
– What’s A Matter Baby / Timi Yuro, 1962
– The Harder They Come / Jimmy Cliff, 1972