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Wednesday, January 1

4時半過ぎに目が覚め、うとうと。6時起床。お雑煮をつくる。おせち料理、お雑煮、日本酒。お雑煮にはお餅を1つ入れた。おせちはとにかく今年は量も味付けも控えめに、ということで気をつけた。全体的にわりと薄味にできたと思う。

InterFMは元旦でも特別編成にすることなく通常の番組を放送してくれるので嬉しい。ラジオをつけっぱなしにしてしばらくソファに横になってうとうとして、近所の公園に散歩に出る。晴れて暖かくて、気持ちのいい元日。

帰宅して、お昼は残りのお雑煮を食べて、そのあと映画を観た。2020年の映画初めはわたしたちの“新年自宅映画初め”の常連、フレッド・アステア主演の『踊る結婚式』(シドニー・ランフィールド監督、1941年)。楽しい映画でよかった。

夜、ポークステーキ、パテ、サニーレタスとトマトのサラダ、赤ワイン。自分たちで買ったものやらいただきものやら食材がありすぎてどんどん食べていかないと消化し切れないという贅沢すぎる状況。食べながらラジオでウィーンフィル・ニューイヤーコンサートを聴く。

就寝前に滑り込みで読書初め。金井美恵子『金井美恵子コレクション3 小説を読む、ことばを書く』(平凡社)から、吉田健一について書かれた部分を読み、ジャック=アンリ・ラルティーグ『LIFE IN COLOR』(ABRAMS)を眺める。ラルティーグの優雅さはお正月に似合う。

Thursday, January 2

トースト、目玉焼き、トマト、サニーレタス、ヨーグルト、珈琲。2日ぶりの、いつもの朝食。

支度をして出かける。竹橋。東京国立近代美術館で「窓展:窓をめぐるアートと建築の旅」を観る。例年、1月2日は東京都写真美術館の無料展示を観て橘雅友会による雅楽演奏を聴くのだけれど、今年は演奏の日程が変わってしまったので、変更した。でも「窓展」は新年に観るにふさわしい、明るい展示だった。展覧会に行くとやたらはまって無限ループで観てしまう動画にしばしば出会うが、今回のそれはポーランド作家による《TANGO》という作品だった。CG技術のない時代にあの緻密なつくりは凄い。中毒性のある面白さ。

Friday, January 3

外出。連日の飲み食いで胃が疲れているので、きょうはうどんにしようと、お昼は東急プラザ銀座にあるつるとんたんにて、鴨のうどん。多くの人が街に繰り出していて、つるとんたんも行列で、しばし並んだ。有楽町ルミネの年始のセールで洋服を買う。夜は、ローストビーフ、鴨と緑胡椒のテリーヌ、タコとオリーブ、グリーンリーフとベビーリーフのサラダ、チェダーチーズ、スパークリングワイン、赤ワイン。よく食べている。

Saturday, January 4

外出。渋谷。よく渋谷行くなー、渋谷大好きな人たちだ。リニューアルされた銀座線の渋谷駅をのぞくと、たくさんの人が見に来ていた。お昼のお店の開店を待つ間に、8/CUBE 1, 2, 3で「Hikarie Contemporary Art Eye vol.13 9人の眼 9人のアーティスト」を観る。小山登美夫監修。お昼、d47食堂にて、天ぷらうどんのセット。この食堂のごはんは本当に美味しい。

清澄白河へ。しまぶっくとsmokebooksで古本とレコードを買う。東京都現代美術館で「MOTアニュアル2019 Echo after Echo:仮の声、新しい影」、「ダムタイプ|アクション+リフレクション」、「ミナ ペルホネン/皆川明 つづく」を観る。わたしたちはミナ ペルホネン世代だな。2000年代初頭だったか、白金にショップができた頃、うきうきしながら訪れたことをよく覚えている。ところでミナの展示にはものすごくお洒落で都会的でめっぽう素敵な70代と思しき老夫婦が来ており、しばらくずーっと目で追ってしまった。ばれないように気をつけながら。

陽の落ちた木場公園を歩いて、駅に向かう。帰宅して、夜は、豚肉と白菜の鍋、締めに卵雑炊、にんじんと里芋の煮物、日本酒(熱燗)。鍋にはおせち料理で余った竹輪や蒲鉾なども入れた。