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Monday, May 6

買い物に出るついでに公園を散歩。滴る緑に全身を浸す。近所のお気に入りのカフェで読書をする。『言葉の外へ』(保坂和志、河出文庫)を読む。夜ごはんにあさり、しめじ、パプリカ、玉ねぎのパスタ、生ハムとグリーンリーフと玉ねぎのサラダ、赤ワインをいただいてから、大好きな映画『アパートの鍵貸します』(ビリー・ワイルダー監督、1960年、アメリカ)を久しぶりに鑑賞。ちなみに夕飯がスパゲティだったのは偶然です。

Saturday, May 11

今週、平日は『リリー・マルレーン』(ライナー・ヴェルナー・ファスビンダー監督、1981年、西ドイツ)、『カリフォルニア・ドールズ』(ロバート・アルドリッチ監督、1981年、アメリカ)を観た。どちらも家で。VHSで。観たあとちょっと疲れるくらい強烈な映画。2本ともとてもよかった。きょうは一日雨降り。雨読日和 with 麦とホップ《赤》。『世紀末芸術』(高階秀爾/著、ちくま学芸文庫)を読んだ。夕飯は、ウィンナー、ピーマン、玉ねぎ、トマトのホール缶でナポリタンスパゲティ。

Sunday, May 12

窓の外はまだ群青色に覆われて街灯の光が静かに輝いていた午前4時半から30分後、空はみるみる明るくなって輝く陽光が部屋のなかに射し込んできた。やった! きょうのタイフェスは快晴だ。原宿で下車して代々木公園へ。朝一番に張り切って参戦だ。人混みをくぐり抜けて食べたいものを選んで貨幣と交換し、無事、芝生の上にピクニックラグを広げて、ガパオ、パッタイ、グリーンカレー、ソムタム、トムヤムクンラーメンにありつく。あとシンハービール。シンハービールを芝生の上に置いて写真を撮る……って、これ昨年もやったなぁ。また来年もやりたいよ。我々が陣取ったそばにはバラの花壇があって真っ赤なバラが咲き誇っていて、たくさんの人が写真を撮っていた。お昼に向かって次々と人が増えてくる。なんとなくラグの下の地面が固くて痛みを感じたので途中で池のそばに移動して、満腹のお腹をいたわりながらゴロゴロ寝そべったのち人出のピークをかすめて昼過ぎには撤収。今年の反省点としては、やはりタイフェス用のカゴ(スーパーのカゴのようなもの)を買ったほうがいいんじゃないかということ。追加の買い出しは疲れるため。

朝昼兼用のタイフェスで食べ過ぎたため、夜は、卵焼き、生姜と小ねぎをのせた冷奴、ビールで軽く済ませる。眠る前に『螺旋海岸 notebook』(志賀理江子/著、赤々舎)を読み始めたらとまらなくなった。すごい本だとは聞いていたが、ここまで刺激的な内容だとは予想できなかった。まだわからないけれど、早くも今年のベスト3には入りそうな気がする。