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Friday, February 7

林典子『フォト・ドキュメンタリー 人間の尊厳 ーいま、この世界の片隅で』(岩波書店)、岡崎乾二郎『抽象の力 近代芸術の解析』(亜紀書房)読了。新型コロナウイルスが気になり、ついついSNSを見てあれこれ情報収集してしまう。夜、キャベツとベーコンのリゾット、白ワイン。きょうの白ワインは先日KALDIで買った、シロクマが描かれた可愛いラベルのもの。ワインは、動物がラベルに描かれているものを選びがちなことに気づいた。

Saturday, February 8

世の中マスクが不足している。わたしは喉が弱いので、秋冬はマスク必須である。特に眠る時には必ずマスクをする。もともとマスクが好きなのだ。子どもの頃、本当に身体が弱かったから、そういう意識でずっと生きているのだなとあらためて思う。新型コロナウィルスが流行り始めた当初は、どうせみんなインフルエンザの季節もそれほどマスクしないのだから今度だってしないよね、とたかを括っていたら、あっという間に出回らなくなった。時代がわたしに追いついた。

支度をして出かける。東京。旧ブリヂストン美術館がリニューアルされてアーティゾン美術館となった。開館記念の収蔵品展「見えてくる光景 コレクションの現在地」を観る。充実のコレクション。美術館では基本的には写真を撮らない、まあ撮るならほどほどにと思っているが、好きな絵はついつい撮ってしまう。アンリ・ファンタン=ラトゥール《静物(花、果実、ワイングラスとティーカップ)》、アルベルト・ジャコメッティ《矢内原》、ウジェーヌ・ブーダン《トルーヴィル近郊の浜》、ケース・ヴァン・ドンゲン《シャンゼリゼ大通り》、エミリー・カーメ・イングワリイ《春の風景》など。ケース・ヴァン・ドンゲンよりキース・ヴァン・ドンゲンという響きのほうが好きだな、と思い、人の名前の発音をけっこう気にしてしまうな、と感じる。もちろんピーター・バラカンのようにネイティブとして気になるのではなく、あくまでも好みとして。ハマスホイも、ほんとはハンマースホイのほうが発音してて楽しくない?

日本橋のたいめいけんにてオムハヤシとビールをいただいてから、また東京駅まで戻り、東京ステーションギャラリーで「奇蹟の芸術都市バルセロナ展」を、銀座のPOLA MUSEUM ANNEXで「無形にふれる」、CHANEL NEXUS HALLで「Bodyscore – the soul signature ヤコポ バボーニ スキリンジ展」を観る。ルミネ有楽町で買い物して帰る。

夕食、鰤の刺身、めばち鮪のたたき、キャベツの味噌汁、たこわさ、ビール。「BEAMS」の春夏トレンド解説の動画を観る。

Sunday, February 9

原美術館へ。お昼はCafé d’Artにて。「森村泰昌:エゴオブスクラ東京2020 さまよえるニッポン」を鑑賞。2階の最後の部屋で上映されている動画が素晴らしかった。帰り道、動画の中の森村さんの物真似をしながら歩いた。

夕食、蒸し餃子、胡瓜とキムチ、わかめスープ、ビール。