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Monday, November 16

朝の音楽、haruka nakamura「スティルライフⅡ」を聴く。

朝ごはん、目玉焼き、ベーコン、サニーレタスとイタリアンドレッシング、トマト、ミルクブレッドとクリームチーズ、ヨーグルト、珈琲。昼ごはん、お弁当。暖かな日和で、とても鍋料理という天候ではないものの週末に食材を買ってしまったものだから、晩ごはんは鶏肉と小松菜と焼き豆腐の鍋、卵雑炊、麦酒。

会社帰りに本屋に立ち寄ってマガジンハウスの雑誌とムックを買う。『BRUTUS』と『2020年のリラックス。』の二冊。2000年前後に本屋でぱらぱらと立ち読みするも軽佻な媒体だなとの印象しかなかった『リラックス』を、20年あまりが経過した現在購入しているとはなんの因果か。

自宅に戻るとエノテカからの段ボール箱が届いている。エノテカの店舗に赴くとそれなりの価格のワインが並んでいるのであまり食指が動かないのだが、オンラインショップでは安価なワインセットを売っているので、おそらくはエノテカ最安値と思われるワインを赤白合計20本買う。これでもう当面はワインを買う必要はなくなるはず。

『BRUTUS』の日用品特集で中村圭佑がトートバッグのコレクションを披露しており、そのなかでダミアン・ハーストが経営するNewport Street Galleryのものをお気に入りとして紹介しているのに共鳴する。マチのある大きめサイズのものがたくさん入るこのトートバッグはとても重宝で愛用している。利用頻度の高いロンドン土産。

Tuesday, November 17

朝の音楽、Fenne Lily「BREACH」

朝ごはん、目玉焼き、ベーコン、サニーレタスとイタリアンドレッシング、トマト、あんバタートースト、ヨーグルト、珈琲。昼ごはん、無印良品のカレー(チキン)、りんご。晩ごはん、白米、かぶとかぶの葉の味噌汁、しらす、高菜漬け、鯵のひらき、油揚げと小松菜の胡麻油炒め、かぶの漬物、麦酒。

読書。読みさしだった本を読み終える。蓮實重彦『言葉はどこからやってくるのか』(青土社)と三品輝起『雑貨の終わり』(新潮社)。

夜、radikoのタイムフリーで、病気で他界した片岡知子の音楽をかけるInterFM「Daisy Holiday!」を聴く。

Wednesday, November 18

朝の音楽、Instant Cytron「CHANGE THIS WORLD」と「チアフル・モンスター」を聴く。

朝ごはん、目玉焼き、ベーコン、サニーレタスとイタリアンドレッシング、トマト、あんバタートースト、ヨーグルト、珈琲。昼ごはん、お弁当。晩ごはん、ベーコンとトマトとかぶの葉のパスタ、サラダほうれん草とイタリアンドレッシング、麦酒。

岩波書店の『伊丹十三選集』全3巻を読んでその小姑感をじゅうぶん味わったのでもういいかという感じではあるのだが、しつこく『ヨーロッパ退屈日記』(新潮文庫)を読む。先週末に大森山王にあるあんず文庫で買ったもの。

Thursday, November 19

朝の音楽、History of Colour「Antumbra」を聴く。

朝ごはん、目玉焼き、ベーコン、サニーレタスとイタリアンドレッシング、トマト、ミルクブレッドとクリームチーズ、ヨーグルト、珈琲。昼ごはん、お弁当。晩ごはん、トマトとルッコラと鯖缶の洋風チャーハン、赤ワイン。

読書。長谷部恭男『戦争と法』(文藝春秋)と北岡伸一『明治維新の意味』(新潮社)を読む。

新型コロナウイルス流行における福音は、会社の飲み会が全滅したことであろう。もともと固辞してほぼ参加しないのであるが、いちいち断るという行為自体が手間なので歓迎すべき状況ではある。忘年会を断るのはよいとして、歓迎会や送別会を断るのはそれなりの精神的なタフさを必要としないでもないが、現況はコロナがもたらした僥倖である。

