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Monday, June 14

雨。報道に目をやるとイスラエルでネタニヤフが退陣との報せ。Islandsの「Islomania」を聴きながら、朝食の準備。目玉焼き、サニーレタスとトマトとベーコンのサラダ、トーストとクリームチーズ、ヨーグルト、珈琲。朝の読書、週末から読み進めている納富信留『ギリシア哲学史』(筑摩書房)を途中まで。行き帰りの通勤電車に持参した本は、4月末に買ったまま積読になっていたエドガー・アラン・ポー『赤い死の舞踏会 付・覚書(マルジナリア)』(吉田健一/訳、中公文庫)。購入しておいてなんだが、いま吉田健一の翻訳でポーの小説を文庫化する事情というか意義がよくわからない。文庫本の裏には「感染症に怯える人々を描いた表題作」と同時代性を強調する惹句が尤もらしく記載されているものの、文庫化の選択はたんなる編集者の趣味ではという気がしないでもない。昼食、お弁当。夕食、トマトとモッツァレアとバジルのパスタ、サッポロ黒ラベル。最近の趣味は気楽な日本映画鑑賞で、本日は『女吸血鬼』(中川信夫/監督、1959年)を見る。

Tuesday, June 15

朝の音楽、Róisín Murphy「Crooked Machine」を聴く。朝食、目玉焼き、サニーレタスとトマトとベーコンのサラダ、トーストとクリームチーズ、ヨーグルト、珈琲。朝の読書は『ギリシア哲学史』を最後まで。古代ギリシアの哲学者たちがわりと長寿なのはどういうことなのかと毎度不思議に思う。昼食、お弁当。夕食、鶏肉とトマトとかぶとレタスといんげんのコンソメスープ、サッポロ黒ラベル。夜、映画鑑賞。『可愛い花』(井田深/監督、1959年)を見る。読書。読みさしの『赤い死の舞踏会 付・覚書(マルジナリア)』を読了する。

「事実は小説よりも不思議である」というのは、無学なものがよく口にする諺である。彼等は、それを逆説的なことに思い、−−ただその逆説の為に言って見るのである。本を読むものは此の諺を引用することがない、何故ならば、解り切った事実は、言ってもしようがないからである。(p.331)

Wednesday, June 16

朝から不穏な天候で雷が鳴る。Wolf Alice「Blue Weekend」を聴きながら朝食の支度。目玉焼き、サニーレタスとトマトとベーコンのサラダ、トーストとクリームチーズ、ヨーグルト、珈琲。読書。アニエス・ポワリエ『ノートルダム フランスの魂』(木下哲夫/訳、白水社)を読む。昼食、お弁当。夕食、白米、大根とわかめの味噌汁、鶏肉の唐揚げ、豚肉の生姜焼き、キャベツ、サッポロ黒ラベル。

Thursday, July 17

朝の音楽、Poté「A Tenuous Tale Of Her」を聴く。朝食、目玉焼き、サニーレタスとトマトとベーコンのサラダ、トーストとクリームチーズ、ヨーグルト、珈琲。読書。鈴木洋仁『「三代目」スタディーズ 世代と系図から読む近代日本』(青土社)を読む。昼食、お弁当。夕食、白米、大根とわかめの味噌汁、焼き魚(鱈)、南瓜の白だし煮、いんげん、人参しりしり、サッポロ黒ラベル。夜、映画鑑賞。『狂熱の季節』(藏原惟繕/監督、1960年)。チンピラ高笑い映画。

Friday, July 18

朝の音楽、MARINA「Ancient Dreams In A modern Land」を聴く。朝食、目玉焼き、サニーレタスとトマトとベーコンのサラダ、トーストとクリームチーズ、ヨーグルト、珈琲。昼食、お弁当。会社帰りにQBハウスで髪を切る。夕食、たらこと小葱のパスタ、サントリープレミアムモルツ。

Saturday, June 19

いつもどおりの午前4時半起床。Clara Luciani「Cœur」を聴きながら朝食の準備。目玉焼きとベーコン、グリーンリーフとブロッコリーとトマトのサラダ、トーストとクリームチーズ、ヨーグルト、珈琲。終日雨降りの天気予報だが予定どおり外出。午前10時少し前に千代田線の乃木坂駅下車。国立新美術館で「Fashion in Japan 1945-2020 流行と社会」を見学。日本人にとって洋装とは何かを問う、予想を超える壮大な展覧会でじっくり見ていたら出口に到達するまでに2時間弱を要した。昼食、美術館1階の「カフェ・コキーユ」でハッシュドビーフを食べる。森美術館に移動して「アナザーエナジー展:挑戦しつづける力 世界の女性アーティスト16人」を見学。「アナザーエナジー展」は感染症対策として申し分のない閑散具合であったが、お隣の森アーツセンターギャラリーで開催されている「僕のヒーローアカデミア展 DRAWING SMASH」はもの凄い混みっぷり。展覧会行脚が身体に堪えてどっと疲れたところで、帰宅。夕食、鰻の蒲焼、ほうれん草の味噌汁、大根と柚子の漬物、サントリープレミアムモルツ。

Sunday, June 20

雨のち曇り。朝の音楽、Lord Huron「Long Lost」を聴く。朝食、目玉焼き、サニーレタスとベーコンとトマトのサラダ、トーストとクリームチーズ、ヨーグルト、珈琲。読みさしの二冊を読了。リン・マー『断絶』(藤井光/訳、白水社)、油井大三郎 ・古田元夫『世界の歴史 28 第二次世界大戦から米ソ対立へ』(中公文庫)。図書館で本の返却と貸出を済ませてから、近所のスーパーマーケットで食料品の調達。昼食、鶏ハムとチーズとマスタードとマヨネーズのホットサンド、グリーンリーフとトマトのサラダ、イングリッシュ・ブレックファスト・ティー。午後はふたたび読書。金澤周作『チャリティの帝国 もうひとつのイギリス近現代史』(岩波新書)、山本義隆『リニア中央新幹線をめぐって 原発事故とコロナ・パンデミックから見直す』(みすず書房)を読む。おやつ、銀座コージーコーナーのシュークリーム、珈琲。アペリティフ、ピーナッツとハイネケン。常備菜づくりからの夕餉の支度。鮪としらすと生卵と小葱の海鮮丼、ほうれん草としめじの味噌汁、大根と柚子の漬物、サントリープレミアムモルツ。