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Monday, January 26

朝食、目玉焼き、鶏肉のグリルと粒マスタード、サニーレタスと紫玉葱とブロッコリーとトマトのサラダ、キャロットラペ、農民パンとクリームチーズ、ヨーグルト、珈琲。

冬晴れ。冷たい風が頬を刺す。読書。読み止しの谷崎潤一郎『猫と庄造と二人のをんな』(新潮文庫)を紐解く。昼食、弁当。昼休みの読書は、谷崎潤一郎『台所太平記』(中公文庫)。夕食、玉子と小葱と竹輪と生姜を添えた温かい饂飩。

読書。『台所太平記』の最終頁まで辿り着いた後は、先週土曜日の移動中に途中まで読んだ、辻邦生『竪琴を忘れた場所 辻邦生短篇選集 Lumiere』(堀江敏幸/編、中央公論新社)を繙読する。

Tuesday, January 27

朝食、目玉焼き、鶏肉のグリルと粒マスタード、サニーレタスと紫玉葱とブロッコリーとトマトのサラダ、キャロットラペ、農民パンとクリームチーズ、ヨーグルト、珈琲。

洗濯と掃除。読書。谷崎潤一郎『細雪』(新潮文庫)の上巻を読む。谷崎潤一郎の小説のなかで、いちばん繰り返し読んでいる『細雪』をふたたび。

昼食、弁当。夕食、海苔と白米の塩おにぎり、白菜の漬物、鶏肉と菠薐草の八方だし炒め、刻み海苔と生姜を添えた絹ごし豆腐。読書。平山周吉『天皇機関説タイフーン』(講談社)を読む。

Wednesday, January 28

朝食、目玉焼き、鶏肉のグリルと粒マスタード、サニーレタスと紫玉葱とブロッコリーとトマトのサラダ、キャロットラペ、農民パンとクリームチーズ、ヨーグルト、珈琲。

読書。谷崎潤一郎『細雪』(新潮文庫)の中巻を読む。読み返すたびに、何かしらの発見が毎回ある。昼食、弁当。夕食、海苔と白米の塩おにぎり、白菜の漬物、南瓜の蒸籠蒸し、鶏肉と菜の花の八方だし炒め、刻み海苔と小葱を添えた絹ごし豆腐。

読書。平山周吉『天皇機関説タイフーン』(講談社)を最後まで。

Thursday, January 29

朝食、目玉焼き、鶏肉のグリルと粒マスタード、サニーレタスと紫玉葱とブロッコリーとトマトのサラダ、キャロットラペ、農民パンとクリームチーズ、ヨーグルト、珈琲。

読書。谷崎潤一郎『細雪』(新潮文庫)の下巻を読む。関東大震災を契機に関西へと居を移したことが、谷崎潤一郎の創作活動に大きな変遷をもたらしたことは知られる通りだが、東京的な感性を必ずしも捨て去ったわけではないこともまた、小説から読み取れる。関東と関西の往来に、谷崎潤一郎の小説世界の豊穣さを思う。谷崎研究においては、旧聞に属する話かもしれないが。

昼食、弁当。夕食、鶏肉と小葱と玉子と柚子七味を添えた饂飩。Spotifyでカーメン・マクレエの唄を聴く。読書。金原瑞人『英米文学のわからない言葉』(左右社)を読む。

Friday, January 30

洗濯。朝食、目玉焼き、鶏肉のグリルと粒マスタード、サニーレタスと紫玉葱とブロッコリーとトマトのサラダ、キャロットラペ、農民パンとクリームチーズ、ヨーグルト、珈琲。「日本経済新聞」の朝刊で、入江昭の訃報を知る。

平日の隙間時間を可能なかぎり読書に充てる。無聊な労働の時間が惜しい。読書。谷崎潤一郎『陰翳礼讃』(中公文庫)を読む。昼食、弁当。夕食、菜の花と玉子の炒飯。

読書。金原瑞人『英米文学のわからない言葉』(左右社)を最後まで。英米文学における「わかるようなわからない語彙」を集めて軽妙に解説するエッセイ。

日本のプリンは潔い。迷いがないのがいい。あの甘いプリン、プリン・アラモードのプリン、あれがプリンだ。ハウスの「プリンの素」で作るプリンが日本のプリンだ。
そこへいくと、英語のプディングはまったく潔くない。意味不明だ。わけがわからない。もちろん甘いものもあるけど、まったく甘くないものもある。そのうえ、蒸したものもあれば、ゆでたものもあれば、煮たものもあれば、焼いたものもあれば、混ぜただけのものもある。

