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Monday, February 9

ジョン・ウィリアムズ『ストーナー』(東江一紀訳、作品社)読了。多くの人が賞賛するとおり、本当に素晴らしかった。そして、人生というものは、けっこう淡々としているのだ、そこにリアリティがあるのだ、ということにあらためて気づかされた。これはとても重要なことだと思う。

Wednesday, February 11

アントニオ・ロペスのスミレのスケッチの絵葉書に、先日届いた手紙の返事をしたためる。書き終えた後、自然と、本棚に収められたロペスの画集(Bunkamuraミュージアムで行われた展覧会の図録)に手がのびる。

夕ごはんに、久しぶりにチヂミを焼いた。もやしのチヂミと、タコとねぎのチヂミ。副菜にキムチときゅうり、そして飲みものは赤ワイン。フライパンで1枚1枚チヂミを焼くのに時間がかかり、途中からフライパンを2つ使って焼いたもののやっぱりけっこう時間がかかり、食べ終わって片づけをしたらもうかなり遅い時間になってしまったのだけれども、とにかくチヂミは非常に美味しかった! 本当に美味しかった。やっぱりお好み焼きやチヂミって、大好物だ。レシピをもっと研究しよう。お好み焼き好きならば、ホットプレートも買うべきなのかしら。

Saturday, February 14

渋谷にて、松濤美術館に向かうにあたり、いつもと違うコースを通ったら、良さそうな器屋さんを見つけた。

松濤美術館で「ロベール・クートラス展 夜を包む色彩」を観る。近くのカフェでスモークサーモンと春キャベツのパスタ、グリーンサラダ、白菜とベーコンのスープ、パン、珈琲をいただいて、TSUTAYAでDVD2本借りてから、中央線沿線の街に向かい所用を済ませる。

ささま書店に寄り、平出隆『葉書でドナルド・エヴァンズに』、小林カツ代『実践! 料理のへそ』を買う。ついに、ついに、オリジナルの、作品社の、『葉書でドナルド・エヴァンズに』を見つけた! あきらめきっていたのに、ううう、嬉しいよう。『実践! 料理のへそ』も期待しないで探していたら新品同様に綺麗な一冊を見つけた。いつか出会えると信じていれば、出会えるのかもしれない。あきらめてはいけない。