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Monday, September 20

祝日。おなじ献立の朝食をつくる日々。目玉焼き、ベビーリーフとベーコンとトマトのサラダ、トーストとクリームチーズ、ヨーグルト、珈琲。洗濯と掃除。近所のドラッグストアとスーパーマーケットで買いものを済ませてから、自宅に戻って常備菜を二品ほど用意。午餐。「Soup Stock Tokyo」のオマール海老のビスク、「Le Grenier à Pain」のパン、サラダほうれん草、「SAVEUR」のケーキ、珈琲。午后、靴磨きと窓ガラス拭きを終えてから、自転車に乗って多摩川駅近くの河川敷まで。晴れわたる青空が拡がっているが、快適なサイクリングにはまだ日差しが強すぎる。田園調布の「Precce」で昨日買い忘れた食材を買ってから、近所の花屋に立ち寄って、吾亦紅、リンドウ、カラー、リューカデンドロンを買う。夕餉、白米、茄子とほうれん草と絹ごし豆腐の味噌汁、白菜の漬物、真鯛の刺身、鮪のたたきと刻み海苔と小葱とわさび醤油、麦酒。

林道郎がセクハラとアカハラを理由に東京地裁に提訴されている報道を教えてもらう。本人のtwitterアカウントは早々に削除したようで、批評における複雑さに比して実践行動は単純明快。ハイデガーの衣鉢を継ぐ。

Tuesday, September 21

読書。福井憲彦『物語 パリの歴史 「芸術と文化の都」の2000年』(中公新書)を読む。残業。会社からの帰り道、満月を見ている人たちがちらほら。夕食、豚汁(豚肉、大根、人参、焼き豆腐)、麦酒。夜、映画鑑賞。『007は二度死ぬ』(ルイス・ギルバート/監督、1967年)を見る。007シリーズを順番に見ているのだが、上映時間120分強の長尺にされると些か冗長で、小気味よいエンタメとして90分の映画にまとめてほしいと思う。

Wednesday, September 22

新型コロナウイルスの感染者数が激減している。素人目にもワクチン効果だけでは説明のつかない急速な減りかたをしている事象と窺えるが、しかし過去人類を襲った感染症の歴史を振り返ってみれば、完全に撲滅できた感染症などは例外であって、大抵はなんだかよくわからないけれど流行は下火になったことを踏まえれば、不思議がる話ではないのかもしれない。夕食、豚肉と焼き豆腐と小葱をのせた温かいうどん、麦酒。

Thursday, September 23

祝日。だが、早朝に少しばかり労働。朝食と洗濯を済ませてから外出する。道中の読書にはきのう届いた『MONOCLE』10月号を持参。山手線で上野駅下車。駅構内の「eashion」でお弁当を買って上野公園で食べる。最後に上野を訪れたのが2020年3月末なので、駅構内の商業施設が新しくなっていることを今更ながらに知る。東京都美術館で「Walls & Bridges 世界にふれる、世界を生きる」展を見る。東勝吉、増山たづ子、シルヴィア・ミニオ=パルウエルロ・保田、ズビニェク・セカル、ジョナス・メカス。よい企画展を見た。美術館をあとにして、「古書木兎」と「古書ほうろう」をめぐって積読を増やす購買活動に勤しむ。今年は残暑がほとんどなくて快適だと思っていたが、本日がまさしく残暑で、時折吹く風は九月の肌触りだが日差しが強くて体力が奪われる。自宅に戻って『女王陛下の007』(ピーター・ハント/監督、1969年)を見てから夕餉。白米、しめじとほうれん草の味噌汁、鶏肉とピーマンのにんにく塩蒸し、白菜の漬物、麦酒。