Friday, November 20

朝の音楽、Laura Veirs「My Echo」を聴く。

朝ごはん、目玉焼き、ベーコン、グリーンリーフとイタリアンドレッシング、トマト、ミルクブレッドとクリームチーズ、ヨーグルト、珈琲。昼ごはん、お弁当。晩ごはん、鶏肉と小葱をのせた温かいうどん、麦酒。

有給休暇。いつ雨が降ってもおかしくない一日だと天気予報は告げるので、四六時中映画を見る。計5本。『丹下左膳余話 百萬両の壺』(山中貞雄/監督、1935年)、『河内山宗俊』(山中貞雄/監督、1936年)、『人情紙風船』(山中貞雄/監督、1937年)、『砂の器』(野村芳太郎/監督、1974年)、『疑惑』(野村芳太郎/監督、1982年)。

Saturday, November 21

朝の音楽、Internet Money「B4 The Storm」を聴く。

朝ごはん、目玉焼き、グリーンリーフとイタリアンドレッシング、バゲット、ヨーグルト、珈琲。昼ごはん、オムレツ、ソーセージ、バゲット、グリーンリーフとイタリアンドレッシング、珈琲。晩ごはん、牛豚合挽き肉と小葱の蒸し餃子、卵とわかめの中華風スープ、麦酒。

東急線沿線民として東急線キャラクターのるるんの動向を注視しているので、青葉台東急スクエアでイベントが催されると聞きつけ、はるばる青葉台駅まで赴く。動くのるるん(着ぐるみ)を確認し、物販で保冷エコトートバックを買う。

田園都市線と大井町線を乗り継いで、自由が丘駅で下車。自由が丘デパートのこ豆で珈琲豆を買う。いわゆる昭和レトロとの形容がわかりやすいが、似たような雰囲気を醸しだしている渋谷駅地下のしぶちかショッピングロードは再開発にともない閉じてしまったけれど、自由が丘デパートは健在である。TODAY’S SPECIALで雑貨やら食品やらを買う。東横線で田園調布駅に移動し、プレッセで買いもの。

電車移動中、フリーペーパーの『SALUS』(東急)と『メトロミニッツ』(スターツ出版)を読み、美馬達哉『感染症社会 アフターコロナの生政治』(人文書院)を読む。

リクスパニックのなかでマネジメントが社会を覆うとき、社会はリスクの高低という一元的な物差しだけによって測られることになる。感染症を避けて健康を守るという価値観はもちろん重要だが、人間が生きていく上でそれだけが唯一の価値というわけではない。リスクを制御することだけを社会全体の目的とするなら、多元的な価値と民主的討論に基づいた政治は必要なくなり、生物医学的な専門知によって、人間の群れの行動を制御する生政治だけが残される。選挙で選ばれたわけではない専門家会議に意思決定を委ね、非常事態を宣言し、移動の自由を制限する隔離・検疫を行い、ときにはプライバシー権を制限して接触者追跡を行うことは、群れをコントロールする生政治の技術としてみれば効率的だ。だが、それでは「犬猫同様の始末」だ。

Sunday, November 22

朝の音楽、Katy Perry「Smile」を聴く。

朝ごはん、目玉焼き、ベーコン、サニーレタスとイタリアンドレッシング、トマト、ミルクブレッドとクリームチーズ、ヨーグルト、珈琲。

自転車に乗って神宮外苑の銀杏並木を見に行く。紅葉の見頃なうえに好天に恵まれたとあって結構な人出。警察官も出動して駐車違反の取り締まりに躍起になっている。シェイクシャックでハンバーガーとフライドポテトをテイクアウトし、色づいた銀杏並木を軽く見物してから、人混みを逃れて聖徳記念絵画館の前まで移動して昼食にありつく。隈研吾設計の新国立競技場の外観を横目に原宿まで走り、WITH HARAJUKUのスターバックスで小休憩ののち、代々木公園に向かう。こちらの樹々も紅葉が美しい。表参道のbreadworksでパンを買って、目黒のJubilee Coffee and Roasterで珈琲豆を買って帰る。都内を自転車で走ると東京の地理が血肉化されていく感じがして愉しい。

晩ごはん、茄子とトマトとしらすのパスタ、紫玉葱とサニーレタスのサラダ、合鴨のテリーヌ、ビアブレッド、赤ワイン。