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Monday, January 31

正月の存在のせいか例年一月は長く感じる。今年は仕事に忙殺されたがそれでも長丁場に思えたので、暇でも忙しくても体感として一月は長い。先々週からはじめたキース・ジャレットの音源探訪を今週も継続。夜、「マルちゃん正麺」のインスタントラーメンを食べながら映画鑑賞。『ラ・ポワント・クールト』(アニエス・ヴァルダ/監督、1955年)を見る。

Tuesday, February 1

『図書』2月号(岩波書店)に篠原ともえが文章を寄せている。篠原ともえに関する記憶は1990年代後半のテレビジョンに映る様子でほぼ止まっているのだが、現在は緒川たまきみたいな立ち位置になっている模様。夕食、オムライス、麦酒。吉行耕平の死去を知る。

Wednesday, February 2

読書。高見順『敗戦日記』(中公文庫)を読む。年次有給休暇義務を遵守するために午后半休。会社をでて山手線に乗って新宿に向かう。ルミネ新宿の「MARKS&WEB」でハンドクリームを買ってから、「紀伊國屋書店」で目当ての文庫本を数冊購入。近頃本をよく買っている。アマゾンで注文して自宅に届けたもらったほうが楽なのは承知しながらも、本は本屋で。ひさかたぶりに訪れた「紀伊國屋書店」の新宿本店は耐震工事中だった。隣のビルに入居している「ディスクユニオン」でビートルズのレコードを二枚買う。心なしか新宿の街は閑散としている。帰宅。自宅に戻ると郵便受けに『みすず』(みすず書房)の「読書アンケート特集」号が届いている。夕方、映画を二本鑑賞。『殺人者』(ロバート・シオドマク/監督、1946年)と『拾った女』(サミュエル・フラー/監督、1953年)を見る。夕食、そら豆とシーチキンとミニトマトのパスタ、麦酒。モニカ・ヴィッティ死去の報せ。そのむかしモニカ・ヴィッティの紹介文でコメディ作品で活躍とあるのを読んで、ミケランジェロ・アントニオーニの撮った『太陽はひとりぼっち』(1962年)や『赤い砂漠』(1964年)の印象しかなかったので、コメディの女優なのかと意想外に思った記憶あり。

Thursday, February 3

残業。読書。今野元『ドイツ・ナショナリズム 「普遍」対「固有」の二千年史』(中公新書)を読む。夕食、「ヤマモリ」のイエローカレー、麦酒。

Friday, February 4

残業。読書。高尾賢一郎『サウジアラビア 「イスラーム世界の盟主」の正体』(中公新書)を読む。夕食、白米、ちりめん山椒、豚汁(豚肉、焼き豆腐、大根、小松菜)、白菜の漬物、麦酒、焙じ茶。将棋の順位戦で羽生善治がA級から陥落。

Saturday, February 5

朝食、目玉焼き、サニーレタスとベーコンとトマトのサラダ、トーストとクリームチーズ、ヨーグルト、珈琲。洗濯と掃除。台所のシンクをスポンジで磨く。今週末は買いすぎの感ありの積まれた本を消化する。読書。ジョルジュ・ディディ=ユベルマン『イメージ、それでもなお アウシュヴィッツからもぎ取られた四枚の写真』(橋本一径/訳、平凡社)を読む。途中でむかし図書館で借りて読んだことに気づく。昼食、白米、ちりめん山椒、絹ごし豆腐とほうれん草の味噌汁、しめ鯖、白菜の漬物、焙じ茶。今週火曜日に石原慎太郎死去の報道を目にしたとき、結構な数の小説を書き残しておりそれなりに売れてもいたとは思うが、石原慎太郎の小説の熱心な愛読者というものをうまく想像できない、と考えていたら本日訃報が飛び込んできた西村賢太が熱心な愛読者だったのを思い出す。夕食、鱈と焼き豆腐と白菜とうどんの白だし鍋、麦酒、焙じ茶。

Sunday, February 6

朝食、目玉焼き、サニーレタスとベーコンとミニトマトのサラダ、トーストとクリームチーズ、ヨーグルト、珈琲。食後はラジオを聴きながらアイロンがけを済ませ、部屋の片づけに注力する。趣味は整理整頓。「函館洋菓子スナッフルス」の焼き菓子と珈琲で休憩。昼食、蛸とほうれん草のパスタ。エリック・ロメールの短編を三作品見る。『ヴェロニクと怠慢な生徒』(1958年)、『ある現代の女子学生』(1966年)、『モンフォーコンの農婦』(1967年)。近所のドラッグストアとスーパーマーケットで買いもの。冬のきんと冷えた空気が気持ちよい。午後は読書。きのうきょうでミハイル・ブルガーコフ『巨匠とマルガリータ』(水野忠夫/訳、岩波文庫)の上下巻を読む。河出書房新社の企画による「池澤夏樹=個人編集 世界文学全集」で過去読んだので一応再読。抜群におもしろかったという印象だけが記憶として残り、物語の筋道をすっかり忘れていたが、読み返してみてやっぱりおもしろかった。夕食、白米、絹ごし豆腐とわかめの味噌汁、鯵のひらき、鮪のたたきと刻み海苔と山葵、白菜の漬物、麦酒、焙じ茶。