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Monday, February 25

富永健一死去の報せ。

藤原辰史『給食の歴史』(岩波新書)を読む。

夜ごはん、ほうれん草とベーコンのアンチョビパスタ、麦酒。

Tuesday, February 26

ベネズエラの情勢が連日報道されているが、ニコラス・マドゥロの相貌は、南米の独裁的な大統領のイメージそのままなのがたまらない。

ロレンス・スターン『トリストラム・シャンディ』(朱牟田夏雄/訳、岩波文庫)の中巻を読了。

夜ごはん、白米、納豆、大根の葉と豆腐の味噌汁、焼き魚(鮭)とかいわれ、豚肉と人参とキャベツの醤油蒸し、麦酒。

Wednesday, February 27

Les mille feuilles de liberteでミモザの花束を買う。

エッカート・ノイマン『バウハウスの人々』(向井周太郎・相沢千加子・山下仁/訳、みすず書房)を読む。

夜ごはん、白米、納豆、人参としめじと油揚げを入れた豚汁、麦酒。

Thursday, February 28

君塚直隆『ヨーロッパ近代史』(ちくま新書)を読む。

夜、自宅シネマ。『野いちご』(イングマール・ベルイマン/監督、1957年)を見る。

Friday, March 1

ジークムント・フロイト『メタサイコロジー論』(十川幸司/訳、講談社学術文庫)を読む。十川幸司にフロイトの翻訳を勧めた講談社の編集者はだれだろう、互盛央だろうかと思って訳者のあとがきを読んだらやはり互盛央だった。

夜ごはん、鶏肉とねぎの醤油ラーメン、麦酒。

自宅シネマ。『丹下左膳 百万両の壺』(山中貞雄/監督、1935年)を見る。

Saturday, March 2

六本木でギャラリーと美術館めぐり。ギャラリーペロタン東京、オオタファインアーツ、ZEN FOTO GALLERY、シュウゴアーツ、タカ・イシイギャラリー、小山登美夫ギャラリーをめぐってから、国立新美術館で「DOMANI・明日展」を見る。毎年見ている「DOMANI・明日展」だが、こんにちにおける日本の現代美術側の問題なのか、こちらの感受性の問題なのか、魅力的だと思える展示が年々減っている。

昼ごはんは中目黒のおにやんまで、夜ごはんは五反田のフランクリン・アベニューで。

Sunday, March 3

きのうは久方ぶりに都内を歩きまわったのとスギ花粉を大量に吸い込んだのとで朝から身体がだるい。冷たい雨の降るなか、図書館で返却と貸出の用件を済ませ、近所のスーパーで食材を調達する。朝ごはんは蜂蜜レモントーストと珈琲、昼ごはんは焼き餃子とキムチ、夜ごはんはおでん。『図書』3月号(岩波書店)を読んだ。

今週聴いたもの。
・Signs / Tedeschi Trucks Band
・2% Milk / Alex Lilly
・Already Ready Already / Galactic
・The Loch Ness Mouse II / The Loch Ness Mouse
・Flair For Darjeeling / The Loch Ness Mouse
・11-22 / The Loch Ness Mouse
・New Graffiti / The Loch Ness Mouse
・The Loch Ness Mouse / The Loch Ness Mouse
新譜情報をとおしてThe Loch Ness Mouseというノルウェーのバンドの存在を知ったので、Spotifyで過去に発表されたアルバムをすべて追った。こういうとき自宅にいながら簡便に気になった音楽家の作品を時系列で体系的に把握できる音楽配信サービスの膂力を思い知る。以前であれば、CDを買うかレンタル店を捜しまわるかのどちらかで、財布の中身との相談でちょっと気になったくらいではリリースされたアルバムすべてを体系的に把握するなど、至難の技であった。Spotifyであれば簡単にできる。もっとも、それがはたして「よいこと」なのかどうかは、いまだ判然としないのだけれども。