Monday, October 4
晴れ。読書。太田省一『すべてはタモリ、たけし、さんまから始まった』(ちくま新書)を読む。お笑いと日本社会の対応関係を分析している本だが、総論よりも極めて個人的なテレビ視聴体験と紐付けながら目をとおす。前半から中盤にかけてはテレビ番組の名前のみならずその番組内容も正確に理解できるのものの、終盤の「お笑い第7世代」あたりの話になると芸人の固有名詞すらまるで把握できない事態に陥るのは、それはそのままテレビを熱心に見ていた時期からテレビをまったく見なくなってしまった現在に至るまでの道程を示す。夕食、白米、厚揚げとしめじとわかめの味噌汁、鱈のタルタルソースがけ、オクラのおかか醤油、人参しりしり、ビール。
Tuesday, October 5
読書。近田春夫『筒美京平 大ヒットメーカーの秘密』(文春新書)と柴宜弘『ユーゴスラヴィア現代史』(岩波新書)を読む。夕食、白米、しめじと玉葱の味噌汁、大葉とチーズの肉巻き、厚揚げと玉葱の肉巻き、ピーマンの塩きんぴら、ミニトマト、ビール。夜、映画。『007 黄金銃を持つ男』(ガイ・ハミルトン/監督、1974年)を見る。二時間以上の映画を一度に見る時間的な余裕がないので、分割して数日かけて見ている。邪道な映画鑑賞。
Wednesday, October 6
読書。先週から断続的に読み続けてきたエルンスト・ユンガー『パリ日記』(山本尤/訳、月曜社)を最後まで。図書館で借りたもの。絶版なので復刻するか他社で文庫化するかしてほしい本。『みすず』10月号(みすず書房)が届く。水島治郎の連載「「隠れ家と広場」からみた移民都市アムステルダムのユダヤ人」を興味ぶかく読む。郷原佳以の連載「デリダの文学的想像力」が最終回。読むのに頭を使う込み入った議論を展開していたので単行本化されたら読み返したいところ。夕食、白米、豆腐としめじと大根の味噌汁、大葉とチーズの肉巻き、茄子の肉巻き、千切りキャベツ、ビール。『UP』10月号(東京大学出版会)も読む。
Thursday, October 7
残業。読書。筒井清忠『大正史講義 文化篇』(ちくま新書)を読む。夕食は「sakana bacca」で購入したばらちらし、小松菜の味噌汁、ビール。夜、映画鑑賞。『007 私を愛したスパイ』(ルイス・ギルバート/監督、1977年)を見る。ジェームズ・ボンド以外の人間が死にすぎでは。
Friday, October 8
昼休みに会社近くの鮨屋で昼食。残業。読書。筒井清忠『満州事変はなぜ起きたのか』(中公選書)を読む。夕食、「蔦」のカップラーメン、餃子、ビール。
Saturday, October 9
朝食、目玉焼き、サニーレタスとトマトとベーコンのサラダ、あんバタートースト、ヨーグルト、珈琲。洗濯と掃除を済ませて珈琲を飲みながら『週刊読書人』の最新号を読む。近所のスーパーマーケットで食料品の買い出し。昼食、鶏肉の酒蒸しとかいわれをのせた温かいうどん、山椒。午後は自転車に乗って外出。歯医者に赴いて治療。クリーニングに夏物を出す。「toks」で「東急線キャラクターのるるん」のグッズを買う。夕食、鱈のムニエル、アスパラガス、タルタルソース、ミニトマトとかぶの葉と浅利のコンソメスープ、ベビースピナッチとしらすのサラダ、バゲット、スペインの白ワイン。夜、『POPEYE』11月号(マガジンハウス)を読む。特集は「コーヒーと旅の話」。このまま世間はおでかけモードになるかどうか。
Sunday, October 10
午前四時半起床。常備菜を五品つくってから朝食の準備。目玉焼き、シャウエッセン、サニーレタスとトマトのサラダ、バゲットとクリームチーズ、ヨーグルト、珈琲。前日の天気予報に反して朝は小雨が舞う。早めの昼食(negombo33監修のポークビンダルー)を済ませて、雨の止むのを確認してから自転車に乗って自由が丘まで。駅周辺の人出はそれなりの数。買いもの行脚。「白山眼鏡店」で眼鏡の新調につきあう。「TODAY’S SPECIAL」で箸と出汁と珈琲豆を買う。「自由が丘ベーカリー」でパンドミを買う。「無印良品」で発酵糠床を買う。自由が丘をあとにして奥沢へ。「OKUSAWA FACTORY Coffee & Bakes」で珈琲豆とケーキを買う。田園調布に向かい「ナショナル田園」で調味料を買う。夕方、ケーキと珈琲をお供にパリとミラノのランウェイの模様をYouTubeで視聴。2022年春夏コレクション。「Chloé」「Loewe」「Chanel」「Prada」「Louis Vuitton」を見る。室内か屋外かにもよるがマスクを着用していない観客も相当数いるので、ランウェイは元の状態に戻りつつあるように映る。夕食、焼肉(牛モモ肉、牛カルビ、ピーマン、玉葱、サンチュ)、キムチ、小葱と卵の中華風スープ、ビール。
今週Spotifyで聴いたもの。
– Interblaktic / Muzi, 2021
– Mendelssohn: Symphony No.3, Violin Concerto / Jeffrey Tate & Maggio Musicale Fiorentino Orchestra, 2019
– In A Silent Way / Miles Davis, 1969
– NRBQ At Yankee Stadium / NRBQ, 1978
– Mozart: Piano Concertos Nos.20, 23 / Alfred Brendel, 2006
– A Tribue To Jack Johnson / Miles Davis, 1971
– Minnows / Marc Benno, 2012
– Mozart: Requiem / Claudio Abbado & Berliner Philharmoniker, 1999
– Filles De Kilimanjaro / Miles Davis, 1968
– GP / Fram Parsons, 1973
– Beethoven: Violin Concerto / Frank Peter Zimmermann & Daniel Harding & Berliner Philharmoniker, 2021
– On The Corner / Miles Daivs, 1972
– Fred Neil / Fred Neil, 1966
– Martha Argerich plays Beethoven & Mozart / Martha Argerich, 2009
– Get Up With It / Miles Dacis, 1974