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Monday, December 23

起床時刻の午前4時半はようやく冬の寒さ。朝食、目玉焼き、豚肉のコンソメ炒めとマスタード、サニーレタスと紫玉葱とトマトのサラダ、石窯ミニフランスとクリームチーズ、ヨーグルト、珈琲。昼食、弁当。散歩と音楽。Nat King Cole「The Christmas Song」を聴く。夕食、白米、もやしと若布の味噌汁、肉じゃが(豚肉、人参、馬鈴薯、白滝、玉葱、スナップエンドウ)。「サッポロ黒ラベル」を飲む。

JR東海の初代社長であった須田寛が死去。今年「世田谷美術館」で開催された「生誕130年 没後60年を越えて 須田国太郎の芸術 三つのまなざし」を見て、須田国太郎の息子がJR東海の経営者であることを知ったのだが、「日本経済新聞」に掲載されている氏を悼む評伝を読んでも、鉄道の話に終始しており、須田国太郎のことはまったくでてこない。

Tuesday, December 24

日本列島全体を見れば、日本海側を中心に大荒れの天気のようだが、東京は晴れ。年末年始の東京はよく晴れる。朝食、目玉焼き、豚肉のコンソメ炒めとマスタード、サニーレタスと紫玉葱とトマトのサラダ、農民パンとクリームチーズ、ヨーグルト、珈琲。昼食、弁当。散歩と音楽。She & Himのクリスマスアルバム「A Very She & Him Christmas」と「Christmas Party」を聴く。夕食、ハムと玉葱とほうれん草の焼きそば。「のんびりふんわり白ビール」を飲む。

読書。森岡督行『銀座で一番小さな書店』(小学館文庫)を読む。

Wednesday, December 25

降誕祭。有給休暇を取得。朝食、目玉焼きとベーコン、サニーレタスと紫玉葱のサラダ、キャロットラペ、農民パンとクリームチーズ、ヨーグルト、珈琲。昼食、弁当。

読書。沢木耕太郎『天路の旅人』(新潮社)を再訪する。午後は外出。混み合う山手線に揺られて渋谷駅まで。晩餐のための食料を調達する。「渋谷スクランブルスクエア」の「紀ノ国屋」でスパークリングワインを買って、「PARIYA」で苺のショートケーキを買う。「渋谷ヒカリエ」に移動し、「RF1」で奥州産あまに鶏のもも肉ローストと舌平目のパイ包み焼きを買う。それにしても、ショートケーキもローストチキンも本来のクリスマスと関係がないので、ほぼ邪教である。

夜、「沢木耕太郎 MIDNIGHT EXPRESS 天涯へ」(J-WAVE)を聴きながら夕食をとる。20代半ばのリスナーと電話で会話しているのを聴いて、「年長者からの助言」風にならない雰囲気に感心する。

Thursday, December 26

朝食、目玉焼きとベーコン、サニーレタスと紫玉葱のサラダ、キャロットラペ、農民パンとクリームチーズ、ヨーグルト、珈琲。昼食、弁当。会社の昼休みに最寄りの「スターバックス」でカプチーノを買ってから、散歩と音楽。Arooj Aftab「Night Reign」を聴く。夕食、茹で卵を添えた「無印良品」のサグチキン。「サッポロ黒ラベル」を飲む。

先週発表された日本銀行による「金融政策の多角的レビュー」。非伝統的金融政策に関する総括をおこなっているが、ざっくりとした結論として、経済対策として金融政策の意義や重要性に疑いはないが、金融政策だけではどうにもならないと理解する。

きのう届いた『ちくま』1月号(筑摩書房)を読む。

Friday, December 27

朝食、目玉焼きとベーコン、サニーレタスと紫玉葱のサラダ、キャロットラペ、農民パンとクリームチーズ、ヨーグルト、珈琲。冬晴れ。本年の最終出社日。昼食は「丸亀製麺」にて。

終業時刻と同時に誰よりも早く会社をあとにし、銀座線に乗って赤坂見附駅まで。夕食のために向かった先は、紀尾井町の「AUX BACCHANALES」。帆立とカリフラワーのグラタン、ローストビーフ、フライドポテト、赤ワイン、ギネス。

Saturday, December 28

朝食、スクランブルエッグ、ほうれん草と小松菜のソテー、紫玉葱、キャロットラペ、ソーセージと粒マスタード、農民パンとクリームチーズ、ヨーグルト、珈琲。朝刊の「首相動静」に目をとおすと、昨晩こちらが「AUX BACCHANALES」で食事中のころ、石破茂はお隣の「ホテルニューオータニ」にある中国料理店「大観苑」で会食中だったことを知る。

外出。総武線の千駄ヶ谷駅で下車。開園時刻の午前9時すぎ、「新宿御苑」を訪れる。年末の朝の「新宿御苑」は人数少なく、冬晴れと相俟って気持ちよく散歩ができる。庭園は閑散としているのだが、園内の「スターバックス」は賑わっていてほぼ満席。カプチーノを飲む。「新宿御苑」をぐるっと散策してから、「紀伊國屋書店」を目指す。新宿の街は賑わっている。「モンスナック 新宿紀伊國屋ビル店」にて昼食。ポークカレーを食べる。

