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Monday, December 14

朝の音楽、Belle and Sebastian「What to Look for in Summer」とIgor Levit「Encounter」を聴く。

朝ごはん、目玉焼き、ベーコンとグリーンリーフとトマトのサラダとイタリアンドレッシング、トーストとクリームチーズ、ヨーグルト、珈琲。昼ごはん、お弁当。晩ごはん、鶏肉と小松菜とゆで卵をのせた醤油ラーメン、麦酒。

西浦博・川端裕人『理論疫学者・西浦博の挑戦 新型コロナからいのちを守れ!』(中央公論新社)のなかで、感染症対策として主張の分裂することが自明な経済再生担当大臣と新型コロナ対策担当大臣をひとりの人物が兼務していることの問題が指摘されていたが、もっとも内閣をひとつの主体とみなすならば、いずれにせよ相反する矛盾した提言をアナウンスせざるを得ない局面に陥る。パンデミックは現代政治の能力では処理不能であることを意味するのかもしれないが、たとえ対応能力を超えている事象であっても、国民国家それぞれにおいて政権が見苦しいふるまいをさらけだすかどうかは差が出る。それはさておき、会社の会議室での打ち合わせ中に、マスクをしているとはいえ生理現象として不可避な咳をしたりくしゃみをしたりする迷惑な人がいる。私のことであるが。

本日の読書。ホイジンガ『中世の秋』(堀越孝一/訳、中公文庫)の下巻を読みはじめる。

Tuesday, December 15

朝の音楽、adagio「adagio」とMariana Nolasco「Mariana Nolasco Sessions」を聴く。

朝ごはん、目玉焼き、ベーコンとグリーンリーフとトマトのサラダとイタリアンドレッシング、トーストとクリームチーズ、ヨーグルト、珈琲。昼ごはん、会社近くの鮨屋に赴くとなんと行列。なぜだ。鮨にありつけず。やむなく和幸でとんかつを食べる。晩ごはん、鶏肉と白菜と小松菜と焼き豆腐の柚子鍋、りんご、麦酒。

突如真冬のような寒さ。澄んだ空気と青空がひろがる。会社帰りに最寄りの書店で『CLUÉL』1月号(THE BOOKS Publishing)と『ラジオ英会話』1月号(NHK出版)を買う。帰宅すると郵便受けにみすず書房の新刊案内「パブリッシャーズ・レビュー」が届いている。郵送費が経費として厳しいらしく今号をもって「パブリッシャーズ・レビュー」は終了とのこと。

夜、読書。ホイジンガ『中世の秋』(堀越孝一/訳、中公文庫)を読み終える。あらためて『CLUÉL』の表紙を確認したら1月と2月の合併号だった。今年発行された雑誌の様子を追うと、ページ数が少なくなったうえに合併号で逃れる非常事態を目にしたが、年間の定期購読などをしている場合はどういう扱いになるのだろう。あまりメリットを感じられない定期購読。

Wednesday, December 16

朝の音楽、Emily A. Sprague「Hill, Flower, Fog」とKhatia Buniatishvili「Labyrinth」を聴く。

朝ごはん、目玉焼き、ベーコンとグリーンリーフとトマトのサラダとイタリアンドレッシング、バゲットとクリームチーズ、ヨーグルト、珈琲。昼ごはん、お弁当。晩ごはん、トマトとバジルとクリームチーズのパスタ、りんご、ル レクチエ、赤ワイン。

通勤途中にガラス張りで店内の様子が伺えるビストロがあって、伝え聞くところによると予約をとるのも大変らしい人気店なので、パンデミック以前はいつも座席が埋まっていた。いまこの店を定点観測として眺めている。店内の混み具合は東京都の感染者数の動向ときれいに対応している。

読書。門馬直美『ベートーヴェン 巨匠への道』(講談社学術文庫)と三島由紀夫『花ざかりの森・憂国』(新潮文庫)を読む。

Thursday, December 17

朝の音楽、Shawn Mendes「Wonder」とEmmanuel Pahud「Beethoven: Works for Flute」を聴く。

朝ごはん、目玉焼き、ベーコンとグリーンリーフとトマトのサラダとイタリアンドレッシング、トーストとクリームチーズ、ヨーグルト、珈琲。昼ごはん、お弁当。晩ごはん、生卵と小葱をのせた温かいうどん。

