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Friday, December 24

○○○にはイブなどない!
(○○○には適宜職業名を入れてください)。
(二階堂奥歯『八本脚の蝶』ポプラ社、p.63)

Saturday, December 25

早朝5時半より仕事。雨が降っている。朝食後、雨の止むのを待って外出。意想外に晴れて着込んで出掛けるも外は暖かい。渋谷に赴いて年末年始に引き籠もるための買いものを済ませる。渋谷スクランブルスクエアにて。「東急ハンズ」で文房具、「丸山珈琲」で珈琲豆、「フランセ」でミルフィユ、「治一郎」でロールケーキを買う。渋谷ヒカリエにて。「AND THE FRIET」でドライフリット、「BISCUITERIE BRETONNE」と「ラ・メゾン白金」で洋菓子の詰め合わせ、「豊島屋」で鳩サブレーを買う。手袋を新調しようとスクランブルスクエアの「TOMORROWLAND」を尋ねるも在庫がなかったので渋谷本店まで足をのばして購入。タワーレコードに立ち寄ってフリーマガジン「intoxicate」を入手。渋谷の街はそれなりの人通りで賑わっている。渋谷マークシティの「JEAN FRANÇOIS」でパンドミを買って、ふたたびスクランブルスクエアに向かい「RF1」でローストチキンを買う。渋谷での散財はこれにて終了。渋谷をあとにして東急東横線に乗って田園調布駅まで。「プレッセ」でサラダづくりのための食材とスパークリングワインを買って、「SAVEUR」でクリスマスケーキを買う。夕方、「沢木耕太郎~MIDNIGHT EXPRESS 天涯へ」(J-WAVE)を聴きながら本日購入した食材をならべて昼食兼夕食。

Sunday, December 26

午前5時起床。目玉焼き、ソーセージ、グリーンリーフとベビーリーフと紫玉葱とミニトマトのサラダ、くるみパン、ヨーグルト、ロールケーキ、珈琲、の朝食。藤原ヒロシの「JUN THE CULTURE」(J-WAVE)をradikoで聴いたら、昨日の沢木耕太郎と同様に今年は一度も外国に行かなかったと話していて、その事実はこれまで頻繁に外国に出掛ける人であっても現在の状況を考えればなんの不思議でもないことだが、細野晴臣の「Daisy Holiday!」(InterFM)にゲスト出演した水原希子が語った今年一ヶ月ほどスペインを旅したというのは酔狂すぎる。

部屋の掃除とアイロンがけ。近所のスーパーマーケットとドラッグストアで買いもの。昼食として用意したベーコンと紫玉葱とチーズを挟んだホットサンドを齧りながら映画鑑賞。『春のソナタ』(エリック・ロメール/監督、1989年)を見る。見終えたあと、シューマンを聴きたくなり花を買いにいきたくなる映画。夕方、麦酒を飲みながら『現代思想2022年1月臨時増刊号 総特集=ウィトゲンシュタイン』(青土社)に目をとおす。途中まで。夜は「Barakan Beat」(InterFM)と「村上RADIO」(TOKYO FM)を聴きながら夕食。ローストチキン、長葱とほうれん草のコンソメスープ、グリーンリーフとベビーリーフと紫玉葱とミニトマトとシーチキンのサラダ、バゲット、イタリアの赤ワイン。

労働時間が日々の生活をいちじるしく侵食してゆくなかで、寸暇を惜しんで最近読んだものと見たもの。読書。新刊で買った本としてはポール・ヴァレリー『ドガ ダンス デッサン』(塚本昌則/訳、岩波文庫)。高階秀爾の文庫本二冊を再読。『日本近代美術史論』(ちくま学芸文庫)と『フランス絵画史』(講談社学術文庫)。あとはなんとなく埴谷雄高『死霊』(講談社文芸文庫)全三巻を読み返す。只今、第三巻の途中まで。映画。『犯罪王ディリンジャー』(マックス・ノセック/監督、1945年)、『伯林/大都会交響楽』(ヴァルター・ルットマン/監督、1927年)、『ミュンヘンへの夜行列車』(キャロル・リード/監督、1940年)。趣味は読書と映画鑑賞。忙しすぎるのでSNSの動向などは完全に無視して暮らしている。特段困らないのでしばらくは等閑視する心づもり。