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Monday, September 14

朝の音楽、Josey Rebelle「Josey in Space」を聴く。

朝ごはん、目玉焼き、ベーコン、サニーレタスとイタリアンドレッシング、トマト、ミルクブレッドとクリームチーズ、ヨーグルト、珈琲。昼ごはん、辛子明太子と山海漬と小葱のお茶漬け、絹ごし豆腐と茄子の味噌汁。晩ごはん、もやしと小葱とゆで卵と焼豚をのせた醤油ラーメン、麦酒。

日中はまだ少し暑いけれども、朝4時半に起きてベランダにでると秋の涼しさを感じる。熱烈歓迎秋御一行様。読書。平松洋子『肉とすっぽん 日本ソウルミート紀行』(文芸春秋)と小野正嗣『踏み跡にたたずんで』(毎日新聞出版)を読む。

Tuesday, September 15

朝の音楽、Matt Johnson「With The Music」を聴く。

朝ごはん、目玉焼き、ベーコン、サニーレタスとイタリアンドレッシング、トマト、ミルクブレッドとクリームチーズ、ヨーグルト、珈琲。昼ごはん、蛸とピーマンとトマトのパスタ、炭酸水。晩ごはん、辛子明太子と山海漬としらすのお茶漬け、油揚げと小松菜の味噌汁、豚肉の塩胡椒炒め、白菜の漬物、麦酒。

国勢調査に答える。こんな調査に対して生真面目に応答するなど馬鹿らしいという思いと、しかしながら収集されたデータを元にした統計情報はとても有意義なものであるのはどうにも否定できない、というアンビバレントな感情を抱く。

読書。岡本仁『続々 果てしのない本の話』(オークラ出版)を読む。奈良美智の話がでてくる。本書の表紙に奈良美智の写真作品をつかっているくらいなので当然好意的に言及されるのだが、奈良美智という固有名詞をみるたびにこちらが思い出すのは、かくも幼稚なる現代美術と断じた浅田彰による酷評のことである。それは批判を超えて生理的嫌悪の意見表明ではと思うような批評を浅田彰は偶におこなう。パッと思いつくところでいえば、澁澤龍彦に対してとか、荒木経惟に対してとか、奈良美智に対してとか。こうして批判対象の名前を並べてみてもあまり共通点がないのでよくわかならいのだが、何かしらのスイッチが入ってしまうポイントがあるのだと思う。そのスイッチの所在が気になる。

Wednesday, September 16

朝の音楽、Julia Wu「5 pm」を聴く。

朝ごはん、目玉焼き、ベーコン、サニーレタスとイタリアンドレッシング、トマト、ミルクブレッドとクリームチーズ、ヨーグルト、珈琲。昼ごはん、豚肉と生卵と小葱とレモンをのせた温かい素麺。晩ごはん、白米、油揚げと茄子と小松菜の味噌汁、鱈の親子漬、絹ごし豆腐としらすと生姜、鯵のひらきとレモン、白菜の漬物、麦酒。

朝晩涼しい。読書。入江哲朗『火星の旅人 パーシヴァル・ローエルと世紀転換期アメリカ思想史』(青土社)を読む。

ベーアーからガースーへ。菅義偉が第99代内閣総理大臣に指名される。

Thursday, September 17

朝の音楽、Natalie Slade「Control」を聴く。

朝ごはん、目玉焼き、ベーコン、サニーレタスとイタリアンドレッシング、トマト、ミルクブレッドとクリームチーズ、ヨーグルト、珈琲。無駄に忙しくて、昼ごはんも晩ごはんもレトルトのカレーを食べる。

読書。立岩真也『弱くある自由へ 自己決定・介護・生死の技術』(青土社)を読む。初夏に報道されたALS患者嘱託殺人事件をうけて読み返そうと思ったまま時間が経ってしまい初秋になってしまった。

夜、映画鑑賞。『鴛鴦歌合戦』(マキノ正博/監督、1939年)を見る。

Friday, September 18

朝の音楽、Kierra Sheard「KIERRA」を聴く。

朝ごはん、目玉焼き、ベーコン、サニーレタスとイタリアンドレッシング、トマト、ミルクブレッドとクリームチーズ、ヨーグルト、珈琲。昼ごはん、豚肉とわかめと生卵をのせた温かい素麺、晩ごはん、ベーコンとピーマンとトマトと鯖缶の洋風チャーハン、白ワイン。

週末の京都行きの予習として『Hanako』10月号(マガジンハウス)の京都特集を読むも、日帰りの旅なので掲載されている店舗をまわる余裕はない。コロナ禍でオーバーツーリズムと呼んで差し支えない状況であった京都の風景は一変したようだが、祝日が重なる週末からの様相はどんなものだろう。読書。サラーム海上『美味すぎる!世界グルメ巡礼』(双葉社)を読む。

Saturday, September 19

朝の音楽、Blake Mills「Mutable Set」を聴く。朝ごはん、目玉焼き、ベーコン、サラダほうれん草とイタリアンドレッシング、トマト、ミルクブレッドとクリームチーズ、ヨーグルト、珈琲。

