Monday, November 26

ロンドンの地下鉄のエスカレーターには「右に立て」と書いてある。右は立つ人、左は歩く人。日本における立ち止まって二列にお並びくださいとの誰一人として実践することのない空虚なアナウンスより合理的な指示ではある。

夜ごはん、豚肉とトマトとほうれん草のアンチョビパスタ、麦酒。『メトロミニッツ』12月号（スターツ出版）を読む。

ベルナルド・ベルトルッチ死去。

Tuesday, November 27

残業。夜ごはん、ソーセージとたまごとキャベツのチャーハン、玉ねぎとしめじのお吸い物、きゅうりと人参の漬物、麦酒。

Wednesday, November 28

頭痛と吐き気。ロキソニンとセルベールを飲んで回復をはかる。疲弊。夜ごはん、鶏肉と玉ねぎとトマトのキャベツのコンソメスープ、麦酒。

いしいひさいち『B型平次捕物帖』（双葉文庫）を寝る前に読む。何度読んでもいしいひさいちの天才に唸る。

Thursday, November 29

日々寝不足。夜ごはん、白米、ほうれん草としめじの味噌汁、豚肉とピーマンの豆板醤炒め、きゅうりの漬物、麦酒。

Friday, November 30

夜ごはん、醤油ラーメン、麦酒。

Saturday, December 1

数週間ぶりの東京周遊。竹橋パレスサイドのスターバックスで休憩ののち、東京国立近代美術館工芸館で「インゲヤード・ローマン展」を見学。竹橋から日暮里に移動して、SCAI THE BATHHOUSEで「名和晃平　Biomatrix」を見る。駒込の花屋89’s flowerに注文しておいたクリスマスリースを取りにいくために山手線で駒込駅へ。駒込周辺でしばし休息をとろうと画策するも、アルプス洋菓子店は満席で百塔珈琲はお休み。うっかり六義園の紅葉の見頃と鉢合わせてしまって、カフェ難民と化す。やむをえず旧古河庭園近くのcocofulu cafeまで足をのばす。ニューヨークチーズケーキとアイスコーヒーを飲んで一休み。カフェからの窓の外は旧古河庭園の借景。入口に行列のできている六義園はスルーして、BOOKS青いカバにより道。コルタサル『遊戯の終わり』（木村榮一／訳、国書刊行会）を買う。夜、cafe&deli cookで夕食。クリスマスリースを受け取って帰る。

Sunday, December 2

旅行や仕事で時間がとれなくて数週間にわたってろくに本を読まない生活を送っていて気づくのは、本を読まない人生は楽だということだ。どうしてこんな大変な思いをして本を読んでいるのかという気もしてくるが、明日から本を読もう。