写真集や展覧会図録を中心に蔵書の整理をする。整理といっても処分するわけではなく、なにを所有しているかを再確認するための整理。購入したことをすっかり忘れていた「発見」もある。

夜、映画を二本見る。『セクシー地帯』(石井輝男/監督、1961年)と『黄線地帯』(石井輝男/監督、1960年)。

Friday, December 18

朝の音楽、Kacy & Clayton and Marlon Williams「Plastic Bouquet」とTricky「Fall to Pieces」を聴く。

朝ごはん、目玉焼き、ベーコンとグリーンリーフとトマトのサラダとイタリアンドレッシング、トーストとクリームチーズ、ヨーグルト、珈琲。昼ごはん、無印良品のグリーンカレー、りんご。晩ごはん、鯖の刺身と小葱と生卵と生姜をのせた丼物、白菜と人参と小葱の味噌汁、小松菜の炒めもの、大根の糠漬け、麦酒。

夜、きのうの蔵書整理のつづきを済ませて、『dancyu』1月号(プレジデント社)と『CLUÉL』1・2月合併号(THE BOOKS Publishing)を読む。

Saturday, December 19

朝の音楽、Burt Bacharach & Daniel Tashian「Blue Umbrella」とAna Roxanne「Because of a Flower」を聴く。

朝ごはん、目玉焼き、ベーコンとサニーレタスとトマトのサラダとイタリアンドレッシング、トーストとクリームチーズ、ヨーグルト、珈琲。

近所のドラッグストアで日用品を調達し、スーパーで食料品を補充してから、電車に乗って渋谷に向かう。渋谷スクランブルスクエアで買いもの。スクランブルスクエアでの支払いは決済アプリを使うとポイントが貯まるので以前から利用しているのだが、このたび不正利用が発覚し、しばらくの間機能が停止されていた。不正利用といってもアプリのバグではなく、不正に取得したクレジットカードをアプリに登録して商品を購入した事案らしいのだが、1ヶ月程アプリを利用できなかったお詫びとして利用再開にあたり3000円分のクーポンが配信されていた。別段アプリを使えなくても損害を被るわけではないので、なんだかよくわからないが棚から牡丹餅で3000円貰った感じである。メゾン・イチとティエリー・マルクスでパンを買って、mediteとRF1で洋惣菜を買って、PARIYAでケーキを買う。クリスマス気分でクリスマス向けのチキンを探すも、まだ売っておらず。渋谷をあとにして東横線に乗って田園調布に向かい、くまざわ書店で雑誌を買う。最近街にでるとパンと珈琲豆を買ってばかりいることを踏まえ、さらにその路線を進化させようとパン特集の『OZ magazine』1月号(スターツ出版)と珈琲特集の『& Premium』2月号(マガジンハウス)を購入。プレッセに立ち寄ってシャンパンとチーズを買って帰る。本日買ってきたものを食卓にならべて、昼ごはん兼晩ごはん。やや食べすぎで飲みすぎる。

Sunday, December 20

朝の音楽、Badge Époque Ensemble「Self Help」を聴く。

朝ごはん、目玉焼き、ベーコンとサニーレタスとトマトのサラダとイタリアンドレッシング、トーストとクリームチーズ、ヨーグルト、珈琲。昼ごはん、生卵と小葱をのせた温かいうどん。晩ごはん、牛肉のステーキ、フルーツ人参と菜の花のソテー、ブルーチーズ、ヒューガルデンホワイト。

凍てつく冬の朝、自転車に乗って恵比寿ガーデンプレイスに向かう。目的地は東京都写真美術館なのだが、予想より早く到着してしまい開館まで時間があるので、スターバックスでカプチーノを飲んで待機。写真美術館では「瀬戸正人 記憶の地図」を鑑賞。台湾のビンラン売りを舞台にした写真は以前にも見たことがあり、記憶を辿ればそれは銀座にかつてあったBLD GALLERYでのこと。カレー沢薫「ニァイズ」を入手し、恵比寿から目黒に移動。東京都庭園美術館で「生命の庭 8人の現代作家が見つけた小宇宙」を見る。メンデルスゾーンの楽譜に木漏れ日の映像を重ねた志村信裕の作品が印象に残る。帰る道すがら大崎広小路の旬八青果店に立ち寄って野菜を買う。