昼前に外出。本格的なサイクリングをするつもりはないものの近場を軽く乗りまわすのに適した自転車が欲しくて、しかしながら世の中に広く流通している自転車のセンスのなさを受け入れるわけにはいかないとなると、選択はtokyobike一択となった。というわけで中目黒のtokyobikeで自転車を買う。欲しかった色のモデルは在庫がなかったので、予約購入というかたちで納品待ち。中目黒周辺を少し歩いてCOW BOOKSに立ち寄る。日影丈吉『ふらんす料理への招待』(徳間文庫)を買う。中目黒駅から東急東横線に乗って渋谷駅へ。先週につづいて今週もまた渋谷ヒカリエのd47食堂で昼ごはん。島根定食カマスの一夜干しを食べる。そのあと渋谷ヒカリエで買いもの。IDÉE SHOPでMAINE BEACHのハンドウォッシュとペーパーバッグ(Le sac en papier)と花瓶を買って、TODAY’S SPECIALでココヤシファイバーを買う。渋谷スクランブルスクエアに移動。7月中旬の週末に訪れたときは閑散としていた渋谷スクランブルスクエアだったが、とても賑わっている。街にひとが戻ってきた雰囲気を感じられてなにより。QuorinestでLaulhèreのベレー帽を買う。帰宅。

晩ごはん、とき卵と小松菜をのせた温かい素麺、麦酒。

Sunday, September 20

午前6時半の東海道新幹線で「KYOTOGRAPHIE 京都国際写真祭2020」を見るため京都にむかう。東京駅構内の駅弁屋祭で金沢笹寿しを買おうと思って乗り込むも売っておらず、代わりに仙台名物厚切り牛たんを買う。ところで駅弁屋祭は、さほど広くはない店舗面積に大混雑の状況で、密閉・密集・密接の要素を申し分なく満たしている。東海道新幹線は空いていた。事前のエクスプレス予約で空いている号車を選んだとはいえ、東京駅で4人乗車、品川駅で0人乗車、新横浜駅で1人乗車、名古屋駅で1人降りて2人乗車といった空きっぷり。そもそも連休なのに直前の座席予約が簡単にできるという時点で過去と状況は変わっている。

午前8時半に京都駅着。奈良線で東福寺駅にむかい京阪本線に乗り換えて出町柳駅まで。鴨川デルタに展示されている甲斐扶佐義「鴨川逍遥」からKYOTOGRAPHIE遊覧をスタートさせる。出町ふたばの凄まじい行列を横目に出町桝形商店街に赴き、オマー・ヴィクター・ディオプ「MASU MASU MASUGATA」を見る。出町座で『なnD 7.5』(nu)を買う。タクシーで大徳寺まで。現金オンリーばかりだった京都のタクシーでSuicaがつかえるようになっている。大徳寺を少し散歩してから、アトリエみつしまでマリー・リエス「二つの世界を繋ぐ橋の物語」を見る。展示を見終えて、つぎの目的地にむかうのに最寄駅までタクシーでいって地下鉄を使うか直接タクシーでいくか思案していたところ、係の人に「ラッキーですね」と声をかけられる。「会期中の土日祝日に、2台のBMW i3が公式シャトルカーとして京都市内のKYOTOGRAPHIE展示会場を駆けぬけます。街中で見つけた方はラッキー!」とチラシの説明文にあるそのBMWがいま来たので乗れますよとのこと。というわけで京都府庁旧本館までBMWに乗って移動。交通費が浮く。京都府庁旧本館の正庁でピエール=エリィ・ド・ピブラック「In Situ」を見て、旧議場でオマー・ヴィクター・ディオプ「Diaspora」を見る。歩いて丸太町駅までいって地下鉄烏丸線で烏丸御池駅まで。イノダコーヒ本店で休憩しようと目論むも満席なうえに行列だったので諦める。嶋臺ギャラリーで片山真理「home again」を見て、HOSOO GALLERYでエルサ・レディエ「Heatwave」を見て、誉田屋源兵衛竹院の間でウィン・シャ「一光諸影」を見る。途中、新風館に立ち寄る。話題の施設だけあって混んでる。伊藤佑町家で福島あつし「弁当 is Ready」とマリアン・ティーウェン「Destroyed House」を見る。タクシーで建仁寺まで移動。道が混んでいてなかなか辿り着けず。大通りの歩道にはひとが溢れていて、いつもの京都といった風情。東京以外はGoToキャンペーンをやっているのだから観光地が賑わうのは当然の話か。タクシーの運転手さんも孫と一緒に今度東京観光にいくつもりとのこと。建仁寺山内の両足院で外山亮介「導光」を見る。強行スケジュールの日帰り京都行脚はこれにて終了。

早めの夕食は東華菜館の鴨川納涼床にて。水餃子、八宝菜、唐揚げ、エビチリ、麦酒。どっと疲れて帰りの新幹線ではずっと睡眠。