Friday, September 24

秋篠宮の長女の眞子は、皇室離脱後に『婦人公論』で瀬戸内寂聴と対談しそうである。

読書。松浦寿輝『エッフェル塔試論』(ちくま学芸文庫)を再訪。『エッフェル塔試論』とは河合塾の現代文問題集のなかで遭遇してからの長い付き合い。河合塾の授業において、本書を礼賛する講師の鈴木慎一郎の口振りも結構鮮明に記憶している。夕食、無印良品のグリーンカレー、麦酒。

Saturday, September 25

山手線で有楽町駅下車。今年三月以来の銀座遊弋。東京メトロ日比谷線の改札まで赴いて『メトロミニッツ・ローカリズム』10月号(スターツ出版)を入手。うつわ特集。石川県のアンテナショップ「いしかわ百万石物語江戸本店」で加賀棒茶を買ってから、シャネル・ネクサス・ホールで「The Absurd and The Sublime ギイ・ブルダン展」、松屋デザインギャラリーで「私の好きなデザイン2021」、銀座メゾンエルメスフォラームで「ル・パルクの色 遊びと企て ジュリオ・ル・パルク展」、ギンザ・グラフィック・ギャラリーで「NOSTALGIA 葛西薫展」、資生堂ギャラリーで「重力の光 石原海展」を見る。東急プラザ銀座の「久世福商店」で買いもの。帰宅後、映画鑑賞。『007 ダイヤモンドは永遠に』(ガイ・ハミルトン/監督、1971年)を見る。夕食、ほうれん草とトマトとベーコンとバジルのパスタ、ニュージーランドの赤ワイン。radikoのタイムフリー機能で、佐藤オオキとクリス智子の番組「CREADIO」(J-WAVE)を聴く。今週で最終回。ラジオで佐藤オオキの妙なキャラクターを知らなければ、世の中に流通する「nendo」の仕事に関心を払うことはなかったかもしれない。ところで、色の表現法の一種である「CMYK」の「K」について、「ブラックのK」と佐藤オオキが番組内で説明していたのだが、これは正確には「Key plateのK」というのが正しいと教えてもらう。事情通から番組宛にちがいますよと投書が届きそうだが、最終回なのでフィードバックする局面がない。

Sunday, September 26

曇天。朝食後、アイロンがけを済ませてから、図書館で本の返却と貸出、スーパーマーケットで食材の調達。帰宅後、常備菜を四品用意してから、昼食として焼豚と九条葱とゆで卵をのせた醤油ラーメン。午后、映画鑑賞。先日勢い余って購入した「ジャン=リュック・ゴダール Blu-ray BOX Vol.1/ヌーヴェル・ヴァーグの誕生」より、『勝手にしやがれ』(ジャン=リュック・ゴダール/監督、1960年)を見る。夕方、『ku:nel』(マガジンハウス)のバックナンバーをはじめから読み返すという奇特なことをはじめる。20年前に刊行された雑誌に目をとおしながら、誌面に登場する人びとがいまどうしているのか気になって、インターネットで検索してみる。物故者も何名か。夕食、海鮮丼(鮪としらすと生卵と九条葱と刻み海苔)、小松菜としめじの味噌汁、大根の漬物、麦酒。

今週Spotifyで聴いたもの。
– star-crossed / Kacey Musgraves, 2021
– Beethoven: Complete Piano Concertos / Krystian Zimerman, London Symphony Orchestra & Simon Rattle, 2021
– A Southern Gothic / Adia Victoria, 2021
– School Days / Stanley Clarke, 1976
– Kind Of Blue / Miles Davis, 1959
– If Orange Was A Place / Tems, 2021
– A PawPaw Rod / PawPaw Rod, 2021
– Birth Of The Cool / Miles Davis, 1959
– Ascenseur Pour L’échafaud / Miles Davis, 1958
– HEY WHAT / Low, 2021
– Bach: The Art of Fugue, BWV 1080 / Les inAttendus, 2021
– We Are The Times / Buffalo Daughter, 2021
– Milestones / Miles Davis, 1958
– ‘Round About Midnight / Miles Davis, 1957
– What We Call Life / Jordan Rakei, 2021