Wednesday, March 8
売り場が縮小されてしまったブックファースト新宿店を偵察に行く。だいぶ本の量が減った気がする…。外国文学や選書の棚は削られ、人文系コーナーは地下2階に追いやられ、スペースも減らされてしまった。この本屋の人文書のコーナーはゆとりがあって広々としていて、本を見るのが本当に快適だったのに…。売り場を少なくして何が入るのかといえば、手頃な価格の家具屋(NOCE)と100均(ダイソー)で、もう本当に、いよいよ感が漂ってきたな。
Saturday, March 11
今日で東日本大震災から12年が経つ。あの日のことをわすれることはないものの、印象はどうしたって年々色褪せていってしまう。それでもいつでも意識的でいることはできる。
田園調布駅の旧駅舎で本日4時間だけ開かれている「田園調布の100年 写真展」を観る。自由が丘のTODAY’S SPECIAL、IDEE SHOPで買い物して、MILK LAND HOKKAIDO→TOKYOにてソフトクリームを食べる。めちゃめちゃ美味しくてびっくり。花屋でミモザの花束を買い、新しくできたvirtusというワイン店でルーマニアの赤ワインを1本買う。店員さんが、どんどん聞いてくださいという雰囲気を醸し出していたので、「赤、辛口、フルボティの東欧ワインでおすすめはありますか、たとえばルーマニアとか…」と言ったら「おお、いいとこついてきますね!」と返され、あまり東欧のワインなど求める人がいないので嬉しい、と喜んでくれて楽しかった。
夜は、ロールキャベツ、ルーマニアの赤ワイン、ビール。早速ワインを開けてみた。とても綺麗なルビー色をしている。YouTubeで「山田五郎オトナの教養講座」を視聴する。今回は取り上げるのはマリー・ローランサン! しかもBunkamuraミュージアムとのタイアップ企画だからなのか、1時間という長尺で最高だ。もともとマリー・ローランサンは少女趣味の商業絵画として一段低い扱いを受けており、山田五郎も似たような印象で絵の区別がつかないな…くらいに思っていたそうなのだが、2011年にフランスの伝記作家ベルトラン・メイエ=スタブレがマリー・ローランサンの伝記を著してヒット、生誕130周年となる2013年に開かれた回顧展をきっかけに再評価が起こった、とのこと。つい最近のことだったのだなあ。今年は年初のBunkamuraミュージアムの展覧会に、年末(12月)から始まるアーティゾン美術館でのマリー・ローランサン展と展示が続くのもそうした流れがあってのことなのだろうか。いずれにせよマリー・ローランサンファンとしてはとても嬉しい。