480

Monday, January 20

朝、Mura Masa「R.Y.C」を聴く。朝ごはん、目玉焼き、ベーコン、トマト、ベビーリーフとわさびドレッシング、ミルクブレッドとクリームチーズ、ヨーグルト、珈琲。

昼休みの時間にお弁当を食べながら東急線のフリーペーパー『SALUS』に目をとおす。薬膳を特集した記事のなかに「食べ方にも気をつけよう」とあって、「姿勢を正して食べる→猫背になったり肘をついたりすると、消化器官が圧迫されます」と書いてあるのだが、食べながら『SALUS』を読んでいる時点でアウトである。

晩ごはん、白米、絹ごし豆腐とほうれん草の味噌汁、漬物、焼き魚(ほっけ)、麦酒。

奈良原一高死去の報せ。世田谷美術館で開催中の展覧会図録をひっぱりだす。

Tuesday, January 21

朝、Sequoyah Murray「Before You Begin」を聴く。朝ごはん、目玉焼き、ベーコン、トマト、ベビーリーフと柚子胡椒ドレッシング、胡桃とレーズンのパンとクリームチーズ、ヨーグルト、珈琲。

読書。吉田秀和『世界のピアニスト』(新潮文庫)を読む。クラシック音楽界の著名なピアニスト59人について論じた評論集。かつては、音源を網羅的に聴こうとするとお金がかかるので、このての本はざっくりとした参考程度として扱っていたのだが、いまはストリーミングサービスがあるので音楽と書物をめぐる環境がずいぶんと変わってしまった。読んで聴いて、聴いて読んで。もっとも吉田秀和その人は、録音物よりも実演を重じて批評活動をしていた人だったけれども。

晩ごはん、豚肉、長葱、小葱、ほうれん草、うどん、の白だし鍋。麦酒。

Wednesday, January 22

朝、Floating Points「Crush」を聴く。朝ごはん、目玉焼き、ベーコン、トマト、ベビーリーフと柚子胡椒ドレッシング、ミクルブレッド、ヨーグルト、珈琲。

東京メトロのフリーパーパー『メトロミニッツ』(スターツ出版)の2月号に目をとおす。特集は日本のチーズ。

読書。古本屋で買った本はなるべく早めに読みはじめる癖をつけようと、バルザック『谷間のゆり』(宮崎嶺雄/訳、岩波文庫)を手にとる。

晩ごはん、白米、きゃべつと長葱の味噌汁、漬物、豚肉の酒蒸しとかいわれ、小松菜と茄子の味噌炒め、麦酒。

就寝前のレコード。Jerri Winters「Winters Again」を聴く。

Thursday, January 23

朝、Visible Cloaks, Yoshio Ojima & Satsuki Shibano「FRKWYS Vol.15: serenitatem」を聴く。朝ごはん、目玉焼き、ベーコン、トマト、ベビーリーフと柚子胡椒ドレッシング、ミルクブレッドとクリームチーズ、ヨーグルト、珈琲。

読書。バルザック『谷間のゆり』(宮崎嶺雄/訳、岩波文庫)を途中まで。

晩ごはん、ベーコンとほうれん草とにんにくのパスタ、「Mary’s Café」で買ったショコラサブレ、赤ワイン。

Friday, January 24

朝、Powder「Powder in Space」を聴く。朝ごはん、茹で卵、ベーコン、ベビーリーフと柚子胡椒ドレッシング、バゲットとクリームチーズ、ヨーグルト、珈琲。

Amazonプライムで「シネフィルWOWOWプラス」の提供が開始されたことを教えてもらう。これからラインナップが充実してくるのであれば、渋谷や代官山の「蔦屋」に足繁く通う手間が省けるのだからありがたい話で、今後の動向を注視しながら、よさそうであれば加入を検討したいところ。もっとも、いま現在の「シネフィルWOWOWプラス」で提供されている「シネフィル・セレクション」にある映画作品を瞥見すると、ほとんどが見たことのある映画ばかりでいまいちパンチが弱い。もう一押し。これまで読んだ映画本を踏まえて、作品の存在は知っているけれども見逃している映画を見たいとつねづね思っているのだが、そのあまりに個人的な欲望を満たしてくれるちょうどいい提供媒体は、いまのところ名画座などの実際の映画館か、「蔦屋」くらいしかない。「蔦屋」の所有するビデオやDVDをインターネットでの有料サービスとして配信してくれれば話は簡単なのだが、将来的にも無理筋だろうか。

