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Monday, February 27

疲弊する残業。夕食、きのことベーコンのガーリックパスタ、「無印良品」のジュレック(ライ麦の発酵スープ)。「キリンクラシックラガー」を飲む。どっと疲れて食後すぐに就寝。

Tuesday, February 28

二月最終日。読書。筑摩書房のPR誌『ちくま』に掲載されていた毛利嘉孝の書評を読んで気になり先週末「青山ブックセンター」で購入した、水越伸『メディアの生成 アメリカ・ラジオの動態史』(ちくま学芸文庫)を昨日から読んでいる。文庫化にあたっての補論で、執筆当時における文献渉猟や理論的射程の限界を著者は語るも、おもしろく読む。残業。夕食は五反田の「おにやんま」で肉うどんを食べる。帰宅後に「宮治淳一のラジオ名盤アワー」(ラジオ日本)を聴きながら「ヱビスビール」を飲む。最近はラジオばかりを聴いている。

Wednesday, March 1

『図書』3月号(岩波書店)を読む。夕食、きのこのピラフ、「無印良品」のポーランドの豆のスープ。「ヱビスビール」を飲みながら「村上RADIO」(TOKYO FM)を聴く。

Thursday, March 2

読書。外岡秀俊『北帰行』(河出文庫)を読む。

万年床にもぐり外岡秀俊「北帰行」を読む。この昭和28年生まれの東大生の作家は随分とむつかしい字や言葉を知ってはるなア。感心するぜ。テレビ局の若いダチがオレに、村上龍の芥川賞作品よりはイイですよ、といってたけど、村上さんにしても外岡さんにしても、まわりくどいような難解なような文章があるのは、若い純文学作家の特性なのかね。そんなことを考えたりするのは、オレがガクのないノウテイ野郎のせいか? もっともっと勉強しなければと思います。(殿山泰司『JAMJAM日記』ちくま文庫、p.192)

夕食、白米、しめじと豆腐の味噌汁、豚肉の生姜焼き、キャベツの千切り。「キリンクラシックラガー」を飲む。夜「Sound Travelogue~沢木耕太郎、日本を旅する」(Fm yokohama)を聴く。

Friday, March 3

朝早く会社に行って夜遅く会社から帰ってくる。

Saturday, March 4

中央線に乗って三鷹駅に到着。道中の読書は『みすず』3月号(みすず書房)と外岡秀俊『情報のさばき方 新聞記者の実戦ヒント』(朝日新書)。駅前の「マクドナルド」でフィレオフィッシュを食べてから、三鷹市美術ギャラリーで「合田佐和子展 帰る途もつもりもない」を見学する。台所傍の狭い場所で油絵を描いていたため微妙にデッサンが狂って独特の効果をあげることになったとの指摘が印象に残る。三鷹の本屋めぐり。まずは北口方面から「水中書店」に立ち寄って三冊買う。「りんてん舎」に赴くも都合により15時開店とのことで入れず。今度は南口方面に向かって「UNITÉ」で一冊買う。三鷹駅に戻る途中「パレード」でレコードを物色。中央線で隣の吉祥寺駅まで。相変わらず吉祥寺駅前は一体なぜこんなに人が溢れかえっているのかと思う混雑ぶり。「百年」で一冊購入して「有職たい菓子本舗 天音」で買った鯛焼きを食べてから、井の頭線で下北沢駅まで。「BONUS TRACK」を彷徨いてから「SCHMATZ」でドイツビールとソーセージを食べて休憩。帰途に就く。夕食、いくらと蓮根と人参と油揚げのちらし寿司、豆腐ときのこのお吸いもの。「キリンクラシックラガー」を飲む。YouTubeで「山田五郎オトナの教養講座」のフェリシアン・ロップスの回を視聴する。

Sunday, March 5

曇天。三寒四温で本日は「寒」の一日。部屋の掃除。洗濯。朝食後、近所のスーパーマーケットで食料品の調達を済ませる。昼食は「新宿中村屋」の南インドキーマカレー。クラシック音楽を部屋に流しながら「横濱ハーバー」のダブルマロンと珈琲をお供に読書。先日「青山ブックセンター」で購入した林央子『わたしと『花椿』 雑誌編集から見えてくる90年代』(DU BOOKS)のページをめくる。資生堂のPR誌『花椿』については、林央子が編集から離れた後の2000年代以降しか具体的には知らないものの、90年代のファッションの動向を紐解くための証言として興味ぶかく読む。夕方「ギネス」を飲みながら昨日「UNITÉ」で購入したポール・ヴァーゼン『ポール・ヴァーゼンの植物標本』(堀江敏幸/文、リトルモア)を読む。湯島の古道具店「ATLAS」店主が南フランスの蚤の市で見つけた植物標本の写真の合間に、堀江敏幸による文章が挟まった一冊。夕食、鮪のたたきと生卵としらすと小葱をのせた海鮮丼、豆腐とほうれん草の味噌汁、貝の磯和え。「キリンクラシックラガー」を飲む。