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Monday, March 15

晴れ。朝の音楽、Adult Mom「Driver」を聴く。東京の日の出時刻は5時52分。丁度朝食を摂る時間帯に朝陽が差し込む季節が訪れる。目玉焼き、サニーレタスとトマトのサラダとイタリアンドレッシング、チーズとベーコンのホットサンド、ヨーグルト、珈琲。昼食、無印良品のグリーンカレー。夕食、ローストチキンと粒マスタード、サニーレタスとトマトのサラダとイタリアンドレッシング、オニオンコンソメスープ、ビール。

十年選手の洗濯機と冷蔵庫の買い替えをそろそろ考えるべく、インターネットを逍遥してどれにしようか商品を物色する。読書。読みさしの有島武郎『或る女』(新潮文庫)のつづき。映画。『マカオの竜』(江崎実生/監督、1965年)を見る。

Tuesday, March 16

朝の音楽、Ricky Peterson & The Peterson Brothers「Under The Radar」を聴く。朝食、目玉焼き、サニーレタスとトマトのサラダとイタリアンドレッシング、パンドミとクリームチーズ、ヨーグルト、珈琲。昼食、お弁当。夕飯、焼豚と小葱と茹で卵をのせた醤油ラーメン、ビール。

読書。プルースト『失われた時を求めて 10 囚われの女I』(吉川一義/訳、岩波文庫)を読みはじめる。会社帰りにユニクロに立ち寄って『LifeWear magazine』を入手する。最近村上春樹がSNSに対して否定的な発言をしていた出典が、この冊子に掲載されているインタビューであることを今更知る。

SNSはいっさい見ないそうですが、その理由は?
大体において文章があまり上等じゃないですよね。いい文章を読んでいい音楽を聴くってことは、人生にとってものすごく大事なことなんです。だから、逆の言い方をすれば、まずい音楽、まずい文章っていうのは聴かない、読まないに越したことはない。

このてのなんの変哲もない「正論」は誰がどのような云ったのかが重要で、言説の中身の妥当性は二の次であるといってよいから、村上春樹の発言をめぐって意見を戦わせたところで詮ないことである。それはともかく、村上春樹の云いたいことはわからないではないものの、「読む」ことに関する見解としては、ウィリアム・フォークナーの残したつぎの言葉のほうがはるかに好みではある。

Read, read, read. Read everything – trash, classics, good and bad, and see how they do it.

Wednesday, March 17

朝の音楽、Nathalie Stutzmann & Orfeo 55「Contralto」を聴く。朝食、目玉焼き、サニーレタスとトマトとベーコンのサラダとイタリアンドレッシング、パンドミとクリームチーズ、ヨーグルト、珈琲。昼食、お弁当。夕食、白米、大根とわかめの味噌汁、筑前煮(鶏肉、人参、蓮根、こんにゃく、しめじ、スナップエンドウ)、もやしのナムル、すぐき漬、ビール。

外は暖かいのできのうもきょうも外套なしでの出勤。読書。有島武郎『或る女』(新潮文庫)を読み終える。

Thursday, March 18

朝の音楽、SG Lewis「times」を聴く。朝食、目玉焼き、サニーレタスとトマトのサラダとイタリアンドレッシング、チーズとベーコンのホットサンド、ヨーグルト、珈琲。昼食、パプリカチリソース味の鯖缶の洋風チャーハン。夕食、鶏肉と小葱とかいわれと生卵をのせた温かいうどん、ビール。

読書。波多野澄雄『「徴用工」問題とは何か 朝鮮人労務動員の実態と日韓対立』(中公新書)と『Before/After 会社法改正』(田中亘、梅野晴一郎、沖隆一、加藤貴仁、齊藤真紀、邉英基/編著、弘文堂)を読む。

Friday, March 19

朝の音楽、Sam Gendel「Fresh Bread」を聴く。朝食、目玉焼き、サニーレタスとトマトのサラダとイタリアンドレッシング、チーズとベーコンのホットサンド、ヨーグルト、珈琲。昼食、お弁当。夕食、トマトとベーコンとしらすといんげんのパスタ、ビール。

