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Saturday, January 18

朝から冷たい雨が降る。きょうはセンター試験だ。どうして世の中の人は普段、受験や受験生について取り立てて言及しないくせに、センター試験だけはやたらと話題にしたがるのだろうか。よほどネタジェニックなのか。

朝、胡桃とレーズンのパン、目玉焼き、ソーセージ、トマト、サニーレタス、ヨーグルト、珈琲。午前中、読書。少し雪が降る。昼、梅のおにぎり、茄子と小松菜の味噌汁、漬物。

岡本仁+岡本敬子『今日の買い物 新装版』(講談社)を読む。「あそこまで行かないと手に入れられないというものが世の中にたくさんあるほうが、人生は楽しく豊かであると思う」という一文がよかった。あと小野二郎が「ふつう思想といわれているものが趣味で、趣味がじつは思想だ」という言葉を残していたことを知った。これはどういう意味なのか? しばらく考えた。

夜、ビーフステーキ、ニース風サラダ、バゲット、赤ワイン。

Sunday, January 19

支度をして出かける。渋谷。Bunkamuraザ・ミュージアムで「永遠のソール・ライター」展を観る。松濤のManuel Cozinha Portuguesaにて昼食をとる。松濤美術館で「サラ・ベルナールの世界展」を観る。東急東横店で「東横デパートの思い出展」を観る。子どもの頃から慣れ親しんでいた東急百貨店の閉店は寂しいものだ。とはいえマークシティ、ヒカリエ、スクランブルスクエアと次々に新しい施設ができるたびに、東急百貨店の年季の入りっぷりがどんどん際立つようになっているので、仕方がないだろう。マークシティだってオープンしたのはもう20年も前のことなのだ。ちなみに東急フードショーは継続営業、東横のれん街はヒカリエに移動する。

表参道。スパイラルにミナ ペルホネンのカフェが入っているとつい最近知ったので行ってみたが、まあ日曜の午後に入れるわけもなく、セレクトショップで洋服や雑貨を見て、カフェは外から様子を伺うだけであった。

「matohu 日本の眼展」を観てから、先日、わたしが夕食のテーブルで浮かれて豪快にワイングラスを割ってしまったので、スパイラルマーケットでドイツのZWIESEL社の丈夫なワイングラスを買った。

フランセ表参道本店のカフェにて、パニエ(クリームがたっぷり挟まれたパイ生地の洋菓子)と紅茶でひとやすみ。今年もここでたくさんひとやすみしたい。