「紀伊國屋書店」にて今年最後の書店遊弋。支払のレジで「郵送にしますか?」と訊かれる程度の冊数を買う。読んでいない本や再読したい本がだいぶ溜まっているので、書籍購入はしばらく控える所存。「紀伊國屋書店」の年末年始の営業時間を確認すると、元旦も営業するらしい。

山手線で新宿駅から渋谷駅に移動する。渋谷の街も賑わっている。「奥渋谷」方面まで歩いて、「SHIBUYA PUBLISHING & BOOKSELLERS」に立ち寄る。『なnD 11』を買う。松濤の高級住宅地を通って、「渋谷区立松濤美術館」へ。「須田悦弘」展を見学する。展示出品リストを見ながら作品の場所を探しまわる、例によってオリエンテーリング化する須田悦弘の展覧会。

「渋谷ヒカリエ」の「とらや」で羊羹を買う。胃の調子が不穏になってきたので、夕食を外で摂る予定を辞めて、おとなしく帰宅する。「カレーが身体に合わない」説が浮上する。そうなのかもしれない。夕食、玉子としらすを添えた白粥、絹ごし豆腐と小松菜の味噌汁、「一保堂茶舗」の煎茶。

Sunday, December 29

朝食、目玉焼きとハム、ベビーリーフと紫玉葱のサラダ、農民パンとクリームチーズ、林檎、ヨーグルト、珈琲。

読書。沢木耕太郎『深夜特急』(新潮文庫)全6巻のうち、5巻までを一気読み。「香港・マカオ」「マレー半島・シンガポール」「インド・ネパール」「シルクロード」「トルコ・ギリシャ・地中海」。今年の「沢木耕太郎 MIDNIGHT EXPRESS 天涯へ」(J-WAVE)を聴いても、『深夜特急』は「旅のバイブル」として若年層に読まれつづけているようなのだが、初読時もこのたびの再読時も、こんな不衛生な環境を旅するのは御免被りたいとの感想を抱く。旅にまつわるエピソードの面白さはさておき、本書を読むと、辛そうなので旅に出たくなくなる、と思ってしまうのだが。

夕方、山手線の目黒駅で下車。本年最終営業日の「とんき」に向かう。混み合いそうなので開店時刻の30分程前に到着するも、すでに行列ができている。開店と同時に1階のカウンターは満席となり、さらには待ちの列ができあがる。ヒレかつ定食、ビール。帰りがけに「アトレ目黒」の「成城石井」と「澤光青果」に立ち寄って、年末年始の食料品を補充するための買い物。

Monday, December 30

部屋の掃除と朝食の支度。目玉焼きとハム、ベビーリーフと紫玉葱とトマトのサラダ、農民パンとクリームチーズ、ヨーグルト、珈琲。近所の花屋で、千両など正月に飾る花を買う。年末年始の食卓のための食料品を調達するために、近所のスーパーマーケットまで。

いったん自宅に戻ってから、自転車に乗って買い物のつづき。九品仏のベーカリー「Comme’N TOKYO」で昼食のためのパンを買う。田園調布まで自転車を走らせ、物価高という現況に頓着せずカゴに食材を放り込む買い物客の多そうな高級スーパー「ナショナル田園」と「Precce」を巡る。「SAVEUR」に立ち寄ってケーキを買ってから帰途に就く。

自宅にて本年最後の映画鑑賞。『フィツカラルド』(ヴェルナー・ヘルツォーク/監督、1982年、西ドイツ)を見る。

夕方、「よなよなエール」を飲みながら読書。沢木耕太郎『深夜特急』(新潮文庫)の最終巻「南ヨーロッパ・ロンドン」を途中まで。夕食、すき焼き(牛肉、春菊、焼き豆腐、白滝、長葱)。「マルエフ」を飲む。

Tuesday, December 31

水まわりの掃除。朝食、半熟卵、ソーセージと粒マスタード、ベビーリーフと紫玉葱とトマトのサラダ、農民パンとクリームチーズ、ヨーグルト、珈琲。曇りのち晴れ。今年最後の洗濯。

神戸土産の「FREUNDLIEB」の焼き菓子と「百塔珈琲」の豆で淹れた珈琲。昼食、菜の花と蛸のパスタ。

読書。年の瀬に「紀伊國屋書店」で購入した、橋本麻里・山本貴光『図書館を建てる、図書館で暮らす 本のための家づくり』(新潮社)を読む。2020年に発売された、『BRUTUS』(マガジンハウス)の「居住空間学」特集に掲載されている住居写真と見較べると、床に直置きされた本の冊数がどうかと思う量に膨れあがっている。『BRUTUS』取材時は旧居からの本の移動の最中だったのだから当然の結果、という話の筋は理解しつつ、人の歩く通路を狭める積みあげられた本に唖然とする。

午後のおやつは「SAVEUR」のケーキと「TEAPOND」の紅茶(ミルクキャラメル)。読書。沢木耕太郎『深夜特急』(新潮文庫)の最終巻「南ヨーロッパ・ロンドン」を最後まで。「よなよなエール」を飲む。

夕食、年越し蕎麦。鶏肉とみつ葉と長葱を添えた温かい蕎麦、卵焼き、蒲鉾。「黒松剣菱」を熱燗で飲む。