Monday, May 12
きょうの晩ごはん、あさりと春野菜の白ワイン蒸し、グリーンカールとベビーリーフと新玉ねぎのサラダ、ピクルス、バゲット、ブルサンのチーズ、イタリアの赤ワイン。なにゆえ月曜からこんな浮かれた献立にしてしまったのか謎。赤ワインはこの前お店で初めて見つけた、うさぎの絵が描かれたピンク色のラベルのイタリアワイン。ワインはついつい好みのラベルで選んでしまう。甘口は苦手で、辛口ばかり飲むのだけれど、このラベルはあまりに可愛いくて、甘口辛口確かめずに買ってしまった。
Tuesday, May 13
アルフォンソ・キュアロン監督『ゼロ・グラビティ』(2013年)を観る。ジョージ・クルーニーがサンドラ・ブロックに、宇宙のどこが好きか? と訊いたのに対し、静かなところ、と答えていたのがよかった。宇宙って静かなのだろうか、無音なのだろうか、それほど宇宙に関心がないので知らないのだけれど、本当にまったくの無音なのだろうか、人の耳には聞こえないということなのだろうか、ともかく、静かなのであれば気が遠くなる静けさだなあ、と思うし、宇宙の静けさとは違ったこの世の静けさを感じたくて、わたしはできる限り早起きして窓を開けて、静かな街の音を聴いている。
Wednesday, May 14
ほぼつねにラジオを聴いているので、いつ何のラジオを聴いているかを記録したらだいぶボリュームのある記録になるだろう。面倒だけど、やってみたい気もする。夜、松浦寿輝の「ミュージック・イン・ブック~音楽と文学の交差点~」(ラジオNHK第1)のゲストがきょうから堀江敏幸なので、よりいっそう楽しみに聴く。きょうのテーマは「自作をめぐる音楽」。『河岸忘日抄』や『なずな』などが取り上げられていた。
Thursday, May 15
フランソワ・オゾン監督『危険なプロット』(2012年)を観る。オゾン作品は作品としては巧いけれど、“映画”ではないな、と思ってしまう、ここ数年。やはり最初期作品と『スイミング・プール』がベストかな。
Friday, May 16
ミシェル・アザナヴィシウス監督『アーティスト』(2011年)を観る。アカデミー賞を獲ってしまったことで、なおのこと毀誉褒貶あるけれど、これめちゃめちゃいいじゃないですか! とわたしが賞賛するのは、ダンスという要素に因るものが大きいはず。そして、犬。犬が可愛いすぎる。このわんこを愛でるためにDVD買おうかしら。
Saturday, May 17
第15回タイ・フェスティバル。3年連続の参戦。今年も快晴で、日向にいると陽射しに肌を焼かれて痛い。グリーンカレー、ガパオライス、パパイヤのサラダ、スパイシー春雨サラダ、ソーセージ、ビールでお腹を満たす。萌える緑が涼やかな風に揺れる。目の前の散歩道をひっきりなしに人が通り、芝生はシートをひいて寛ぐ人でいっぱいだ。今年はあと何回ピクニックできるだろうか。
その後、表参道に移動して、ラットホールギャラリーでヴィクトリア・モートン 「Mouth Wave」、エスパス ルイ・ヴィトン東京で「スティーヴ・マックィーン展」を観る。KATE SPADE SATURDAYとBOOKMARCに寄って、藤原ヒロシプロデュースのスターバックス表参道B-SIDE店で休憩。ちなみに先日、藤原ヒロシはラジオで「スティーヴ・マックィーン展」をリコメンドしていたので、図らずも藤原ヒロシの地巡礼、みたいなことになった。次の目的地は広尾。きょうはさすがに喉が渇いて、まずCafe des presでカールスバーグを飲んでひと休み。外のテラスに座ったため、だんだんと夕暮れが近づき、風が冷気を帯びてきたのがよくわかった。エモン・フォトギャラリーでは横浪修「1000 Children」をじっくり観て、一目惚れしてしまった横浪修写真集『assembly』を購入。さーてもうひと頑張りということで、日比谷線、東横線と乗り継いで学芸大学駅まで。初訪問のSUNNY BOY BOOKSで平出隆『ベルリンの瞬間』、ボリス・パステルナーク『リュヴェルスの少女時代』、野矢茂樹『哲学・航海日誌 I』、『ぽかん』4号を買う。どれもいい買い物、ホクホク。
帰宅。東京をあちこち行ったり来たり、さすがに疲れました。