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Saturday, January 21

大寒、暦どおりの寒さ。いったい何の苦行だと思いつつギャラリーに行った。だって行きたいんだもん。アラタニウラノで「小西真奈 Alex」、BLD Galleryで「細江英公展」、ポーラ・ミュージアム・アネックスで「大森克己 すべては初めて起こる」、リコーフォトギャラリーで「アレハンドロ・チャスキエルベルグ High Tide」、銀座ニコンサロンで「ハワード・ワイツマン FACING SHIBUYA」、シロタ画廊で「入江明日香展」、資生堂ギャラリーで「shiseido art egg vol.6 Three」、ギンザ・グラフィック・ギャラリーで「田中一光ポスター 1980-2002」。途中、 教文館上階のホールでローラ・インガルス・ワイルダーをめぐる展示を観た。『大草原の小さな家』シリーズには語り尽くせないほどの思い出があるので興奮しつつしみじみ、感無量。ギャラリーはもともと大好きな小西真奈と、先日、東京オペラシティアートギャラリーの寺田コレクションで初めて目にしてその作品世界におののいた入江明日香がやはり、よかった。入江明日香の絵には若冲の世界観を感じる。

Sunday, January 22

1月から2月にかけてここぞとばかりに観たい映画の特集上映が続いてまさに嬉しい悲鳴をあげてしまう 。うかうかしているうちに、大好きなボリス・バルネット特集が昨日から始まった。とにかく観られるだけ観ようと思う。本日はそのボリス・バルネットの『帽子箱を持った少女』(1927年、旧ソ連)をユーロスペースにて鑑賞。登場人物たちの飛んだり跳ねたりの躍動があの丸い帽子箱のかたちによって増幅される。ヒロインの白い帽子に白いマフラー、ロングコートのいでたちがもうなんともいえずフォトジェニックで好ましい。