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Monday, April 10

桜の花が散り、新緑の季節が訪れる。読書。坂口ふみ『〈個〉の誕生 キリスト教教理をつくった人びと』(岩波現代文庫)を途中まで。富岡多恵子の訃報を伝える報道文を確認すると喪主は夫の菅木志雄。夕食、春キャベツと生ハムのペペロンチーノ。「プレミアムモルツ 香るエール」を飲む。夜、白水社のPR誌『白水社の本棚』を読む。

Tuesday, April 11

読書。坂口ふみ『〈個〉の誕生 キリスト教教理をつくった人びと』(岩波現代文庫)を最後まで。

キリスト教があらゆる出来事と存在の真髄として説くのは、個々の人間の心の救いであり、そのために一回一回独自の仕方で、つまりいわば単独者として働く、神の行為と愛である。その神への愛と隣人への愛である。愛のめざすものはいつも単独者としての単独者である。そこにはかけがえはない。そのとき、この思想の中で「個としての個」という概念が独立なものとして生まれ出てきても、けっして意外とはいえない。このように、「個としての個」へと思考の焦点が集まってくるということはしかし、アリストテレスまでの古典的ギリシア的思考の射程内では起こりえないことであった。ギリシア的にいえば、このような「概念」は自己矛盾だと考えられたであろう。したがって、この概念を独立に特定してとりだすことは、ギリシア的概念や用語を使って考えるキリスト者たちにとっても、当然きわめて困難なことであった。それがニカイア以来の混乱して苦渋にみちた理論化と論争の道程を形づくった。(p.315)

会社帰りに夕食として最寄りの「東急ストア」で持ち帰り寿司を買って帰る。「ヱビスビール」を飲む。

Wednesday, April 12

本日の読書は星野太『食客論』(講談社)。九鬼周造の論をおもしろく読む。夕食、アボカドと生ハムのレモンクリームパスタ。「ヱビスビール」を飲む。

Thursday, April 13

会社近くの鮨屋で持ち帰りではない鮨を食べる。

Friday, April 14

読書。和田博文『日本人美術家のパリ 1878-1942』(平凡社)を読む。会社帰りに渋谷駅で下車し、渋谷スクランブルスクエアに立ち寄って買いもの。「紀ノ國屋」で調味料を買って「治一郎」でロールケーキを買って「THIERRY MARX LA BOULANGERIE」でパンを買う。

Saturday, April 15

体調を崩して寝込む。

Sunday, April 16

恢復途上のなかでの食事は、ボイルソーセージ、マヨネーズソース、サニーレタスとトマトとツナとコーンと紫玉葱のサラダ、バゲット。お酒は控えて炭酸水を飲む。YouTubeで「山田五郎のオトナの教養講座」の佐伯祐三の回を視聴する。健康なときもラジオをよく聴いているが、体調を崩したときのお供にも助かるラジオ。いま現在「radiko」のタイムフリー機能や「らじる☆らじる」の聴き逃し配信サービスを駆使して聴いているラジオ番組一覧を羅列してみると、以下のとおり結構な数ある。
NHKFM:「クラシックカフェ」「音楽の泉」「名演奏ライブラリー」「ウィークエンドサンシャイン」「世界の快適音楽セレクション」「洋楽グロリアスデイズ」
InterFM:「Tokyo Crossover Radio」「TOKYO MOON」「Barakan Beat」「Daisy Holiday!」「Lazy Sunday」
J-WAVE:「FLIP SIDE PLANET」「ORIENTAL MUSIC SHOW」「JUN THE CULTURE」「Travelling Without Moving」「VOICE OF FOOD 味な副音声」「OTOAJITO」「WORLD AIR CURRENT」
TOKYO FM:「サンデーソングブック」「MUSIC AIRSHIP シティポップ レイディオ」「村上RADIO」
Fm yokohama:「Travellin’ Light」「SEA SIDE CLASSIC」
ラジオ日本:「ラジオ名盤アワー」
α-STATION FM KYOTO:「Everyday Story」「NICE POP RADIO」「FLAG RADIO」「α-MIDNIGHT JAZZ」