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Monday, September 25

午前4時15分起床。窓を開けると外は肌寒く、ようやく秋めいてきた。読書。読みさしの東浩紀『観光客の哲学 増補版』(ゲンロン)を最後まで。つづけて東浩紀『訂正可能性の哲学』(ゲンロン)に手をのばす。久しぶりに五反田の「おにやんま」で温かいうどんを食べる。夜、映画鑑賞。『楽園の瑕 終極版』(ウォン・カーウァイ/監督、香港)を見る。

Tuesday, September 26

平日の献立は朝食がいちばん品数が多い。半熟卵、厚切りベーコン、玉葱のグリル、キャロットラペ、サニーレタスと紫玉葱のサラダ、パンドミとチーズとブルーベリージャム、ヨーグルト、珈琲。昼食は常備菜を詰め込んだお弁当。夕食、持ち帰り寿司。「サッポロビール黒ラベル」を飲む。通勤電車内での読書は何度読んでもよくわからない小説『闇の奥』(中野好夫/訳、岩波文庫)を再訪。夜、細野晴臣「Daisy Holiday!」(InterFM)を聴いたらゲストに中沢新一が出ている。

Wednesday, September 27

夕食、ピーマンと紫玉葱を添えた「negombo33」監修のポークビンダルー。「サントリー プレミアムモルツ」を飲む。Amebaの生中継で将棋の王座戦(永瀬拓矢vs.藤井聡太)を視聴する。いまの将棋中継はAIによる優劣の評価値が表示されるが、圧倒的優勢を示していた永瀬拓矢がミスにより一瞬で劣勢に立たされる「人間同士の戦い」を目のあたりにする。

Thursday, September 28

蒸し暑さが戻る。読書。東浩紀『訂正可能性の哲学』(ゲンロン)を読み終える。泥酔して失態を繰り返す人が書いたとは思えない知的刺激に満ちた本。泥酔することと知的であることは共存する。夕食、白米、油揚げと玉葱の味噌汁、焼き魚(ホッケ)、塩揉み胡瓜と若布とキムチの小鉢。「サントリー プレミアムモルツ」を飲む。

Friday, September 29

会社帰り、駅前で多くの人が夜空にスマホのカメラを向けている。本日は中秋の名月と満月がおなじ稀な日とのこと。過去と較べてスマホのカメラ機能の性能は格段に向上したが、夜空に浮かぶ月を撮影した写真は未だどれも微妙で、肉眼で見えているものとだいぶ違う。夕食、白米、長葱と絹ごし豆腐の味噌汁、豚しゃぶ肉、薩摩芋、茄子と赤パプリカの煮浸し。「サッポロビール黒ラベル」を飲む。

Saturday, September 30

午前4時に起床。早朝にリモートで仕事を済ませる。近所のスーパーマーケットで買い物を済ませたあとは、ラジオを聴きながら水回りの掃除と本と雑誌の整理整頓で一日が終わる。重労働。夕食、牛豚挽肉とほうれん草と大蒜の蒸し餃子、卵と若布と長葱の中華風スープ。「サッポロビール黒ラベル」を飲む。

Sunday, October 1

10月なのに最高気温30度の真夏日の予報。前日、物を運んだりしゃがんだりを繰り返す部屋の掃除に励んだ結果、身体の節々が筋肉痛になる。朝食、半熟卵、サニーレタスと紫玉葱のサラダ、トマト、キャロットラペ、鶏ハムとチーズを挟んだホットサンド、ヨーグルト、珈琲。岩波書店のPR誌『図書』10月号を読む。外出。道中の読書は藤本和子『砂漠の教室 イスラエル通信』(河出文庫)。千代田線に乗って乃木坂駅下車。開店前の「銀座ウエスト 青山ガーデン」に向かう途中にある陰鬱な矯正施設のような古びた建造物はなんだろうと思ってGoogleマップで調べたら「青山衆議院議員宿舎」だった。少し古い記事だが日本経済新聞によると家賃は月2万1600円とのこと ((議員宿舎、高さも家賃も大きな差))。「銀座ウエスト 青山ガーデン」にて午餐。ゆとりのある落ち着いた店内にて、オムレツとケーキと珈琲。千代田線と半蔵門線を乗り継いで神保町駅下車。休業日の店舗が多いためか日曜日の神保町古本街は閑散としている。「東京堂書店」にて新刊本を物色し、それなりの量の書籍を抱えてレジにもっていく。合計金額が一万円を超えて送料無料なので、これから読む本を一冊抜いてあとは宅配にしてもらう。書店をあとにして三田線に乗って白金台駅下車。「Jubilee Coffee and Roaster」で珈琲豆を買ってから、東京都庭園美術館に向かう。本日は都民の日ということで庭園も展覧会も入場無料なので大賑わい。展覧会は入場制限がかかっており長蛇の列ができていて、展示は普通にチケットを買って別の日に訪れたほうが賢明ではと余計なお世話なことを思う。芝庭に赴いて開館40周年記念のイベント「ジャズとダンスの祝宴 マチネ」を見学する。旧朝香宮邸を舞台とするに相応しい洒落た演出でとてもよかった。夕食は目黒の「とんき」にて。ヒレかつ定食と瓶麦酒。「成城石井」で調味料を買ってから帰途に就く。