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Monday, February 10

朝の音楽、Chris Potter「Circuits」を聴く。朝ごはん、目玉焼き、ベーコン、トマト、ベビーリーフとイタリアンドレッシング、トーストとクリームチーズ、ヨーグルト、珈琲。

読書。『みすず』(みすず書房)の読書アンケートで酒井忠康が紹介していた、矢代幸雄『藝術のパトロン 松方幸次郎、原三渓、大原二代、福島コレクション』(中公文庫)を読む。

残業。晩ごはん、ビーフストロガノフ、麦酒。

お試しでAmazonプライムに加入してみたので、今宵は映画鑑賞。『ヨーロッパ横断特急』(アラン・ロブ=グリエ/監督、1966年)を見る。一昨年の暮れにシアター・イメージフォーラムでロブ=グリエの回顧上映をやっていたようだが、そのときに上映された作品のすべてをいま、Amazonプライムで見ることができるとわかる。掘っていけばAmazonプライムの映画もいろいろとあるのかもしれない。それにしてもサブスクに支払う金額がどんどん肥大化する一方なので、要検討ではある。

Tuesday, February 11

祝日。朝の音楽、O Terno「atrás/além」を聴く。朝ごはん、パンケーキ、ヨーグルト、珈琲。

午前中、お弁当用の常備菜をつくり終えたあとは、レコードを聴きながら猪俣勝人と田山力哉の共著『世界映画俳優全史 女優編』と『世界映画俳優全史 男優編』(ともに社会思想社)をパラパラめくる。

昼ごはん、鮭のおにぎり、大根とわかめとかいわれの味噌汁、「ルピシア」の抹茶黒豆玄米茶。午後はピーター・バラカンと吉岡正晴が進行するNHKFMの「今日は一日“アリーサ・フランクリン”三昧 ~クイーン・オブ・ソウルの軌跡~」を聴く。人の名前は正確な発音で伝えるべきとのピーター・バラカンの要請により、アレサ・フランクリンではなくアリーサ・フランクリン。正しい姿勢だとは思うが、ゲストで登場する出演者らがアレサといったりアリーサといったりで、いささか混乱を招いている感はある。

晩ごはん、蛸とほうれん草と豚肉のレモンパスタ、赤ワイン。

映画鑑賞。『上海特急』(ジョセフ・フォン・スタンバーグ/監督、1932年)を見る。

Wednesday, February 12

朝の音楽、Blood Orange「Angel’s Pulse」を聴く。朝ごはん、目玉焼き、ベーコン、トマト、ベビーリーフとイタリアンドレッシング、トーストとクリームチーズ、ヨーグルト、珈琲。

読書。臼杵陽『日本人にとってエルサレムとは何か 聖地巡礼の近現代史』(ミネルヴァ書房)を読む。映画。『ゲームの規則』(ジャン・ルノワール/監督、1939年)を見る。

晩ごはん、焼豚と長葱とかいわれと生卵をのせた醤油ラーメン、麦酒。

Thursday, February 13

朝の音楽、Anna Meredith「FIBS」を聴く。朝ごはん、目玉焼き、ベーコン、トマト、ベビーリーフとイタリアンドレッシング、胡桃とレーズンのパンとクリームチーズ、ヨーグルト、珈琲。

読書。白戸圭一『アフリカを見る アフリカから見る』(ちくま新書)を読む。映画。『復讐の用心棒』(マウリツィオ・ルシディ/監督、1967年)を見る。

晩ごはん、白米、大根とわかめの味噌汁、豚キムチ、スナップエンドウ、麦酒。

Friday, February 14

朝の音楽、Hector Plimmer「Next To Nothing」を聴く。朝ごはん、目玉焼き、ベーコン、トマト、ベビーリーフとイタリアンドレッシング、胡桃とレーズンのパンとクリームチーズ、ヨーグルト、珈琲。

読書。『みすず』(みすず書房)の読書アンケートで郷原佳以が紹介していた、港千尋『インフラグラム 映像文明の新世紀』(講談社)を読み終えたところで、港千尋に関してインターネットで検索したら、べつの書物で翻訳文の盗用をやらかしていることを知る。港千尋の書くものは好きなのだが、研究者としては致命的かもしれない残念すぎる盗用。もっとも彼の外国語文献の引用のやりかたは、研究者のそれというより著述家としてのざっくり感があるので、むかしから危うかったと指摘できないこともない。

晩ごはん、鰻丼、しめじと長葱のお吸いもの、人参の漬物、麦酒。

Saturday, February 15

早朝、新幹線に乗って名古屋に向かうために東京駅へ。駅構内にある駅弁屋「祭」で、「芝寿し」の金沢笹寿しを買ったのだがこれがとても美味しい。名古屋駅に到着後、電車を乗り継いで豊田市駅へ。豊田市美術館に赴く。「岡﨑乾二郎 視覚のカイソウ」を見るために、時間とお金をつぎ込んで遠くまで来た。展示をじっくり見てまわってから、美術館併設のレストラン「ル・ミュゼ」でお昼ごはん。魚料理と、作家本人はどう思っているのだろうと訊いてみたい気もする岡﨑乾二郎展特別メニューのデザートを食べる。展覧会カタログ執筆者によるシンポジウム(岡田温司、林道郎、松浦寿夫)を聴いてから、帰途につく。

本日の道中はずっと谷崎潤一郎『細雪』(新潮文庫)を読み進めていたのだが、帰りの新幹線では読書に少し飽きて、iPhoneで『ヒトラーを殺す42の方法』(ジョン・テイラー/監督、2015年)を見る。品川駅で下車し、「AUX BACCHANALES」で軽く夕食をとろうと思ったら入居ビルの法定停電のためやってなかった。自宅に戻って、日清のカップヌードルを食べる。

Sunday, February 16

朝ごはん、パンケーキとメープルシロップ、ヨーグルト、珈琲。

「HUGO & VICTOR」のチョコレートと珈琲のおやつとともに、図書館で借りた『現代思想』(青土社)の1月号と2月号をパラパラめくる。特集は「現代思想の総展望2020」と「量子コンピュータ」。

TOKYO FMの「村上RADIO」を聴きながら晩ごはん。蒸し餃子、わかめスープ、麦酒。

Amazonプライムの「シネフィルWOWOWプラス」にグラナダTVのテレビドラマ『シャーロック・ホームズの冒険』があったので、第1話「ボヘミアの醜聞」を見る。