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Monday, September 24

祝日。日帰り旅行の翌日はどっと疲れて、目覚まし時計を無視して7時前に起床。グルダの弾くモーツァルトのピアノソナタを聴きながらアイロンがけと部屋の掃除ののち、朝食。

図書館と買い物のため近所まで外出した以外は自宅にて。『メトロミニッツ』10月号(スターツ出版)を読んだり、インターネットを渉猟したり。

Spotifyで楽曲を検索する日々がつづくが、マーヴェレッツを聴こうと思って「Forever: The Complete Motown Albums, Volume 1」と「Forever More: Complete Motown Albums Volume 2」を選ぶも、収録時間が前者は3時間43分、後者は5時間11分もあって、最後までたどりつく気がしない。

夜ごはん、鶏雑炊、麦酒。

Tuesday, September 25

朝の音楽。両親はアルメニア人でシリアのアレッポ生まれ、サウジアラビアで育ち、グリーンカードを取得した両親と一緒にアメリカへと渡り、いまはロサンゼルスを拠点に活動しているという女性シンガーBedouineのアルバムを聴く。

帰り道、雨に降られる。郵便受けに『モノクル』10月号が届く。

夜ごはん、トマトとカプレーゼとバジルのパスタ、赤ワイン。喉に違和感。

『新潮45』(新潮社)が休刊するという。廃刊といわずに休刊というのは往生際が悪すぎるといつも思うのだがそれはともかく、誰とも闘わなくてよく、新潮社社内の人事異動で解決できるいちばん楽で簡単な道を選んだ結果に。このたびの件の話からはやや逸れるが、一連の騒動を眺めていて気づいたのは、保守系の雑誌にリベラルな人間が原稿を執筆することなどいくらでもある、という雑誌の成立要件がインターネットの世界ではほとんど理解されていないということである。インターネットはごった煮のようでいて、実際のところは極度に分断化されているのがわかる。

Wednesday, September 26

喉の痛みが回復しないので病院へ。セフジトレンピボキシル錠100mg、カルボシステイン錠500mg、イブプロフェン錠100mg、レバミピド錠100mg。

天気予報の気温を見てジャケットを着て出かけたきのうは蒸し暑くて失敗だったが、本日はジャケット必須の肌寒さ。

夜ごはん、洋風豚肉しゃぶ、トマトスープ、ライス。

Thursday, September 27

グスタフ・レオンハルトのチェンバロでバッハの「フーガの技法」を聴く。いつのまにやら春夏のパリコレがはじまっていたので、ドリス・ヴァン・ノッテンのコレクション映像を見る。

天気予報は、台風24号ジャパンツアー2018を予想している。

夜ごはん、トマトとキャベツと玉ねぎのコンソメスープ、キッシュ、赤ワイン。

Friday, September 28

アルバン・ベルク弦楽四重奏団によるベートーヴェンの弦楽四重奏曲第7番を聞く。

アメリカ版ヴォーグのウェブサイトにあるパリコレの記事を参照しつつ、ランウェイの模様を確認する。いまでは各ブランドのホームーページを覘けばコレクションの模様は最初から最後まで映像で確認でき、テレビ東京で放映されていた「ファッション通信」での断片的な映像でしかランウェイを確認するすべのなかった時代からしたら、格段の情報量である。コレクション見放題。もっとも、かつての断片的な映像のほうが真剣に見ていた気もする。

夜ごはん、焼き餃子、中華風スープ、キムチ、麦酒。

Saturday, September 29

カール・リヒターによるバッハ「ミサ曲ロ短調」を聴きながらアイロンがけ。

休日出勤。朝から夕方まで誰もいないオフィスのフロアで労働力を投下する。

夜ごはん、バジルパスタ、キッシュ風オムレツ、バゲット、赤ワイン。

Sunday, September 30

終日自宅にて。『ホドロフスキーのDUNE』(フランク・パヴィッチ/監督、2013年)を見る。撮影当時ホドロフスキーは84歳。若々しすぎて84歳に見えない。

台風24号の接近にともないJR東日本が計画運休を実施。計画運休ブームの到来か。