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Monday, May 2

大型連休の谷間の平日はカレンダーどおりに出勤する。朝の通勤電車は意外と空いておらず勤労者たちで車内は満員。

朝食、ベーコンポテトドッグ、珈琲。昼食、和幸でとんかつ。夕食、親子丼、あおさの味噌汁、トマトと新玉葱と大葉のサラダ、麦酒。

Tuesday, May 3

本日のFMラジオ界隈は、NHK-FMでは吉岡正晴と尾臺順子がジェームズ・ブラウンの特番をやり、InterFMでは倉本美津留と野村雅夫がビートルズの特番をやるという大賑わい。が、どちらも生放送で聴くことなく、この日いちばんどうでもいい特番をやっているJ-WAVEの主催するフリーマーケットに参戦した。いらなくなった本や雑誌をならべる。六本木ヒルズに集う人びとの趣味趣向を反映した結果か、軟派なものが捌けて、硬派なものが売れ残る。売れないだろうと思って並べた『現代思想』のゲーデル特集号はやっぱり売れず。フリマでの売上金は、昼ごはんにフランツィスカーナーでソーセージとドイツビールを注文してあっさり消えた。

朝食、目玉焼き、ハム、トマト、グリーンリーフ、バゲット、珈琲。昼食、フランツィスカーナーにて。夕食、近所のラーメン屋にて。

Wednesday, May 4

当初は天気が悪いという予報だったが、晴れた。食材と日用品の買い物。吉田修一『作家と一日』(木楽舎)を読む。

朝食、パンケーキ、珈琲。昼食、ベーコンとピーマンとレモンのアンチョビパスタ、赤ワイン。夕食、白米、茗荷と長葱の味噌汁、茄子とピーマンの味噌炒め、キムチ、鯵のひらき、麦酒。

Thursday, May 5

三菱一号館美術館で「PARIS オートクチュール 世界に一つだけの服」を鑑賞。このての展示は幾度も見てきたので食傷してよさそうなものだが、西欧ファッション史好きなので、何度同じようなものを見ても飽きない。

朝食、トマトピザトースト、茹で卵、珈琲。昼食、寿司。夕食、ピザ、麦酒。

Friday, May 6

大型連休の谷間ふたたび。カレンダーどおりに出勤。猪木武徳・高橋進『世界の歴史29 冷戦と経済繁栄』(中央公論社)を読む。

会社帰り、上野に立ち寄り若冲展に向かう。たぶん混んでいるだろうと思って向かうと、想像以上の混みっぷり。何事だろうかこれは。小雨が降るなか雨傘の列が美術館を取り囲んでいる。はなから入館する気はなく図録だけを買うつもりだったので、売店に向かう。しかし売店もそれなりの行列でしばし並ぶ羽目に。この過熱の理由はなんだろう。今月号の『図書』(岩波書店)で辻惟雄が書いている「最近の度重なる若冲画の展示は、保存の点で望ましくない。若冲の全貌を知るためのこのような機会は、今後当分訪れないだろう」という扇動につられて東京都美術館に来たのだけれど、『図書』購読者数をはるかに超える人が来館していると思うので、『図書』を読んでみんなやってきたわけではないことは確かだ [1]。たぶんテレビで紹介したのだろう。

国立西洋美術館の「カラヴァッジョ展」へ。若冲が駄目だったらカラヴァッジョという軽い気分でのぞんだら、素晴らしい圧巻の展覧会でおおいに満足する。

朝食、ヨーグルト、珈琲。昼食、和幸でとんかつ。夕食、近所のカフェでパスタ。

Saturday, May 7

『わが記憶、わが記録 堤清二×辻井喬オーラルヒストリー』(御厨貴、橋本寿朗、鷲田清一/編、中央公論新社)をおもしろく読む。内容は辻井喬よりも堤清二の要素が強い。堤清二=辻井喬という存在の評価を難しくしているのは、この人物をちゃんと論評できる人がいないからかも。文学と経済の両方を論じられる人は少なからずいるけれど、文学と経営の両方を論じられる人は稀。

朝食、ピザトースト、茹で卵、りんご、珈琲。昼食、茄子と人参のビーフカレー、らっきょう、麦酒。夕食、ほうれん草ときのことコーンのキッシュ、玉葱ステーキ、豚肉と長葱と大葉のソテー、サニーレタス、バゲット、赤ワイン。

Sunday, May 8

代々木公園でピクニック。朝食、ヨーグルト、珈琲。夕食、ビーフカレー、らっきょう、麦酒。

  1. 『図書』購読者数がどれほどなのかは知らないが。 []