Monday, August 26
気象庁による台風10号の進路予測が更新されるたびに逐一確認してわかったのは、台風の進路予測は難しいということ。日本列島に上陸する可能性自体はぶれていないものの、台風の到来する地域も日時も当初の予測からは大幅に変動している。朝食、スクランブルエッグ、ホワイトセロリとサニーレタスと紫玉葱とトマトとレモンのサラダ、バゲットとクリームチーズ、ヨーグルト、珈琲。昼食、白米、梅干し、豚肉のコチュジャン炒め、ほうれん草の塩胡椒炒め、胡麻昆布の弁当。
読書。昨日より武塙麻衣子の日記ZIN四冊『驟雨とビール』『爽やかな茸』『白ねこ黒ねこ』『頭蓋骨の裏側』を再訪中。
夕食、豚肉のナンプラー炒めとキムチとしらすと茗荷を添えた素麺。「キリンクラシックラガー」を飲む。水曜日から飛行機に乗って出張の予定。本日ある程度の荷物をまとめてしまう。二泊三日なのでスーツケースに詰め込んだ支度にはまだ余白があるが、仕事なのでノートパソコンを持参する必要がありトータルの重量としては結構重い。
台風10号は進路予測が難しい台風なのか、それだけ大きければ外れないだろうと思う予報円になっている。
Tuesday, August 27
朝食、目玉焼きとベーコン、サニーレタスと紫玉葱とトマトとレモンのサラダ、バゲットとクリームチーズ、ヨーグルト、珈琲。出勤時間帯に沛然として驟雨が来る。雨雲の推移を見計らって、晴れ間が見えた瞬間にバス停に向かう。昼食、白米、梅干し、豚肉とほうれん草の塩胡椒炒め、胡麻昆布の弁当。夕食、レタスと玉子の炒飯。「よなよなエール」を飲む。
Wednesday, August 28
午前4時起床。当初の予報では今頃関東地方に接近していたはずの台風10号は、いまだ沖縄よりも南に位置している。タクシーと電車とバスを駆使して羽田空港の第3ターミナルに向かう。新型コロナウイルス流行の期間を挟んでの久方ぶりに訪れた羽田空港。航空券を発行してスーツケースの預入手続きをおこなう。以前は係員がすべてやってくれた荷物の預入作業は、手荷物タグを自分で貼り付けて自動手荷物預け機を使用する、乗客が自力でやる方式が主流に変わっていた。羽田空港第3ターミナルで早朝からやっている数少ない飲食店のひとつ「つるとんたん」で朝食。玉子とじのうどんを食べる。
日本航空の便にて台北松山空港に向かう。飛行機は日本列島を横断して台風を避けるように長崎あたりまで向かい、東シナ海を南下する。離陸後すぐに機内食が出されたが、朝からうどんを食べているので殆どを残す。台湾時間の午前11時半頃に到着。久しぶりの海外渡航で入国カードの記入を忘れたまま入国審査の行列に並んでしまい、突き返されてふたたび並び直す破目に。しかし自己申告でしかない入国カードの記載内容にどれほどの意味があるのだろう。
現地の駐在員が空港まで迎えに来てくれたので、海外子会社の入居する建物までタクシーで移動。夏の台湾は予想どおりの辟易する湿度で蒸し暑いのだが、街中を往来する人びとの服装を見ると結構な割合で長袖を着ているのに驚く。オフィスや商業施設の建物内部で冷房が強烈なことが多いためとのこと。たしかに宿泊したホテルのフロントも極寒で、冷房が効きすぎの室内から湿気だらけの外に出ると、眼鏡のレンズが曇る。中に入ってならともかく、外に出て眼鏡が曇る体験は稀である。
取引先との打ち合わせを終えてから、ホテルでのチェックインを済ませて、少し街を歩く。道路を走る原付バイクの数に圧倒される。街中の看板に目をやると、やたらと日本語の表記がある。夕食は、点心料理店の「杭州小籠湯包 民生東路店」にて。似たようなメニューを揃える日本にも店舗のある「鼎泰豐」は、有名になりすぎて行列が酷すぎるうえに価格も上がっており、こちらの店のほうがお勧めとのこと。
Thursday, August 29
台湾では朝食を外で食べるのが一般的とのことだが、観光旅行ではないので大人しくホテルにて。取引先との打ち合わせのためタクシーで移動。途中で『台北暮色』(ホァン・シー/監督、2017年、台湾)で見た道路を走る。取引先との打ち合わせ。この打ち合わせの内容だけで今回の出張の意義はあったと思う、情報量の多い会議となる。昼食はタイ料理の店「雲城泰式料理」にて。午後は社内での会議。窓の外では雷鳴が轟き、地面を叩きつける雨が降る。夕食は「青葉 中山店」にて。老舗の台湾料理店とのこと。台湾の夜市のひとつ「饒河街観光夜市」を案内してもらう。
Friday, August 30
一昨日と昨日で想定外に濃厚な仕事量でどっと疲れる。午前中は事務作業。午後には帰りの便に乗る。帰りがけに店の人が色々と試飲させてくれた台湾茶の専門店「松山茗茶」で烏龍茶を買ってから、タクシーで台北松山空港に向かう。仕事の疲れと連日の飲食で胃の調子がひどく悪くなったようで、空港の「品川蘭」で注文した牛肉麺は大半を残してしまい、帰りの飛行機では客室乗務員に機内食は不要の旨を伝える。亜熱帯地域(台湾)から亜熱帯化している地域(東京)に移動。台風の影響で着陸時に飛行機が少し揺れる。羽田空港からバスとタクシーを使って帰途に就く。
Saturday, August 31
胃もたれと疲労がどっとでたのでラジオを聴きながら終日安静に過ごす。洗濯とアイロンがけ。夕食、白米、生海苔佃煮、茄子と小松菜の味噌汁、鯵のひらき、胡麻昆布、刻み海苔と生姜を添えた冷奴、「丸八製茶場」の棒茶。
Sunday, September 1
身体の怠さが抜けず、快復途上のまま九月を迎える。予測が当たらなかったのもやむを得ないと同情を誘うほどに台風10号の進路は迷走している。朝食、目玉焼きとベーコン、サニーレタスとトマトのサラダ、バゲットとクリームチーズ、ヨーグルト、珈琲。洗濯と掃除。「ANTENOR」のレーズンサンドと「丸山珈琲」の豆で淹れた珈琲で休憩。
近所のスーパーマーケットまで食材の調達に赴く。昼食、海鮮丼(鮪、生卵、しらす、小葱、刻み海苔)、大根と若布の味噌汁。「生茶」を飲む。来週末の予定を組み立てる。
東京は台湾並みの蒸し暑さで、台湾並みにスコールのような雨が降る。時折、雷鳴。夕食、白米、大根とほうれん草の味噌汁、貝の磯和え、酢と辣油で炒めた豚肉と小葱、「丸八製茶場」の棒茶。