渋沢栄一の話からはじまり経団連の話題になって村上絢や竹中平蔵のコメントがちりばめられるという日本人が書いたらこうはまとめないだろうと思う日本型資本主義についての記事がエコノミスト誌に載っている。読書。ファニー・ピション『プルーストへの扉』(高遠弘美/訳、白水社)とプルースト『失われた時を求めて 10 囚われの女I』(吉川一義/訳、岩波文庫)を読了。

Saturday, March 20

朝の音楽、Gaëlle Solal「Tuhu」を聴く。目玉焼き、サニーレタスとトマトのサラダとイタリアンドレッシング、チーズとベーコンのホットサンド、ヨーグルト、珈琲。

洗濯を済ませてから外出。JR有楽町駅下車。午前10時の開店時間丁度にビックカメラに赴いて、あらかじめ目星をつけておいた洗濯機と冷蔵庫の実物を確認して購入に至る。洗濯機も冷蔵庫も選択したのはパナソニック製だったのだが、ここで1万円以上のパナソニック製品をもう一点購入すると10%値引きになるとの店員の助言を素直に受け取り、あわせて掃除機も買う。来週末に搬入予定。ルミネ有楽町に移動し、UNITED ARROWSでドレスシャツを3枚、スラックスを2枚、ベルトを1本買う。MHL.に向かいコンバースとコラボしたスニーカーを買う。ウィメンズの洋服の買いものに付き合ってからルミネを後にして、銀座を歩く。一応は緊急事態宣言下ではあるが繁華街は結構な賑わいをみせる。これほどの人出がありながらも新型コロナウイルスの都内の感染者数は数百人程度という状況は、感心すべき話なのかもしれない。銀座メゾンエルメスフォーラムで落合多武「輝板膜タペータム」を見て、資生堂ギャラリーで「アネケ・ヒーマン&クミ・ヒロイ、潮田登久子、片山真理、春木麻衣子、細倉真弓、そして、あなたの視点」を見る。新橋駅前のスターバックスで軽食を摂ってから、銀座線に乗って渋谷に向かう。渋谷スクランブルスクエアのFRANÇAISでミルフィユとレモンケーキを買って、渋谷ヒカリエのIDÉE SHOPでバブーシュを買って、四谷維新號で肉まんを買う。帰りの電車で『SALUS』4月号(東急)と『メトロミニッツローカリズム』4月号(スターツ出版)を読む。自宅に戻ってから近所のスーパーで食料品の調達に出向く。本日の出費額を合算すると軽く眩暈がする金額で、久方ぶりに資本主義の豚として消費活動に勤しんだ一日。夕食、肉まん、焼売、ビール。

Sunday, March 21

セルベールとロキソニンを飲む午前5時。朝の音楽、Brijean「Feelings」を聴く。朝食、目玉焼き、サニーレタスとトマトのサラダとイタリアンドレッシング、チーズとベーコンのホットサンド、ヨーグルト、珈琲。昼食、辛子明太子のおにぎり、茄子とほうれん草の味噌汁、大根と柚子の漬物、加賀棒茶。

終日荒模様の天気。昼間に『アニエスによるヴァルダ』(アニエス・ヴァルダ/監督、2019年)を見たあとは、ほぼライフワークといってよい部屋の片付けに精を出す。夕食、ハンバーグ、トマトとサニーレタスとスナップエンドウのサラダ、ライス、ビール。InterFMの「Barakan Beat」を聴いていたらピーター・バラカンが以前放送してた朝番組「Barakan Morning」の話をしていて、そういえば一緒にやっていた稲葉智美はいまどうしているのか確認したらニューヨークに住んでいた。

夜、『東京人』4月号(都市出版)を読む。「シティ・ポップが生まれたまち 1970-80年代TOKYO」特集。