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Monday, December 15

頭痛が治らず、痛みが長期化する。朝食、目玉焼き、豚肉の炒め物とマスタード、サニーレタスと紫玉葱とブロッコリーのサラダ、キャロットラペ、ミルクブレッドとクリームチーズ、ヨーグルト、珈琲。

澄んだ冬の青空が広がる。読書。夏目漱石『三四郎』(岩波文庫)を読む。昼食、弁当。猛省すべき致命的な咎でもあったかと訝しくなる程、病から逃れられない。二週間以上続く頭痛は、日を追う毎に症状が酷くなるので、急遽午後休暇を取得し、脳神経外科に向かう。MRI撮影の結果では致命的な疾患は見あたらず、おそらくは後頭神経痛の可能性が高いとのこと。インフリーSカプセル、レバミピド錠100mgを処方される。評判の良好な病院だが検査までの待ち時間が長く、午後2時半の受付から、終了したのは午後5時過ぎ。

夕食、豚肉と菠薐草の千鳥酢炒めと柚子七味を添えた温かい饂飩。日々夏目漱石の小説を読んでいるので、「うどん」ではなく「饂飩」と漢字で書きたくなる。帰り道に近所の書店で購入した、雑誌『BRUTUS』(マガジンハウス)の最新号を読む。特集は、理想の本棚。山田太一の本棚にミシェル・フーコーの本が揃っていたのが意想外。

Tuesday, December 16

夏目漱石を読んでその語彙表現に触発されるのであれば、これからは「パン」を「麺麭」と書くべきかもしれないが、それは流石にやりすぎの感がある。朝食、目玉焼き、サニーレタスと紫玉葱とブロッコリーのサラダ、キャロットラペ、ミルクブレッドとクリームチーズ、ヨーグルト、珈琲。

読書。夏目漱石『それから』(岩波文庫)を読む。昼食、弁当。夕食、豚肉と長葱の炒め物を加えた「無印良品」の「ごはんにかけるコムタン」。『それから』のつづきを読みながら、「ル パン ドゥ ジョエル・ロブション」のシュトーレンを食べ、「ジャワティストレート ホワイト」を飲む。

Wednesday, December 17

朝食、目玉焼き、鶏肉のグリルとマスタード、サニーレタスと紫玉葱とブロッコリーのサラダ、紫キャベツのバルサミコマリネ、キャロットラペ、パンドミとクリームチーズ、ヨーグルト、珈琲。

読書。夏目漱石『門』(岩波文庫)を読む。昼食、弁当。今年最後の病(であることを望む)は、恢復途上と思われるものの、症状は一進一退。日暮れ期になると、左後頭部が強く痛みだす。

五反田駅で下車。「五反田東急スクエア」内の「ブックファースト」に立ち寄る。いしいひさいち『剽窃新潮』(新潮社)、小川哲『火星の女王』(早川書房)、櫻田智也『失われた貌』(新潮社)、山内志朗『流れることへの哲学 存在の花を訪ねて』(慶應義塾大学出版会)、熊野純彦『カント 美と倫理とのはざまで』(講談社学術文庫)、ヴァッサーマン『カスパー・ハウザー あるいは怠惰な心』(酒寄進一/訳、岩波文庫)を買う。珍しいことに、会計時に店員の人に話しかけられ、「本の買い方が魅力的です」と褒められる。ジャンルが多岐に渡っているからとの意味合いのよう。メモしておいた本をまとめて購入する平常運転ではあるが、書店員の心理の襞をくすぐる選書だったのだろうか。

夕食、鶏肉と菠薐草のリゾット、シュトーレン、サンペレグリノ。

Thursday, December 18

朝食、目玉焼き、鶏肉のグリルとマスタード、サニーレタスと紫玉葱とブロッコリーのサラダ、紫キャベツのバルサミコマリネ、キャロットラペ、パンドミとクリームチーズ、ヨーグルト、珈琲。

みすず書房から目録とともに届いた謝恩企画の注文用紙を見ると、書名を記入する欄に「例:長い読書」とある。島田潤一郎の『長い読書』が、みすず書房の数ある刊行書籍を代表しているかのよう。

昼食、弁当。夕食、鶏肉と春菊を添えた温かい饂飩。読書。夏目漱石『彼岸過迄』(岩波文庫)を読む。

Friday, December 19

冬晴れが続く。朝食、目玉焼き、ソーセージとマスタード、サニーレタスと紫玉葱とブロッコリーのサラダ、紫キャベツのバルサミコマリネ、キャロットラペ、パンドミとクリームチーズ、ヨーグルト、珈琲。

告朔の餼羊として続いている年末行事のひとつに「職場の忘年会」なるものが存在するが、彼此もう何年も参加したことはない。自身が所属する部署でいえば、わたしが「やる」と言わないかぎり実施されないであろうから、開催されることは金輪際ないので安心である。人徳の問題で、別方面から誘われることもまた皆無なので、こちらも安心である。頗る平穏な年末を過ごす。体調は悪いが。

読書。夏目漱石『行人』(岩波文庫)を読む。昼食、弁当。会社帰りに「QBハウス」で髪を切る。夕食、辣油を加えた鶏肉と菠薐草の炒飯、「キリン」のラガーゼロ。

Saturday, December 20

朝食、半熟卵、サニーレタスと紫玉葱のサラダ、紫キャベツのバルサミコマリネ、キャロットラペ、パンドミとクリームチーズとチェリージャム、ヨーグルト、珈琲。

読書。夏目漱石『行人』(岩波文庫)を最後まで。小雨が降ったり止んだりの愚図つく空模様。スーパーマーケットで食料品の調達を済ませ、図書館で本の返却と貸出の手続き。午後は所用。

読書。いしいひさいち『剽窃新潮』(新潮社)を読む。夕食、豚ロース肉とキャベツとブロッコリーと大豆のトマトソース煮込み、バゲット、「キリン」のラガーゼロ。

Sunday, December 21

不安定な空模様。朝食、目玉焼き、サニーレタスと紫玉葱とブロッコリーとトマトのサラダ、紫キャベツのバルサミコマリネ、キャロットラペ、スライスチーズとマスタードのホットサンド、ヨーグルト、珈琲。

読書。ハリー・クリフ『宇宙のアノマリーはどこまで判明したのか 標準モデルを揺るがす謎の現象』(熊谷玲美/訳、柏書房)を読む。

洗濯と掃除と本の整理。映画鑑賞。『逃げ去る恋』(フランソワ・トリュフォー/監督、1979年、フランス)を見る。昼食、「カーナ・ピーナ」監修のチキンカレー。インターネットで検索すると、祐天寺にあるお店は今年の暮れに閉店したとのこと。NHKFMで放送されたNHK交響楽団による、ベートーヴェン「交響曲第9番ニ短調 作品125 合唱つき」を聴く。指揮はレナード・スラットキン。Wikipediaの情報によれば、指揮者は来日のたびに「不二家ネクター」を愛飲しているとのこと。

「LOB COFFEE HOUSE」の豆で淹れた珈琲と「SAVEUR」のケーキ。読書。小川公代『ゆっくり歩く』(医学書院)を読む。地に足のついた「ケア論」として興味深く読む一方で、親子間の情愛を最終的には当然視している雰囲気があり、崩壊した家族関係のなかで生きてきた者にはあまり響かない本でもある。

夕食、しらすと白胡麻を添えた蛸とキャベツの炒飯、鶏肉と玉子と若布のスープ、「キリン」のラガーゼロ。読書。加藤周一『読書術』(岩波現代文庫)を読む。