663

Friday, July 14

有給休暇を取得。すこしゆっくりめの午前5時半に起床し、6時から胃と大腸の内視鏡検査のための腸内洗浄液を2リットル飲む。水をたくさん飲むのが苦手なのでどんなことになるだろうと慄いていたが、必要に迫られ本気になればなんとかなるもので、なんとか飲み終え、検査自体も鎮静剤を多めに投与してもらって、苦痛なく無事に終えることができた。なんだかすごく達成感がある!

Saturday, July 15

昨日の検査疲れで、本日は一回休みという感じ。朝起きて、ああ今日はあの水2リットル飲まなくていいんだ〜! とホッとする程度にはトラウマになっている。苦笑

Sunday, July 16





朝一番で東京駅から新幹線に乗り、軽井沢へ。朝ごはんは新幹線の中で、そば屋の天むす弁当とあたたかいお茶。軽井沢はやはり、吹く風が東京とは違う。日向はさすがに暑いけれど日陰に入ると湿度の低さが感じられて有難い。

「浅間国際フォトフェスティバル2023 PHOTO MIYOTA」に今年も参戦する。そよ風と緑の中で行われるこのイベントが大好き。今回印象に残った作家はグレゴリー・ハルペーン、ジュリー・コックバーン、マックス・ピンカース&ヴィクトリア・ゴンザレス=フィゲラスだった。わたしはストレートフォトが好きなので、デジタル映像をスクラップアンドビルドした作品が多いなか、ストレートフォト寄りのグレゴリー・ハルペーンの作風に惹かれた。日常が異界の入り口に繋がっているということをさらっと見せていて良い。ジュリー・コックバーン、マックス・ピンカース&ヴィクトリア・ゴンザレス=フィゲラスの作品はファウンドフォトを用いている。ジュリー・コックバーンの作品はポートレイト写真にポップな刺繍をほどこしたもので品があり美しく、ピンカース&フィゲラスの作品は一見普通に複数の写真をモンタージュにしているだけとも言えるのに、不思議といつまでも見ていられる気がした。

本イベントの会場であるMMoP(モップ)は、御代田写真美術館を中心にいくつかのショップやスペースが集まる複合施設。ちなみに御代田写真美術館は元メルシャン軽井沢美術館で、メルシャン軽井沢美術館とは、メルシャンの軽井沢蒸留所に併設された美術館だった。そしてすでに閉鎖されてしまっているメルシャンの軽井沢蒸留所の跡地には現在、御代田町の町役場がある。この土地の歴史をいろいろ調べてみると、点と点が線でつながってなかなか面白い。

そんなMMoPの一角にあるSTEAK HOUSE feuで、昨年に引き続き、ステーキセットのランチをいただく。階下のCERCLE Plus wine&deliでワインを物色し2本購入。パテとビネガーも買う。lagomでロールストランドのヴィンテージのカップ&ソーサーを買う。

軽井沢まで戻り、あまり時間がないのでアウトレットモールでイッタラのショップだけのぞく。会社で使うマグカップを買って帰京。

夜は、トマト、きゅうり、とうもろこし、しらす、水茄子の漬物、九条ネギをのせた素麺。

就寝前、SNSを眺めていて、ジェーン・バーキンが亡くなったことを知る。長いこと闘病されていたことは知っていたが、ああ、ついに…と肩を落とす。人はいつか亡くなるものだけれど、とてもとても悲しいよ。ジェーンはいつまでも変わらず生きていてくれるものだと思ってしまうくらい、わたしの人生のなかで当たり前の存在だった。14歳でその存在を知ってからというもの、シャルロット・ゲンズブールとともにずっと憧れのひとだった。映画もたくさん見た、雑誌もたくさん切り抜いてスクラップブックを作った、パンフレットもいっぱい集めた、アルバムも聴いた、女性歌手でいちばんコンサートを聴きに行ったのもジェーン・バーキンだった。日本が大好きで、東日本大震災の時に日本に寄り添ってくれたジェーン。寂しいね。これからもずっとずっと大好きです。