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Friday, January 1



新年あけました。みんなが心も身体も健やかに過ごせますように、みんなにいいことがありますように。心の底からそう思える年明けである。

東の空がじょじょにオレンジ色に染まっていく様子をちらちら伺いつつ、お雑煮をつくる。おせち料理、お雑煮、日本酒を食卓に並べる。今年のおせちはいつもどおりで、紅白なます、たつくり、卵焼き、うずらの卵とさやえんどう、かまぼこ、鮭の昆布巻き、黒豆とチョロギ、伊達巻、れんこんと筍の煮物、いくらの柚子釜、結びこんにゃく。ただし! かまぼこは可愛い可愛いのるるんかまぼこだ!

新春映画は『ピクニック』(ジャン・ルノワール監督、1936年)、新春読書は吉田健一『おたのしみ弁当』(講談社)。年越し生放送された「村上RADIO」をタイムフリーで聴いたり、読書したり、うたた寝したり、そうこうしているうちに日が暮れる。夜は、ローストチキン、ブロッコリーの塩茹で、タコと紫玉ねぎとベビーリーフのサラダ、ポタージュスープ、赤ワイン。夫がつくったローストチキンがとても美味しい。

Saturday, January 2


パン、バター、目玉焼き、ベーコン、トマト、ベビーリーフ、ヨーグルト、珈琲といういつもの朝食。開店とほぼ同時にスーパーマーケットへ。スーパー初め。例年なら1月2日は美術館初めだが、スーパーへ。やはり状況が状況なだけに、いつ緊急事態宣言が発出されるかわからないから、昨年のうちに早め早めに行きたい美術館に行っておいたため、もう行きたい美術展が残っていないのだった。

サイクリング初め、多摩川河川敷を走る。帰宅して、おしるこを食べながら『皆さん、さようなら』(オタール・イオセリアーニ監督、2015年)を観る。映画の中でも壮年男性2人が素敵に自転車を走らせていた。夜はお蕎麦とビール。

Sunday, January 3

東京はきょうも晴れている。岡本仁がどこかで書いていたが、冬の東京は晴れる。『汽車はふたたび故郷へ』(オタール・イオセリアーニ監督、2010年)を観る。阿久津隆『本の読める場所を求めて』(朝日出版社)を読む。

正月三が日が終わってほっとする。