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Monday, May 1

大型連休の谷間。通勤電車は普段より若干空いている。読書。ハンナ・アレント『人間の条件』(志水速雄/訳、ちくま学芸文庫)を読む。夕食、レモンクリームパスタ。「ヱビスビール」を飲む。海野弘死去の報せ。夜、岩波書店のPR誌『図書』を読む。

Tuesday, May 2

会社からの帰宅後、明日からの小旅行のための荷造りを済ませる。夕食、「sakana bacca」のばらちらし、しじみの味噌汁。「ヱビスビール」を飲む。

Wednesday, May 3

大型連休の只中に観光地を訪れるという暴挙の旅。東京駅から始発の東海道・山陽新幹線に乗って広島に向かう。弁当を調達するために立ち寄った東京駅構内の「駅弁屋 祭」は大混雑の狂騒。新幹線車内はすべて満席で自由席から溢れでた人がデッキや通路にも屹立している状況とのアナウンスが流れる。早割を駆使してグリーン車を選択したのは正解だった。車内ではrei harakamiのアルバムを聴きながら窓の外の風景を眺めてすごす。広島駅到着後、タクシーで宿泊先のホテル「THE KNOT HIROSHIMA」に移動して荷物を預ける。直前までの予報では不穏な天気を予告していたが、幸にして晴れ。平和記念公園を少し歩いてから、タクシーで今回の旅の目的地のひとつである広島市現代美術館に向かう。美術館併設のカフェ「KAZE」で鶏のグリルとドフィノワとサラダ、チーズケーキ、アイスコーヒーの昼食を摂ってから、「Before/After リニューアルオープン記念特別展」を見学する。美術館からタクシーで「カトリック幟町教会 世界平和記念聖堂」に移動。教会の歴史や構造についてボランティアの方からの説明を受けながら建物内部を見学する。市電に乗って移動し、「おりづるタワー」にて市内を一望する。「広島日の出ラガー」を飲む。夕暮れ時の平和記念公園をゆっくり歩いてホテルに戻る。夕食はホテル併設のレストラン「MORETHAN」にて。マリナーラピザ、シーザーサラダ、ポテトサラダ。「瀬戸内ヴァイツェン」を飲む。最後に赤ワインのボトルを注文するも飲みきれず、部屋に持ち帰る。

Thursday, May 4

早朝、6時前にホテルをでて山陽本線に乗って宮島口駅に向かう。フェリーに乗って宮島に向かう。朝早い時間帯であるがフェリーはほぼ満員。はじめての厳島神社。清盛神社、大願寺、豊国神社をめぐってから、「博多屋」で紅葉饅頭を買って「お食事処 梅山」で穴子丼を食べる。「GEBURA」でレモネードを買って周辺を散歩。早起きには慣れているので早朝から動き出したのが功を奏し、一大観光地の宮島で行列に並ぶことなくすごす。午前10時の段階で厳島神社の参拝はすでに長蛇の列。フェリーで宮島口に戻って商業施設「etto」内の「しかとレモン」と「伊都岐珈琲」で買いもの。一旦ホテルに戻り、「Peace Blvd」でアイスコーヒーをテイクアウトして、平和記念公園を抜けてひろしま美術館まで歩く。箱根のポーラ美術館での会期中には行けなかった「ピカソ 青の時代を超えて」を広島にて鑑賞。早めの夕食は「そごう広島」内の「お好み焼 みっちゃん総本店  雅」にて。混雑を恐れて午後3時すぎという中途半端な時間帯に向かったにもかかわらず1時間くらい待つ。ホテルに戻り、日暮れまで屋上のバーで「広島レモンエール」を飲む。

Friday, May 5

広島最終日。小雨のち曇天。ホテル併設のレストラン「MORETHAN」にて朝食。開店前から並んでいたので助かったもののあっという間に満席になる。混雑期間中の旅は早めに行動しないと当初の予定が狂ってしまう。ホテルをでて開館30分以上前に広島平和記念資料館に向かうも既に20人程の行列ができている。志賀賢治『広島平和記念資料館は問いかける』(岩波新書)にも混雑が課題だと書いてあったが、開館時刻の頃には大行列になっていて、丹下健三設計のピロティ構造が行列客を直射日光や雨から守る機能を果たしている。資料館をしっかり見学してからミュージアムショップで『展示ガイドブック』(広島平和記念資料館)と小堺吉光『ヒロシマ読本』(広島平和文化センター)を買う。「広島アンデルセン」に向かい「アンデルセンキッチン」で昼食。瀬戸内産真鯛のグリル春野菜添え、ブレッド、はちみつレモンのレアチーズケーキ、珈琲。パン以外の商品もいろいろ販売している1階で、ワインや珈琲豆や調味料を買う。袋町小学校平和記念資料館、爆心地の碑、広島市平和記念公園レストハウス、国立広島原爆死没者追悼平和祈念館をめぐってから荷物を取りにホテルに戻る。「MORETHAN」で「瀬戸内ヴァイツェン」を飲んで休憩。タクシーで広島駅まで。駅併設の商業施設「ekie」にて弁当とビールを買って新幹線に乗り込み帰途に就く。

Saturday, May 6

通常運転の日常に戻る。洗濯と部屋の掃除。朝食、チーズと紫玉葱とマヨネーズのホットサンド、茹で卵、ソーセージ、トマトとベビーリーフとサニーレタスのサラダ、ヨーグルト、珈琲。近所のスーパーマーケットで買いもの。風が強い。昼食、白米、しめじとほうれん草の味噌汁、鮪の刺身、大根のつま、「一保堂茶舗」の番茶。近所の花屋に出向いて花と植物を調達する。ドウダンツツジが店頭に並んでいる。広島土産を開封して「御菓子所高木」の「ひろしま檸の菓」を食べる。珈琲と読書。「居住空間学」特集の『BRUTUS』(マガジンハウス)、『UP』5月号(東京大学出版会)、『みすず』5月号(みすず書房)。アイロンがけ。夕食、鶏肉のグリル、マヨネーズソース、サニーレタスと紫玉葱と赤黄パプリカとレモンのサラダ、石窯パン、オリーブオイル、京都の「仔鹿」で買ったオーストリアの白ワイン。YouTubeで「山田五郎オトナの教養講座」の岸田劉生の回を視聴する。

Sunday, May 7

連休最終日。雨。朝食後、「博多屋」の紅葉饅頭と「広島アンデルセン」で買った豆で淹れた珈琲で休息。読書。小堺吉光『ヒロシマ読本』(広島平和文化センター)を読む。昼食、焼豚と小葱と茹で卵を添えた醤油ラーメン。午後も読書。国立広島原爆死没者追悼平和祈念館の企画展「空白の天気図 気象台員たちのヒロシマ」を見学して、被爆した広島の気象台員たちの「概要」は理解したものの「詳細」を知りたくて、Amazonで注文した柳田邦男『空白の天気図』(文春文庫)を読む。夕食、シーザーサラダ(ロメインレタス、ハム、紫玉葱、クルトン)、鰯と香味野菜のペペロンチーノ。「マルエフ」を飲む。