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Monday, January 19

読書二冊。ブルース・チャトウィン『黒ヶ丘の上で』(栩木伸明/訳、みすず書房)と中谷宇吉郎『寺田寅彦 わが師の追想』(講談社学術文庫)を。好きな訳者の翻訳と、好きな物理学者の回想。

Tuesday, January 20

WordPressのバックアップ設定をやっているうちに、夜がふけてゆく。

Wednesday, January 21

図書館の検索メニューでタイトルや著者の欄は空欄にしたまま出版社名と出版年だけを入力して、ずらりと並ぶ検索結果のなかから面白そうなものをピックアップして片っ端から読んでいく、というスタイルをずいぶんむかしからやっているのだが、この方法を他人に説明して共感を得られたためしがない。個人的には結構おすすめの方法なのだが、酔狂なことをやっているという目で見られる。遺憾である。

Thursday, January 22

山田宏一+蓮實重彦『トリュフォー 最後のインタビュー』(平凡社)を読んだ。

Friday, January 23

小泉義之『デカルト哲学』(講談社学術文庫)を読んだ。

Saturday, January 24

パナソニック汐留ミュージアムで「パスキン展」を鑑賞。淡い色使いで女性を描きながらも甘くなりすぎない油彩画がよい。新橋から徒歩で銀座に移動して、週末のギャラリー遊覧。「川内理香子展 Go down the throat」(資生堂アートギャラリー)、「土屋仁応 新作彫刻展」(MEGUMI OGITA GALLERY)、「Alaska マルク・リブー写真展」(シャネル・ネクサスホール)、「UNSOLD 杉本博司+ソフィ・カル+青柳龍太」(ギャラリー小柳)、「モニカ・ソスノフスカ展 ゲート」(メゾンエルメス)。

夕方、初台のfuzkueで定食とビール。もってきた本は、フローベール『ボヴァリー夫人』(伊吹武彦/訳、岩波文庫)の上下巻とリディア・デイヴィスが英訳した『ボヴァリー夫人』(ペンギンブックス)の計三冊。

Sunday, January 25

新書らしい新書が見あたらなくなって久しいが、読みたい、あるいは読んでみようかな、と思わせる新書はかろうじて中公新書くらいで、しかし中公新書の場合は本来であれば単行本として刊行すべきものを新書という体裁で出しているふしがあり、他の出版社の新書は本来であれば本として刊行すべきでないものを新書という体裁で出しているふしがある。なんてことを考えたり、その他雑用をしているうちに、あっという間に日曜日は終わってしまう。