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Monday, May 28

堀江敏幸『曇天記』(都市出版)を読む。堀江敏幸のエッセイはどこか虚構の影が差しこんでいるように思えてならなくて、本書に記されていることが書名に反してなんの曇りもなく真実のみが語られているとすれば、堀江敏幸はけっこう困った人というか面倒くさい人である。だいたい待ち合わせの場所にいつも道に迷って遅刻するなんていうのは、人として駄目じゃないだろうか。

Tuesday, May 29

朝起きて目がさめると、倦怠感と喉に違和感。第一三共ヘルスケア「ルルアタックEX」を飲む。薬の影響もあって一日中眠くてしょうがない。夜、『七年目の浮気』(ビリー・ワイルダー/監督、1955年)を見るも半分くらい寝ていた。

Wednesday, May 30

まだややだるい。ややだる。午後から雨が降る。

2017年6月19日にその上巻を読んだままおよそ1年弱の読みさし状態だった『淀川長治 自伝』(中公文庫)の下巻を読む。

夕食、白米、小松菜の味噌汁、かます、納豆、冷奴、ビール。

Thursday, May 31

『図書』6月号(岩波書店)の近刊案内で見田宗介の新刊が岩波新書から出ることを知る。書名は『現代社会はどこに向かうか』。内容が気になるところだが、サブタイトルに「高原の見晴らしを切り開くこと」とあって相変わらずの雰囲気を予感させる。

夕食、豚肉とトマトと小松菜のアンチョビパスタ、ビール。

Friday, June 1

トラブル発生により残業。

Saturday, June 2

夕方、ひさかたぶりに天王洲アイル。TERRADA ART COMPLEXへ。SCAI PARKで「Pool Party Photos By Jean Pigozzi」を見て、KOSAKU KANECHIKAで鈴木親「晴れた日、東京」を見る。T.Y.Harborで夕食。食べる量も飲む量も年々減少している。老化である。

Sunday, June 3

ほとんど夏のような陽気。読書と映画。亀山郁夫『ショスタコーヴィチ 引き裂かれた栄光』(岩波書店)を読んで、『お熱いのがお好き』(ビリー・ワイルダー/監督、1959年)を見る。