上記ではじまる「プリンとプディング」の項を読んで思い出したのは、夏目漱石の小説『行人』のこと。英国滞在経験のある漱石の小説には、プディングが登場する。現代の読者にも伝わりづらいプディングなるものが、大正時代の読者に注釈なしで理解されたのだろうか不思議に思う。

「兄さん、そのプッジングを妾にちょうだい。ね、好いでしょう」とお重が兄に云った。兄は無言のまま皿をお重の方に押やった。お重も無言のままそれを匙で突ついたが、自分から見ると、食べたくない物を業腹で食べているとしか思われなかった。

Saturday, January 31

一月が終わる。朝食、目玉焼き、厚切りハムのグリルと粒マスタード、サニーレタスと紫玉葱とブロッコリーとトマトのサラダ、キャロットラペ、パンドミとクリームチーズ、ヨーグルト、珈琲。

書架より、小畑雄嗣『二月 Wintertale』(蒼穹舎)を抜き出す。

外出。図書館で本の返却と貸出。「スターバックス」に立ち寄り、珈琲を飲みながら読書。蔵前勝久、中北浩爾『日本政治と宗教団体 その実像と歴史的変遷』(朝日新書)、関口涼子『匂いに呼ばれて』(講談社)を読む。

山手線で池袋駅下車。およそ10年ぶりに「ジュンク堂書店 池袋本店」を訪れる。大型書店は愉しい。本屋を訪ねたので本を買う。カエサル『ガリア戦記』(高橋宏幸/訳、岩波文庫)、谷崎潤一郎『少将滋幹の母』(新潮文庫)、内田洋子『十二章のイタリア』(創元ライブラリ)、レイモンド・チャンドラー『大いなる眠り』(村上春樹/訳、ハヤカワ・ミステリ文庫)、松本卓也『ジャック・ラカン フロイトへの回帰』(岩波新書)、宮下遼『オスマン帝国全史 「崇高なる国家」の物語  1299-1922』(講談社現代新書)、ヴァルター・ベンヤミン『一九〇〇年ごろのベルリンの幼年時代』(田邉恵子/訳、春風社)、モーリス・ブランショ『ブランショ政治論集 1958-1993』(月曜社)、イルゼ・アイヒンガー『映画と災厄 生にフラッシュを』(小林和貴子/訳、東宣出版)、ジェド・ピットマン『インヴィジブル・マン マイケル・ジャクソン「スリラー」を作った男ロッド・テンパートンの生涯』(城石容治/訳、ジーンブックス)。一冊ごとの購入動機はそれぞれあるのだが、一挙に並べてみると脈略の見えない選書である。「月曜社創業満25年記念全点フェア」の棚をじっくりと見る。

山手線で池袋駅から新宿駅まで。「ロイヤルホスト 新宿三井ビル店」で昼食。滅多に訪れることのない「ファミリーレストラン」で食事を摂る。海老フライと紅ずわい蟹のクリームコロッケが添えられたオムライス。「新宿中央公園」を抜けて、初台方面まで歩く。巨大なビル群が屹立する東京のど真ん中の公園だが、小さな子供を遊ばせる家族がたくさんいる。「東京オペラシティ アートギャラリー」にて、企画展「アルフレド・ジャー あなたと私、そして世界のすべての人たち」を見学する。興味ぶかく鑑賞。

帰宅。常備菜づくりと夕食の支度。茹で卵と厚切りハムとブロッコリーと海苔を添えた蜆出汁の醤油ラーメン。

Sunday, February 1

朝食、目玉焼き、厚切りハムのグリルと粒マスタード、サニーレタスと紫玉葱とブロッコリーとトマトのサラダ、キャロットラペ、パンドミとクリームチーズ、ヨーグルト、珈琲。冬晴れ。ラジオを聴いていたら、自由民主党のCMで高市早苗が喋っている。声質が任侠の世界を思わせる。

「1988 CAFE SHOZO」の豆で淹れた珈琲。読書。書物のなかで、ベルリンを歩く。フランツ・ヘッセル『ベルリン散歩』(岡本和子/訳、法政大学出版局)を読む。ナチスが政権を奪取する前のベルリン遊歩。街歩きの記録を紐解く際は、土地勘の有無が多少なりとも読解の深度に影響するので、一度だけでもベルリンを旅した経験が活きる。桜餅と「一保堂茶舗」の煎茶。

昼食、「無印良品」のサグチキン(菠薐草と鶏肉のカレー)。映画鑑賞。『アニエス V.によるジェーン B.』(アニエス・ヴァルダ/監督、1987年、フランス)を見る。

近所のスーパーマーケットで食料品の調達。林檎と「TEAPOND」の紅茶。読書。イスクラ『東欧センチメンタル・トリップ』(草思社)を読む。夕食、ビーフストロガノフ。