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Monday, November 15

穏やかな秋の天候。読書。自室の書架に並ぶ本から熊野純彦『西洋哲学史 古代から中世へ』(岩波新書)を再訪する。哲学史のおさらい。夕食、白米、ほうれん草の味噌汁、回鍋肉(豚肉とピーマンとキャベツと長葱)、麦酒。

Tuesday, November 16

通勤の道中にローラ・ニーロのライブアルバムをSpotifyで聴く。「Live: The Loom’s Desire」と「Trees Of The Ages: Live In Japan」。本日も残業。子門真人の唄う「およげ!たいやきくん」の歌詞の劈頭のような暮らしぶり。鉄板の上で焼かれる日々がつづく。読書。倉田徹『香港政治危機 圧力と抵抗の2010年代』(東京大学出版会)を読む。夕食、白米、茹で塩豚と小松菜と長葱の味噌汁、鮪の刺身と大根のつま、人参と切り干し大根の煮物、麦酒。タワーレコードで注文した竹内まりや「PLASTIC LOVE」のレコードが届いたので、夜、針をのせる。

Wednesday, November 17

青土社の雑誌『現代思想』がこれから「ドストエフスキー」「大森荘蔵」「ウィトゲンシュタイン」の特集を刊行すると教えてもらう。読書。全卓樹『銀河の片隅で科学夜話 物理学者が語る、すばらしく不思議で美しい この世界の小さな驚異』(朝日出版社)、熊野純彦『西洋哲学史 近代から現代へ』(岩波新書)を読む。夕食、「千房」のお好み焼き(冷凍食品)、あおさと長葱のお吸い物、キムチ、麦酒。

Thursday, November 18

『現代思想』臨時増刊号のドストエフスキー特集に備えて大急ぎで小説の再読を試みようと画策するも、その準備体操として身体を「ロシアモード」にするためにまずは米原万里『ロシアは今日も荒れ模様』(講談社文庫)を読み返す。ちなみにドストエフスキーは重要な作家だとは思うが好きな小説家ではない。夕食、ベーコンとピーマンとトマトと玉葱のパスタ、麦酒。

Friday, November 19

カール・リヒターのバッハ演奏をSpotifyで検索して聴く。きのう届いた『週刊読書人』(読書人)の最新刊を読む。夕食、生卵と小葱をのせた日清ラ王の柚子しおラーメン、麦酒。夜、映画鑑賞。『007/ダイ・アナザー・デイ』(リー・タマホリ/監督、2002年)を見る。途中で投げ出すのを嫌う律儀さのせいもあって惰性で見つづけている007シリーズ。古い感性の人間なので、初期の「ドクター・ノオ」や「ロシアより愛をこめて」や「ゴールドフィンガー」以降は、注がれている製作費に反比例するかのようにつまらなく感じる。

Saturday, November 20

秋晴れ。外出。午前11時すぎに山手線の有楽町駅着。「AUX BACCHANALES」のテラス席で早めの午餐。鴨のコンフィとフライドポテト、赤ワインを注文。外食でひさしぶりにアルコールを口にする。ルミネ有楽町に立ち寄って「ABC-MART」でスニーカーを買って「靴下屋」で靴下を買って「TOMORROWLAND」でボトムスとニットを買って「URBAN RESEARCH」でマフラーを買う。散財。趣味は買いもの。数年前であればこのまま夕食も外で摂る流れだが、最近は疲れやすく街に滞在しつづける体力がないのでおとなしく帰宅。夕食は冷蔵庫の残りもので仕上げる。白米、絹ごし豆腐と小松菜の味噌汁、豚肉とキムチの炒めもの、土佐甘とうの素焼きと生姜、麦酒。

Sunday, November 21

きのうきょうは一旦午前4時45分に起床するも疲れがとれず二度寝。朝食、卵と玉葱とキャベツとピーマンとトマトとソーセージをスキレットで焼いたもの、バゲットとクリームチーズ、ヨーグルト、珈琲。本日も街に出る。自転車に乗って恵比寿まで。東京都写真美術館に向かう。1階のホールではポーランド映画祭を開催中で来場者の8割方は映画目当ての模様なのを横目に、上階から順番に展示を見てゆく。最後の山元彩香の作品が印象に残った「記憶は地に沁み、風を越え 日本の新進作家 vol. 18」。いつまでも飽くことなく見続けていられる「松江泰治 マキエタCC」。資産運用会社が母体の世界的に有名な写真賞らしいが初めて知った「プリピクテ 東京展「FIRE/火」」。美術館をあとにしてアトレ恵比寿で買いもの。「有隣堂」でよしながふみ『きのう何食べた?』第19巻(講談社)を買って「無印良品」で日用品を買って「Le Grenier a Pain」でパンを買う。「SHAKE SHACK」でハンバーガーとポテトの昼食。店内のテーブル席には真ん中にアクリル板が置いてあり、その光景は刑務所の面会室にしか見えない。むしろ刑務所の面会室だと思って眺めると愉しい。刑務所の面会なのにお互いにずっとスマホをいじっている等。曇天で雨粒が落ちてきそうな空模様なので、買いものを切り上げて帰途に就く。夕食、海鮮丼(鰹のたたき、しらす、生卵、小葱)、絹ごし豆腐と茄子とほうれん草の味噌汁、麦酒。