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Monday, May 23

日本橋から銀座まで歩いた昨日、人と人との距離が十分に確保できている道幅の広い歩道にもかかわらず、日本政府の通達に逆らって誰も彼もがマスクをしている。生粋の愛国者なので日本政府の助言に対しては忠実に従おうと、陽射しの照りつける初夏の天候なかでマスクを着用する気などさらさらないスタンスでいるのだが、その振る舞いは圧倒的に少数派である。街中は非国民で溢れている。日本人のマスク着用に固執するさまを、従来からマスクをする習慣が日本では定着しているからとの所説を披瀝する者がいるが、それは歴史の捏造でしかない。新型コロナウイルス流行以前において、初夏から真夏にかけて街中でマスクをしている人間を見ることなど希少であったはず。マスク着用率と感染者数の推移にあまり関連性を見出せなくなっている現況において、気休め以上の効果がどれほどあるのか疑わしく思っているが、こういうと堀江貴文などの言説と大差ないことになるのだがそれは本意ではない。本日の読書は吉田健一『東京の昔』(中公文庫)。初読。過去の日記を検索してみると西日暮里にあった頃の「古書ほうろう」で2014年2月に購入した古本。会社帰りに最寄りのスーパーマーケットで夕食のために寿司を買う。夜、映画鑑賞。『ブルー・スカイ』(スチュアート・ヘイスラー/監督、1946年)を見る。ビング・クロスビー、フレッド・アステア、ジョーン・コールフィールド。

Tuesday, May 24

出勤から退勤まで怒涛の忙しさでどっと疲れる。読書。吉田健一『東京の昔』(中公文庫)を最後まで。夕食、小葱をのせた鱈子パスタ、ビール。夜、読みさしだった『現代思想2022年6月臨時増刊号 総特集=ウクライナから問う』(青土社)を最後まで。

Wednesday, May 25

残業。夕食、五目炊き込みごはん、豚汁、ビール。

Thursday, May 26

有給休暇の日数より休日出勤の日数のほうが上回る昨年度の非道な労働環境を改善すべく、計画的に有給休暇を取得する。しかし直近の数日が多忙化し、意図に反して無理やり休んでいる感満載となってしまう。休暇の目的のひとつ、古いiMacとMacBook Airにあるファイルを移行する地味な作業をおこなう。簡単に終わるかと思いきや、ファイルの量が膨大で本日中には完了しないことがわかり、設定だけしてあとは放置する。休暇の目的ふたつめ、昨年買ったジャン=リュック・ゴダールのブルーレイ・コレクションに手をつける。『気狂いピエロ』(1965年)、『中国女』(1967年)、『恋人のいる時間』(1964年)を鑑賞。

Friday, May 27

パソコン及び音響機器まわりのレイアウト変更を思い立って、明日家電量販店で買うものリストを作成。とりあえずの前準備として、会社帰りに「無印良品」に立ち寄ってコンセントと延長ケーブルを買う。夜、『ちくま』6月号(筑摩書房)を読む。

Saturday, May 28

早朝から部屋の模様替えに精を出す。リビングにあるスピーカーをいまと反対側の本棚のほうにもっていく大移動。湿気は少ないものの外は夏の陽射しで、汗だくになってしまいシャワーを浴びてから外出の支度。山手線に乗って有楽町駅着。銀座の「AUX BACCHANALES」で早めの昼食を摂ろうと11時過ぎに訪れるも、あと30分遅かったら入れなかったかもしれない程に盛況の店内。本日の魚料理、ニース風サラダ、ギネスを注文する。有楽町の「ビックカメラ」に向かい、Bluetoothレシーバー、スピーカーケーブル、LANケーブル、無線LAN子機、HDD、液晶ディスプレイ、Mac miniなどを買う。これまで使ってきたMacBook Airを購入したのが2013年で、iMacを買ったのはさらに前だから、およそ10年程使いつづけたことになる。ゆえに今度パソコンまわりを見直すのも、たぶん10年後。自宅に戻って、部屋のレイアウト変更の仕上げ。ほぼ肉体労働の一日でどっと疲れる。夕食、茄子とピーマンとパプリカチリソース味の鯖缶による洋風炒飯、ビール。

Sunday, May 29

本日の最高気温は30度超えの予報。朝食、ベーコン入りのスクランブルエッグ、ベビーリーフとトマトのサラダ、ヨーグルト、珈琲。洗濯。古いiMacとMacBook Airの初期化作業。コンピュータをめぐる地味な事務作業は徒労感が増大する。近所のスーパーマーケットで食材の調達を済ませてから、処分するパソコンの梱包。昼食、ざる蕎麦、鶏肉の酒蒸し、貝の磯和え、加賀棒茶。アイロンがけ。部屋の整理。夕方、黒ビールを飲みながら『週刊読書人』(読書人)を読む。見田宗介追悼として大澤真幸と吉見俊哉の対談。夕食、蛸とベーコンとほうれん草のパスタ、ブルーチーズ、ビール。