Monday, June 18
大阪北部で震度6弱の地震。
夜、ジャン=リュック・ゴダールの映画を二本見る。『フォーエヴァー・モーツアルト』(1996年)と『アワーミュージック』(2004年)。ゴダールのサラエヴォ。
Tuesday, June 19
本日の読書は、庄司克宏『欧州ポピュリズム EU分断は避けられるか』(ちくま新書)。
夜、映画を見る。『革命前夜』(ベルナルド・ベルトルッチ/監督、1964年)。
反政府左翼ゲリラであるコロンビア革命軍(FARC)との和平合意の見直しが大統領選挙の争点となるような物騒な国を相手に勝てるわけがないだろうと予想していたFIFAワールドカップにおける日本代表だったが、勝ってしまった。
Wednesday, June 20
渡部直己による早稲田大学の大学院生だった女性に対してのセクシャルハラスメントが話題になっていると教えてもらう。ふだん偉そうなことを言っている人間がやらかしたときの見苦しさはなかなかのものがある。ところで、女性がセクハラの被害を受けた場所がコットンクラブだと聞いて、その風貌に似合わず渡部直己はずいぶんと小洒落た店に女性を誘うのだなと思ったら、丸の内のコットンクラブではなく高田馬場のカフェコットンクラブだった。安くて量の多いあの店か。
読書。ドストエフスキー『白夜』(小沼文彦/訳、角川文庫)を読む。
Thursday, June 21
夏至が日本でいまいち盛りあがりに欠けるのは、梅雨の時期なので天候が不安定というのもあるが、なにより夜の7時すぎには暗くなってしまうからで、北部ヨーロッパのような時計の針が9時をまわってもまだまだ明るい享楽的な感じがなくて、おもしろみがない。
Friday, June 22
FIFAワールドカップがはじまっている。フットボールという競技で不思議なのは、選手同士が接触したときにものすごく痛そうな顔をすることで、その後何事もなかったかのようにケロリとしているので審判にファウルを宣告してもらうのが狙いの過剰な演技であることはあきらかだが、それにしても鍛えている体格のよいいい大人たちがことあるごとに苦悶の表情を浮かべているスポーツは、ほかにあるだろうかと思う。ずっと殴り合っているボクシングだって、あんな痛そうな顔はしない。
2014年のブッカー賞受賞の報せから、いずれ渡辺佐智江による翻訳で刊行されるであろうと踏んでいたリチャード・フラナガン『奥のほそ道』(白水社)が今年出たので、それを読む。
Saturday, June 23
尾崎真理子『ひみつの王国 評伝石井桃子』(新潮文庫)を読む。石井桃子はあまり子どもに関心がなかったんじゃないかとの指摘が興味ぶかい。
夕方、渋谷マークシティのBikini TAPAで軽めの夕食ののち、渋谷クラブクアトロで吾妻光良 & THE SWINGING BOPPERSのライブ。ゲストにバンバンバザール。ゲストというか対バン。吾妻光良が「栃東の取り組み見たか」を「日馬富士の喧嘩を見たか」に歌詞を変えて唄ったのは最高だった。
ところで、ライブで3時間あまり立ちっぱなしというのは体力的にそろそろ限界かもしれない。椅子に座りたい。
Sunday, July 24
京都特集の『& Premium』8月号(マガジンハウス)を読む。見開きで載っている鴨川の写真がいいなと思って撮影者を確認したら澁谷征司だった。
昼食兼夕食は、蒸し餃子、もやしとかいわれのサラダ、わかめスープ、麦酒。
夜、阿久津隆『読書の日記』(NUMABOOKS)を読みはじめる。