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Thursday, January 19

いつも聴いているクリス智子のラジオ番組にPenthouseが出ていて、彼らといえばメンバー全員働きながら音楽活動をしている印象が強かったが、浪岡真太郎がついに退職してミュージシャン一本になったというニュースを以前聞いて「ほう」と思ったのだけど、現在は6人のうち4人が会社員を続けているそうで、大島真帆が、いまは会社のほうも有給休暇取得を推奨しているので休みも取りやすいし活動はしやすい、と話すのを聞いてつくづく時代は変わったなと思った。昔は会社員しながら、ラジオやテレビに頻繁に出るような(つまり完全なアマチュアではなく)音楽活動をするなんて考えられなかった。アマチュアとしてやっていた人はたくさんいただろうけれど。今のような、まさに会社員/ミュージシャン折半のやり方の元祖ってSpangle call Lilli line? ((あ、小椋佳がいたな。と思ったけれど、Wikipediaによると、会社員時代は“ほとんど表舞台に出ないアーティストとして活躍する”と書いてあるからそうすると違うかな。あっ、そしたらもしかして吾妻光良が正解か?!)) そういえばYONA YONA WEEKENDERSの磯野くんがラジオにゲストで出た時に「きょう有休取って来ました」と言っていたの微笑ましかったな。

Saturday, January 21




外出。まずは三軒茶屋へ。生活工房ギャラリーで「岡本仁の編集とそれにまつわる何やかや。」を観る。岡本仁チルドレンのわたし。岡本仁はさりげないけどやはり見せ方が巧い。乃木坂へ移動。

国立新美術館で「DOMANI・明日展 2022-23 百年まえから、百年あとへ」を観る。最初の展示は近藤聡乃。『ニューヨークで考え中』の原画を中心とした展示で、わたしは原画というものにあまり興味がないのだけど、彩色された原稿はいつものモノクロとは大きく印象が違って新鮮だった。『天然生活』に掲載されたものだそう。こういうのは単行本には収録されなさそうな気がするが、どうだろうか。もともと大好きな石塚元太良のほか、大﨑のぶゆきの作品が良かった。なんとなくゲルハルト・リヒターの雰囲気を醸し出していて、なぜドイツに研修に行った人の絵は皆リヒターみがあるの? わたしの偏見か?

ランチは美術館内のBrasserie Paul Bocuse Muséeにて、豚のコンフィ、クリーム・ブリュレ、赤ワイン、珈琲。五反田へ。などや島津山で「原嶋亮輔 with」を観る。代官山へ。代官山ヒルサイドテラスのアートフロントギャラリーで「中谷ミチコ デコボコの舟/すくう、すくう、すくう」を観る。斜向かいの蔦屋書店に久しぶりに向かう。噂に聞いていたとおり、CDやDVDのレンタルはもうやめてしまったようでラウンジになっていた。文芸コーナーは一部が子どもの玩具コーナーに変わっていた。料理本を一冊購入。

渋谷へ。SHIBUYA PUBLISHING&BOOKSELLERSとMARUZEN&ジュンク堂書店に寄る。東急百貨店本店はついに今月末で閉店だ。子どもの頃から慣れ親しんだ場所なので、また再開発で新たな姿になるとはいえ、寂しい。閉店セールということでMARUZEN&ジュンク堂書店は混雑しており、お会計が長蛇の列だったので本を買うのはあきらめることに。閉店のお知らせのポスターや外観を写真に収める。Bunkamuraミュージアムはもう少し続くのでまた展示を観に来るだろうし、あまりセンチメンタルになりすぎないようにしたい。