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Monday, November 7

読書。板橋拓己『分断の克服 1989-1990 統一をめぐる西ドイツ外交の挑戦』(中公選書)を読む。体調は低空飛行。ワクチン接種の副反応なのか元々の体調の悪さなのかの判別がむずかしい。頭痛の原因特定のために午後半休を取得して向かった先は脳神経外科。頭部MRI検査の結果、脳動脈解離が生じる可能性は低いもののゼロではないので一週間程経過を見てから再検査をすることに。夕食、太巻き寿司、ほうじ茶。

Saturday, November 12

今週の体調は絶望的で、あまりの頭痛の酷さに水曜日は丸一日寝込んだ。脳内の血管がブチ切れている致命的な症状でなければ、頭痛には緊張型頭痛、片頭痛、薬物乱用頭痛、群発頭痛があることを知る。原因は不明のままだが、イブやロキソニンの愛好家としては薬物乱用頭痛の可能性も否定できない。本日も頭痛。体調は芳しくないものの、買い物のために電車に乗って渋谷まで向かう。「渋谷スクランブルスクエア」の「TSUTAYA BOOKSTORE」、「渋谷ヒカリエ」の「TODAY’S SPECIAL」「LE PAIN de Joël Robuchon」「AND THE FRIET」にて。帰宅途中、田園調布の「Precce」と「SAVEUR」に立ち寄る。夕食、白米、しらす、絹ごし豆腐とほうれん草の味噌汁、鮪の刺身とかいわれ、数の子の松前、白菜の漬物、ほうじ茶。読書。小沼丹『藁屋根』(講談社文芸文庫)を最後まで。

Sunday, November 13

そして頭痛はつづく。朝食、目玉焼き、ソーセージ、玉葱とピーマンとトマトのグリル、パンドミとクリームチーズ、ヨーグルト、珈琲。きのう購入した雑誌二冊を捲りながら「SAVEUR」のケーキと珈琲。目をとおした雑誌はロンドン特集の『FUDGE』(三栄)と京都特集の『POPEYE』(マガジンハウス)。台所の掃除ののち昼食。白米、絹ごし豆腐と長葱の味噌汁、赤魚の干物、白菜の漬物、番茶。午後は読書。先日神保町の「東京堂書店」で購入した積読本より、四方田犬彦『さらば、ベイルート ジョスリーンは何と闘ったのか』(河出書房新社)を読む。映画作家ジョスリーン・サアブをめぐるドキュメント。跋文によれば、元々は彼女の語るエピソードを導きの糸に幻想小説の執筆を進めていたとのことだが、訃報を受けて小説は破棄し、伝記的事実を残しておくことに注力したとのこと。小説だったら手に取らなかったと思うので、ノンフィクションに切り替えてもらって本当によかったと読後に感じたのは、とても面白い内容の本だったので。夕食、豚挽肉とほうれん草の焼売、卵とほうれん草の中華風スープ、番茶。