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Monday, August 3

朝の音楽、Kamaal Williams「Wu Hen」を聴く。

朝ごはん、目玉焼き、ベーコン、サラダほうれん草とイタリアンドレッシング、トマト、あんバタートースト、ヨーグルト、珈琲。昼ごはん、ゆで卵とハムとトマトときゅうりをのせた冷やし中華、緑茶。晩ごはん、バジルソースのパスタ、トマトとモッツァレラのカプレーゼ、赤ワイン。

新型コロナウイルスのワクチン開発競争が賑やかになっているが、ジョン・バリー『グレート・インフルエンザ』(平澤正夫/訳、共同通信社)を読むと、100年前に世界中で大流行したインフルエンザに対するワクチン開発の模様が描かれている。なかなかの命懸け。

同時にコール、アベリー、ドチェスの三人はⅠ型、Ⅱ型、Ⅲ型の肺炎球菌による肺炎の予防ワクチンの開発もおこなっていた。動物で効果があることを実証したあとで、ロックフェラーで働くほかの六人の研究者とともに自らをモルモットに、大量のワクチンを接種し合い、ヒトでの安全性を確かめた。全員にワクチンそのものへの拒否反応が起き、うち三人の反応は重篤だった。この用量でワクチンを投与するのはあまりに危険だという判断を下したが、もっと少ない容量で一週間に一度、四週間投与するという別の実験を考えた。被投与者は徐々に免疫をつける時間を与えられた。

『みすず』8月号(みすず書房)が届く。新しい連載がふたつ開始されており、一体いま『みすず』ではいくつの連載が同時並行しているのかわからなくなっている。

Tuesday, August 4

朝の音楽、Avishai Kohen「Big Vicious」を聴く。

朝ごはん、目玉焼き、ベーコン、サラダほうれん草とイタリアンドレッシング、トマト、あんバタートースト、ヨーグルト、珈琲。昼ごはん、ざるうどん、緑茶。晩ごはん、白米、絹ごし豆腐とほうれん草の味噌汁、鯵のひらき、枝豆、麦酒。

radikoのタイムフリー機能でTBSラジオ「オーディナリーミュージック」を聴く。この番組、時間帯が月曜日の早朝(午前4時)なので、少し早起き(あるいはかなり夜更かし)の人のための音楽番組という趣がいちおうあると思うのだが、今回の小田島等と細野しんいちによる選曲は、どうかしている怒涛のリミックスで、目覚めが悪くなりそう(あるいは寝つきが悪くなりそう)。どうかしているので2回聴いた。

読書。グレイソン・ペリー『男らしさの終焉』(小磯洋光/訳、フィルムアート社)を読む。映画。『ダイヤモンドの犬たち』(ヴァル・ゲスト/監督、1975年)を見る。

Wednesday, August 5

朝の音楽、Céu「APKÁ!」を聴く。

朝ごはん、目玉焼き、ベーコン、ベビーリーフとイタリアンドレッシング、トマト、あんバタートースト、ヨーグルト、珈琲。昼ごはん、鶏ハムとサラダほうれん草とチーズのサンドイッチ、珈琲。晩ごはん、豚肉とキムチときゅうりとかいわれの素麺、麦酒。

レバノンの首都ベイルートで大規模な爆発。SNSの発達のおかげで爆発の瞬間を多角的な映像で確認できるのだが、想像を超える爆発っぷりだった。

読書。イーディス・パールマン『蜜のように甘く』(古屋美登里/訳、亜紀書房)を読む。映画。『洲崎パラダイス 赤信号』(川島雄三/監督、1956年)を見る。

Thursday, August 6

朝の音楽、Khruangbin「Mordechai」を聴く。

朝ごはん、目玉焼き、ベーコン、ベビーリーフとイタリアンドレッシング、トマト、あんバタートースト、ヨーグルト、珈琲。昼ごはん、ゆで卵ときゅうりと茗荷とかいわれをのせた冷麺、緑茶。晩ごはん、白米、茄子とほうれん草の味噌汁、豚肉のねぎ塩炒め、麦酒。

残業。読書。藤野可織『来世の記憶』(KADOKAWA)、『UP』8月号(東京大学出版会)を読む。

Friday, August 7

朝の音楽、Donny Benét「Mr Experience」を聴く。

朝ごはん、目玉焼き、ベーコン、ベビーリーフとイタリアンドレッシング、トマト、あんバタートースト、ヨーグルト、珈琲。昼ごはん、鶏ハムとベビーリーフとチーズのサンドイッチ、珈琲。晩ごはん、白米、小松菜の味噌汁、鶏肉のねぎ塩炒め、麦酒。

残業。映画。『断崖』(アルフレッド・ヒッチコック/監督、1941年)を見る。

Saturday, August 8

朝の音楽、Marcos Valle & Azymuth「Fly Cruzeiro」を聴く。

朝ごはん、目玉焼き、ベーコン、キャベツとピーマンとトマトのグリル、あんバタートースト、珈琲。昼ごはん兼おやつ、堂島ロール、珈琲。晩ごはん、豚挽肉と長葱と小松菜の蒸し餃子、ブロッコリー、卵とわかめのスープ、麦酒。

午前10時すぎに渋谷駅着。コロナの影響で商業施設の開店時間が変わっていたり変わっていなかったりで、効率のよい行程を計画するのに難儀しつつ、東急ハンズに立ち寄って掃除用具を買って、真夏に読む本をまとめ買いしようと東急百貨店のMARUZEN&ジュンク堂書店に向かう。ヘーゲル『精神現象学』(熊野純彦/訳、ちくま学芸文庫)の上下巻、アレント『暗い時代の人々』(阿部齊/訳、ちくま学芸文庫)、三島由紀夫『戦後日記』(中公文庫)、プルースト『失われた時を求めて』(吉川一義/訳、岩波文庫)の第1巻、佐藤真『パリっ子の食卓 フランスのふつうの家庭料理のレシピノート』(河出文庫)を抱えてレジにならぶ。東急百貨店から駅に戻る途中、スターバックスと無印良品に寄ってから、渋谷ヒカリエのShinQs・東横のれん街で買いもの。ジョエル・ロブションでパンを買って、一保堂茶舗で煎茶を買って、ビスキュイテリエ・ブルトンヌで焼き菓子を買って、モンシェールでロールケーキを買う。帰宅後、ロールケーキと珈琲をお供にBEAMSの中村達也による「トレンド解説 2020-21 AW」の動画を見る。夜、読書。テレツィア・モーラ『よそ者たちの愛』(鈴木仁子/訳、白水社)を読む。

Sunday, August 9

朝の音楽、Joshua Redman「RoundAgain」を聴く。

朝ごはん、目玉焼き、ハム、ピーマンとトマトと紫玉葱のグリル、あんバタートースト、ヨーグルト、珈琲。昼ごはん、豚肉ときゅうりとミニトマトをのせた素麺、煎茶。晩ごはん、鶏肉と玉葱の白ワイン蒸し、ミニトマトとベビーリーフとエシャロットのサラダ、フォカッチャ、赤ワイン。

図書館と買いもののために外出。野菜の価格高騰が気になる。自宅に戻って読書。『ポルトガル短篇小説傑作選 よみがえるルーススの声』(ルイ・ズィンク、黒澤直俊/編、現代企画室)、『古井由吉 文学の奇蹟』(河出書房新社)、三島由紀夫『戦後日記』(中公文庫)を読む。