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Monday, February 1

二月がはじまる。ミャンマーで軍部によるクーデター発生との報せ。朝の音楽、Yasmin Williams「Urban Driftwood」とLianne La Havas「Live At The Roundhouse」を聴く。朝食、目玉焼き、サラダほうれん草とトマトとベーコンのサラダとカボスドレッシング、ミルクブレッドとクリームチーズ、ヨーグルト、珈琲。昼食、ピザトースト、アールグレイ。夕食、ローストチキンとディジョンマスタード、ブロッコリー、かぶのコンソメスープ、サラダほうれん草とコーンのサラダとイタリアンドレッシング、バゲット、麦酒。

読書。週末に自由が丘のブックオフで購入した北岡伸一『自民党 政権党の38年』(中公文庫)を読む。元の単行本は1995年刊行。いまあらためて自民党の歴史をおさらいする。夕方、郵便受けを確認すると『みすず』(みすず書房)1/2月号が届いている。

Tuesday, February 2

朝の音楽、Still Corners「The Last Exit」を聴く。朝食、目玉焼き、サニーレタスとトマトとベーコンとコーンのサラダとカボスドレッシング、ミルクブレッドとクリームチーズ、ヨーグルト、珈琲。昼食、無印良品のキーマカレー。夕食、海鮮丼(しめ鯖、しらす、生卵、小葱)、絹ごし豆腐と油揚げの味噌汁、きゅうりの糠漬け、麦酒。

『みすず』(みすず書房)の読書アンケート特集を読む。毎年恒例のこの読書アンケートに目をとおすと、そんな版元知らんぞと思うマニアックにも程がある出版社の名前がぽつぽつ登場する。ほとんど知られていない零細出版社は商売として成立しているのか気になる。

緊急事態宣言の延長が決定。去年も今年も緊急事態宣言のタイミングで壮大に残業となるのはなんの因果か。天譴か。

Wednesday, February 3

朝の音楽、Celeste「Not Your Muse」を聴く。朝食、目玉焼き、サニーレタスとトマトとベーコンのサラダとカボスドレッシング、パンドミとクリームチーズ、ヨーグルト、珈琲。昼食、お弁当。夕食、鶏肉とかぶの葉とトマトのパスタ、白ワイン。

読書。プルースト『失われた時を求めて 9 ソドムとゴモラ II』(吉川一義/訳、岩波文庫)を読みはじめる。会社帰りに書店に立ち寄って「音楽と酒」特集の『BRUTUS』(マガジンハウス)を買う。表紙のイラストが花井祐介。あわせて芥川龍之介の新潮文庫をまとめて購入。先日唐突に芥川龍之介を読み返したくなったものの、所有していた文庫本は随分前に処分していたので、あらためて買い直す。

森喜朗が相変わらず失言を繰り返しているようだが、この日記で過去、森喜朗についてどのように言及しているかを検索してみたところ、サマータイムをめぐる程度の低い議論が降って湧いた時期に、つぎのように記していた。

東京オリンピックの開催にあたっては、サマータイム導入の検討よりも、森喜朗という害虫の駆除を検討したほうがよい。

森喜朗の酷さも相当だが、私の森喜朗の扱いもなかなか豺狼である。もっとも、訂正の必要性はまるで感じない。

Thursday, February 4

朝の音楽、Grandbrothers「All the Unknown」を聴く。朝食、目玉焼き、サニーレタスとトマトとベーコンのサラダとカボスドレッシング、パンドミとクリームチーズ、ヨーグルト、珈琲。昼食、お弁当。夕食、白米、かぶとほうれん草の味噌汁、豚肉の塩麹炒め、冷奴と生姜と小葱、九条葱と大根の漬物、麦酒。

読書。芥川龍之介『侏儒の言葉・西方の人』(新潮文庫)を読む。久方ぶりの芥川龍之介再訪。

いま権勢を振るう老害政治家として名前が挙がるのは、森喜朗、麻生太郎、二階俊博といった面々であるが、麻生太郎に関しては不思議な印象を抱く。最近読んだ西野智彦『日銀漂流 試練と苦悩の四半世紀』(岩波書店)や竹中治堅『コロナ危機の政治 安倍政権vs.知事』(中公新書)といった、それ相応に取材した者の綴る麻生太郎像にふれると、きわめてまともな人物として泛びあがる。一方で、一般的なメディアから流れる麻生太郎の姿は老廃にしかみえない。どちらの観察が正しいのか。どちらの観察も正しいのか。