晩ごはん、白米、キャベツとわかめの味噌汁、焼き魚(とろ鯖の干物)、小松菜と海苔のおひたし、白菜の漬物、麦酒。

Saturday, January 25

朝、FKA twigs「MAGDALENE」を聴く。朝ごはん、目玉焼き、ベーコン、トマト、サニーレタスとフレンチドレッシング、胡桃とレーズンのパン、ヨーグルト、珈琲。

午前9時半、上野駅着。東京都美術館で「ハマスホイとデンマーク絵画」展を見る。久方ぶりにまとめて見るハマスホイの絵画。本展において、これまで日本語では「ハンマースホイ」と表記されていたものが「ハマスホイ」に変わっている。展覧会企画者は原音に忠実な表記に変更したのだと思われるが、デンマークにおける発声に対して忠実であるならば、ドイツ語読みである「コペンハーゲン」の表記も変えたほうがよいと思うが、それをいうと「デンマーク」も変更しなければならず、原音に忠実な表記に踏み込みすぎるときりがなくなる。

谷中の「カヤバ珈琲」で昼ごはん。11時すぎに店の前に着くとすでに行列ができている。以前は、もっとすんなり入店できる喫茶店だったと記憶しているのだが、いつのまにか列を待たないと入れない店舗になっている。1階の席でタマゴサンド、抹茶のガトーショコラ、珈琲を注文。

スカイザバスハウスで開催中のジェームス・リー・バイヤース「奇想詩」を見てから、「古書 木兎」に立ち寄る。いま東京でいちばん気に入っている古本屋かもしれない。並んでいる本がじぶんの関心の対象に嵌っているのもあるが、なにより店内が清潔なのがいい。4冊買う。
・アドリエンヌ・モニエ『オデオン通り アドリエンヌ・モニエの書店』(岩崎力/訳、河出書房新社)
・木村敏+金井美恵子『私は本当に私なのか 自己論講義』(朝日出版社)
・山崎佳代子『ベオグラード日誌』(書肆山田)
・石田勇治『ヒトラーとナチ・ドイツ』(講談社現代新書)

山手線で日暮里から新宿へ。ニコンプラザ新宿で林典子写真展「If apricot trees begin to bloom」を見てから、「NEWoMan」の各店舗をめぐって時間を潰し、目黒に向かう。夕方、早めの晩ごはんは「とんき」にて。麦酒を飲みながらカウンターでとんかつが揚げあがるのを待っている時間が愉しい。ロースかつ定食を食べる。

バルザック『谷間のゆり』(宮崎嶺雄/訳、岩波文庫)を読了。

Sunday, January 26

来週のお弁当用の常備菜づくりを済ませてから、朝ごはん、目玉焼き、リオナソーセージ、トマト、サニーレタスとイタリアンドレッシング、バゲットとクリームチーズ、ヨーグルト、珈琲。

「Mary’s Café」のショコラサブレと珈琲をお供に映画鑑賞。「マリメッコ」の創業者アルミ・ラティアの人生を描く『ファブリックの女王』(ヨールン・ドンネル/監督、2015年)を見る。よく調べずにドキュメンタリーだと思ってDVDを借りたら劇映画だった。

アイロンがけを済ませてから、昼ごはん兼晩ごはん、蒸し餃子、わかめスープ、温泉卵とかいわれ、キムチ、麦酒。Radikoのタイムフリー機能で、柴田元幸と岸本佐知子と斎藤真理子が出演したライムスター宇多丸の「アフター6ジャンクション」を聴く。ふだん聴いているラジオ番組と較べて、喋るスピードが2倍くらい速い。