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Tuesday, December 25

radikoのライムフリー機能でJ-WAVE「沢木耕太郎~MIDNIGHT EXPRESS 天涯へ」を聴く。冒頭、羽田空港の国際便での出国チェックが顔認証だけになってしまい、パスポートにスタンプを押してくれず、これは世界的な趨勢で香港でもマカオでも押してくれないと語り、パスポートの入出国の履歴を見て過去の旅を確認する身としてはとても困ると嘆いている。パスポートのスタンプは消えゆく運命なのだろう。となると疑問なのは、パスポートはいつまであのサイズをつづけるのかという点である。スタンプを押さないのであれば、あのサイズである必要はない。あの中途半端なおおきさのせいで財布などとは別管理するはめになるので、スタンプを押さないのなら変えてほしい。

Friday, December 28

本年最終出勤日。昼ごはんは会社ちかくの鮨屋で。夕方からはじまった納会は開始5分でいたたまれなくなり、自席に戻って仕事をする。

今週読んだ本と雑誌。ヴァージニア・ウルフ『自分だけの部屋』(川本静子/訳、みすず書房)、『ディアローグ デュラス/ゴダール全対話』(シリル・ベジャン/編、福島勲/訳、読書人)、『近代と現代の間 三谷太一郎対談集』(東京大学出版会)、佐々木雄一『陸奥宗光 「日本外交の祖」の生涯』(中公新書)、『図書』1月号(岩波書店)。

Saturday, December 29

『UP』1月号(東京大学出版会)を読む。川添愛の連載「言語学バーリ・トゥード」がおもしろいので毎月書いてほしい。

今年最後の外出。東銀座にあったcafe634が洗足池に移転したというので行ってみる。昼ごはん。食後、銀座にでて街歩き。エルメスで「眠らない手 エルメスのアーティスト・レジデンジー展」を見て、ムーンスターの旗艦店をのぞく。銀座線で渋谷に移動し、ツタヤで年初に見る映画を選んで借りて、東急東横の本家しぶそばで早めの夕食を食べる。しぶそばが今年最後の外食。

夜、映画を見る。『台北ストーリー』(エドワード・ヤン/監督、1985年)を見る。

Sunday, December 30

読書。重田園江『統治の抗争史 フーコー講義1978-79』(勁草書房)と巽孝之『パラノイドの帝国 アメリカ文学精神史講義』(大修館書店)。

夜、『犬ヶ島』(ウェス・アンダーソン/監督、2018年)を見る。