Monday, November 5
雨に降られる。
Spotifyでレジデンツを検索すると過去のアルバムがわんさか出てきて、御茶ノ水のジャニスが用済みになるのも当然だなという感じだが、しかしSpotifyが将来的に安泰かといえばそうでもなさそうで、決算発表後の株価下落への対応として自社株買いを実施するらしい。
夜ごはん、あさりの炊き込みごはん、しめじと卵のお吸いもの、赤ピーマンの煮浸し、こんにゃくと油揚げの煮物、きゅうりの漬けもの、麦酒。
吉見俊哉『トランプのアメリカに住む』(岩波新書)を半分ほど読む。
Tuesday, November 6
雨に降られる。
iOSのアップデート。新たな絵文字が追加されたとの説明文にある「赤毛、白髪、巻き毛の新しいキャラクター、頭髪がない人の新しい絵文字」とのくだりは、ポリティカル・コレクトネスの迷走感あふれる。
『トランプのアメリカに住む』のつづき。吉見俊哉の著作の読後感は大抵、総論賛成で各論異議あり。
夜ごはん、ベーコンとかぶの葉のペペロンチーノ、麦酒。つづけて映画鑑賞。『早春』(イエジー・スコリモフスキ/監督、1970年)を見る。
Wednesday, November 7
アメリカ中間選挙。事前の予想通り下院で民主党が上回る結果に。合衆国の各州が共和党の赤と民主党の青で色分けされた地図を見るたび、赤と青で別の国にしてしまったほうが話が早いのではないかと毎度思う。
トランプがアメリカ(のみならず世界)の分断を煽っているというのは間違ってはいない話だとは思うが、むしろもともと分断していた現実を可視化させたというほうが正確であるように感じる。著しく意見を異にする者とは一生わかりあえることはないという冷徹な事実を、トランプは可視化した。
Sabrina Starke「Underneath the Surface」を聴く。
夜ごはん、ソーセージとキャベツと玉ねぎのコンソメスープ、バゲット。
自宅シネマ。『15時17分、パリ行き』(クリント・イーストウッド/監督、2018年)を鑑賞。アメリカの正義と善意を見る。しかしこの映画に出てくるアメリカ人全員がもしも仮にトランプ支持であっても別段驚かないところに、現代のアメリカ社会の困難さを思う。
Thursday, November 8
フランシス・レイ死去。
新宿ルミネで買いもの。URBAN RESEARCH DOORSでムーンスターのスニーカーを買う。靴下屋で靴下を買う。Attache d’IDEEでバブーシュを買う。『& Premium』(マガジンハウス)のパリ紹介の連載はいつになったらムックとして出るのかと思っていたらブックファーストで平積みされていた。買う。NEWoManに移動して沢村でパンを買う。
夜、ケンタッキーフライドチキンを食べる。『UP』11月号(東京大学出版会)を読む。「男と女」のサントラをレコードで聴く。
Friday, November 9
雨。
午後1時から6時までぶっ通しで会議。疲れる。
新しい連載ばかりをどんどんはじめてどうするのかと訝っていた『みすず』(みすず書房)の今月号を読むと、土屋健「機能獲得の進化史」と矢野久美子「アーレントを読む」の二つの連載が新しくはじまっている。
夜ごはん、ターメリックライス、牛肉のソテー、コロッケ、クレソン、麦酒。
Saturday, November 10
アルゲリッチの弾くモーツァルトを聴く。
軽く掃除のつもりが本格的な部屋の掃除に発展して朝から疲弊。
藤原ヒロシがJ-WAVEの番組で旅するときの荷物について喋っているのだが、現地の空港まで友だちに車で迎えにきてもらうとき、乗り込む複数人がRIMOWAのスーツケースだと車のトランクに入らないという、まったく参考にならない話をしている。
ユニクロと無印良品で買いもの。外は11月とは思えない陽気。戸越銀座駅ちかくのカレー屋ストンで昼食兼夕食。
Sunday, November 11
午前中に床屋で髪を切ったあとは、終日自宅でラジオを聴きながら読みさしだった『モノクル』11月号を読む。
夜ごはん、蛸とほうれん草のペペロンチーノ、春菊のガムラマサラとオリーブオイル炒め、麦酒。
東急線キャラクターの「のるるん」について調べていたら、のるるん体操なるものの存在を知る。振り付けはラッキィ池田。いかにもラッキィ池田な感じの振り付けなのだが、キャラクターの躯体を無視した過剰な運動量を要求する踊りである。