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Sunday, July 12

七夕の日の朝から夫の胃の具合が悪くなり、また落ち着かない日々となった。夫は今年に入って3度目の体調不良だ。もちろん本人がいちばん嫌だろうが、こちらも不安と緊張で疲弊する。こういう時ってなんでだか、フーコーとか、シモーヌ・ヴェイユとか読みたくなる気がする。じゃがいもの土佐煮、かぼちゃの煮物、にんじんと筍といんげんの煮物、と、相手のことを気づかって常備菜をつくろうものならすべて出汁で優しく煮ました、みたいな献立になってしまい、味に変化をつけるのも困難である。

それでもきょうはだいぶ回復してきたとのことで、久しぶりに大きめの図書館に行く。結局2時間半いた。恐ろしい、そんなにいたのか、ぼおっと本の背表紙を眺めているだけで。まあきょうはけっこう雑誌を読んだのだけれど。しかし膨大な量の書物を見るということはやはり良い、生きる力が湧いてきます。まだまだ読んでない本がたくさんある、この世は豊穣である、と。

帰りにスーパーで買い物、花屋に寄ってクリーム色のスプレーバラを3本買い、食卓にかざる。