
Monday, September 15
体調不良。吐き気が酷いので、漢方薬の「半夏瀉心湯」を飲む。吐き気とは別に、鼻炎も発症。
「ザ・シネマメンバーズ」にて、今月で配信が終了してしまう『サタンタンゴ』(タル・ベーラ/監督、1994年、ハンガリー・ドイツ・スイス)の3ロール目を見る。鑑賞前に、鼻炎を抑える市販薬「コルゲンコーワ鼻炎フィルムα」を飲んだのだが、眠気を誘う抗ヒスタミン薬を飲んでからタル・ベーラの映画を三時間見るのは、ほとんど罰ゲームの様相を呈する。
夕食、海苔と白米の塩おにぎり、絹ごし豆腐と茄子と茗荷の味噌汁。
Tuesday, September 16
朝食、目玉焼き、鶏肉のグリルと粒マスタード、サニーレタスと紫玉葱とミニトマトのサラダ、キャロットラペ、玉蜀黍、パンドミとクリームチーズ、ヨーグルト、珈琲。
読書。加藤陽子、モリナガ・ヨウ『となりの史学 戦前の日本と世界』(毎日新聞出版)を読む。『UP』(東京大学出版会)での連載をまとめた本なので、事実上の再読。
アンヌ・ケフェレックのピアノ演奏で、エリック・サティを聞く。昼食、弁当。夕食、鶏肉と小松菜と茄子の千鳥酢炒め、茗荷と生姜を添えた冷奴。
読書。ロサ・リクソム『コンパートメントNo.6』(末延弘子/訳、みすず書房)を読む。端正な佇まいの装幀から瀟洒な小説を想像したら、シベリア鉄道を舞台にした荒々しい物語だった。
Wednesday, September 17
ロバート・レッドフォードの死去を知る。
朝食、目玉焼き、鶏肉のグリルと粒マスタード、サニーレタスと紫玉葱とミニトマトのサラダ、キャロットラペ、玉蜀黍、パンドミとクリームチーズ、ヨーグルト、珈琲。
メナヘム・プレスラーとエマーソン弦楽四重奏団の演奏で、シューマンのピアノ五重奏曲とピアノ四重奏曲を聴く。昼食、弁当。夕食、鶏肉と茗荷と茄子と小松菜の味噌炒め。
読書。岡崎次郎『マルクスに凭れて六十年 自嘲生涯記』(航思社)を読む。
Thursday, September 18
朝食、目玉焼き、鶏肉のグリルと粒マスタード、サニーレタスと紫玉葱とミニトマトのサラダ、キャロットラペ、玉蜀黍、パンドミとクリームチーズ、ヨーグルト、珈琲。
東京地方の本日の最高気温は、35度超え。残暑は厳しい。夕刻からは雨模様の予報で、本来であれば「干天の慈雨」と呼ぶべきであるが、昨今の雨は、浸水を心配しなければならないほどの凶暴な豪雨襲来なので、恵みの雨とはほど遠い。
昼食、弁当。夕食、「無印良品」の「ごはんにかける コムタン」。「Amazon」で箱買いした炭酸水「サンペレグリノ」が届く。
読書。平山亜佐子『戦前エキセントリックウーマン列伝』(左右社)を読む。「ABEMA」の将棋チャンネルで、藤井聡太対伊藤匠の「王座戦」を視聴する。熱戦の末、伊藤匠の逆転勝ち。
Friday, September 19
突如、涼しくなる。季節のバトンの渡しかたが雑にすぎるのは、近年の恒例行事。洗濯と掃除。
朝食、目玉焼き、鶏ハムと粒マスタード、サニーレタスと紫玉葱のサラダ、キャロットラペ、玉蜀黍、パンドミとクリームチーズ、ヨーグルト、珈琲。昼食、弁当。夕食、海苔と白米の塩おにぎり、茄子と小松菜と茗荷の味噌汁、胡瓜と味噌。日本銀行が上場投資信託(ETF)の売却を決定との報道。
読書。『山脇道子バウハウス回想集』(川畑直道/編、みすず書房)を読む。
Saturday, September 20
曇天。本日も涼しく、日中は25度前後の常識的な気温。
朝食、スクランブルエッグ、ソーセージと粒マスタード、サニーレタスと紫玉葱のサラダ、キャロットラペ、パンドミとクリームチーズ、ヨーグルト、珈琲。バスに乗って、食料品の調達のためにスーパーマーケットへ。最寄りの図書館に立ち寄り、4冊返して7冊借りる。昼食、「資生堂パーラー」の辛口ビーフカレー、梨。
午後、外出。副都心線の新宿三丁目駅で下車。「伊勢丹 新宿店」の地下食料品売場で、「飯尾製造」の「富士ピクル酢」を買う。地下道を歩いて「紀伊國屋書店 新宿本店」に向かう。はじめに5階まで上がって、買い物かごを片手に本を選びながら、階段で下に降りてゆく。買い物かごに放り込まれた書籍は、蓮實重彥『日本映画のために』(岩波書店)、ソフィ・ガシェ『ジェーン・バーキン 永遠のファッションアイコン』(東野純子/訳、河出書房新社)、鶴岡真弓『渦巻の芸術人類学 死と再生のスパイラル ケルト・縄文から現代アニメまで』(青土社)、夏申『わたしの上海游記 揚子江のほとりで本を読む』(紀伊國屋書店)、青野利彦『冷戦史(上) 第二次世界大戦終結からキューバ危機まで』(中公新書)、青野利彦『冷戦史(下) ベトナム戦争からソ連崩壊まで』(中公新書)、片岡義男の「珈琲三部作」(『珈琲にドーナツ盤』『珈琲が呼ぶ』『僕は珈琲』)のボックスセット(光文社)。新宿を離脱。東横線の田園調布駅で下車。「SAVEUR」でケーキを、「JEAN FRANÇOIS」でパンドミを買う。
夕食、鶏ハムと玉子焼きと胡瓜とトマトとキムチと白胡麻を添えた冷やし中華。
Sunday, September 21
朝食、目玉焼き、鶏ハム、サニーレタスと紫玉葱とトマトのサラダ、キャロットラペ、パンドミとアプリコットジャム、ヨーグルト、珈琲。洗濯と掃除。
体調の善し悪しを測るバロメーターとして「帙を繙く」行為がある。身体の具合が芳しくないと、書物を手に取ったり、活字を目で追うことが、ひどく億劫になる。今夏、体調を崩した際は、通勤電車の中で本を読む気が失せて、ひたすら眼を閉じて体を休ませることを優先させた。
午前中は読書。リチャード・フラナガン『第七問』(渡辺佐智江/訳、白水社)を読む。
昼食、ピザトースト(ピーマンとトマトとチーズ、オリーブとツナとチーズ)。「NHKスペシャル デジタルリマスター版 映像の世紀」のBlu-rayから、「第6集 独立の旗の下に」を視聴する。「SAVEUR」のケーキと珈琲。
午後も読書。読みさしの水村美苗『無駄にしたくなかった話』(筑摩書房)を最後まで。つづけて、堀内花子『父・堀内誠一が居る家 パリの日々』(カノア)を読む。
夕食、白米、しらす、絹ごし豆腐としめじと舞茸のお吸い物、秋刀魚の塩焼き、大根おろし、胡瓜と大根の漬物、梨。