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Tuesday, December 15

『お嬢さん乾杯!』(木下恵介監督、1949年)を観る。先日読み終えた『彼女が演じた役 原節子の戦後主演作を見て考える』で片岡義男がこの映画について論じていたので観てみる。まあ、いわゆる傑作では決してないが、それなりに面白かった。しかしわたしの興味は原節子はどのような情熱をもってこの役を演じていたのだろうか、やはり原節子は小津安二郎との共同作業がすべてだったのだろうか、というところに集約されてしまうから、なんとなく切なさが残る。ちなみに『彼女が演じた役』も非常に面白い論評集であった。いずれ再読を。

Sunday, December 20

『東京暮色』(小津安二郎監督、1957年)を観る。暗い。つらい。小津のユーモア活かされてない。有馬稲子は非常に上手い。山田五十鈴もいい。しかしどうしようもなく暗くて、どうしようもなくどうしようもない。