Friday, February 5

朝の音楽、Sarah Jarosz「World On The Ground」を聴く。朝食、目玉焼きとソーセージとマスタード、サニーレタスとカボスドレッシング、パンドミとクリームチーズ、ヨーグルト、珈琲。昼食、餅と小葱をのせた温かいうどん。夕食、海鮮丼(しめ鯖、ネギトロ、生卵、小葱)、ほうれん草の味噌汁、九条葱と大根の漬物、麦酒。

有給休暇。九品仏まで自転車で。週末に店の前を通ると大行列のベーカリーComme’Nを平日に訪ねてみると、小行列程度の賑わい。パンドミとバゲットを買う。すぐ傍の洋菓子店INFINIでシュークリームを買う。自宅に戻って郵便受けに届いていた『UP』2月号(東京大学出版会)を読む。映画を三本鑑賞。『錆びたナイフ』(舛田利雄/監督、1958年)、『さらば愛しきアウトロー』(デヴィッド・ロウリー/監督、2018年)、『野良猫ロック 暴走集団’71』(藤田敏八/監督、1971年)を見る。

Saturday, February 6

朝の音楽、The Body「I’ve Seen All I Need To See」を聴く。朝食、目玉焼き、サニーレタスとトマトとベーコンのサラダとイタリアンドレッシング、パンドミとクリームチーズ、ヨーグルト、珈琲。近所のスーパーマーケットで食材の調達を済ませてから早めの昼食。negombo33監修のポークビンダルー。

自転車に乗って外出。奥沢のONIBUS COFFEEに立ち寄って珈琲豆を買ってから自由が丘に向かう。飲食とショッピング以外にめぼしい訪問目的はなさそうな自由が丘という街だが、週末はいつも賑わっている。無印良品、西村文生堂、TIMELESS COMFORT、にしきや、TODAY’S SPECIAL、IDÉE SHOP、ユニクロを巡る。途中ブルーボトルコーヒーの自動販売機を見つけて興味本位で珈琲豆を買ってみる。自由が丘から田園調布へ。PATE屋でパテを買って、Precceで食料品を買って、SAVEURでケーキを買う。

夕食、ローストチキンとディジョンマスタード、玉葱の鶏がらスープ、アボカドとセロリと紫玉葱のサラダとイタリアンドレッシング、バゲットとポークリエット、白ワイン。夜、読書。プルースト『失われた時を求めて 9 ソドムとゴモラ II』(吉川一義/訳、岩波文庫)を読み終える。

Sunday, February 7

朝の音楽、NINA「The Beginning」を聴く。朝食、目玉焼き、サニーレタスとトマトとベーコンのサラダとイタリアンドレッシング、パンドミとクリームチーズ、ヨーグルト、珈琲。

昨日に引きつづき本日も初春のような陽気で、サーモボトルに入れた珈琲を携えて洗足池公園まで自転車を走らせる。朝読んだ吉見俊哉『大学という理念 絶望のその先へ』(東京大学出版会)によれば、洗足池公園は当初、学園都市のような構想として東京工業大学に隣接するくらい拡張する想定だったらしい。

昼食、ほうれん草とトマトときのこペーストのパスタ、SAVEURのケーキ、アールグレイ。午後は読書。「成功」との通念の蔓延る1964年の東京五輪を批判的に検討する、吉見俊哉『五輪と戦後 上演としての東京オリンピック』(河出書房新社)を読む。瑣末な指摘となるが坂倉準三のことを板倉準三と書いている誤植がある。坂倉だか板倉だか混同する気持ちはとてもよくわかるが、編集や校閲は気づかなかったのだろうか。つづけて手塚洋輔『戦後行政の構造とディレンマ 予防接種行政の変遷』(藤原書店)を読む。反ワクチン派を非科学的だと断罪あるいは啓蒙するだけで決着するほど、予防接種をめぐる歴史は単純な話でないことがよくわかる。

夕食、石焼ビビンバ、わかめスープ、麦酒。