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Monday, August 1

頼まれた用事を渋谷の東急本店にて済ませ、ナディッフ モダンへ。ジュリアン・グラック『異国の女に捧ぐ散文』の挿画を中心とした「山下陽子新作展 ー天使たちー」を観て、本を物色する。ジュリアン・グラック『異国の女に捧ぐ散文』(松本完治/訳、山下陽子/挿画、エディション・イレーヌ)と、絵本を一冊買う。

8月も酷暑つづく。帰宅して、エアコンもサーキュレーターもフル稼働させてごくごく水を飲む。梅シロップ、紫蘇ジュース、京都ブレンド。しばらく横になって休んでだいぶ身体が楽になった。

Sunday, August 7


夏はいつもトーベ・ヤンソンを読みたくなる。なんとなく『石の原野』(トーベ・ヤンソン、冨原眞弓/訳、筑摩書房)に手が伸び、久しぶりに読む。訳者解説に

石=土、焔=火、風=気、海=水。そう、四元素である。これほど<神話>的で原初的な象徴群はない。その意味で徹底的に<神話>化されたこの物語は、ヤンソン作品全般に認められる汎ヨーロッパ的伝統への繋がりが意図的に強調された実験作ともいえよう。(p.130)

とある。いつかヨーロッパの精神を理解できる日は来るだろうか。

夜は、フライドポテト、サラダ(グリーンリーフ、ベビースピナッチ、ホワイトセロリ、紫玉ねぎ、ツナ、コーン)、ビール。料理はいつもどちらか一人が担当するのだけど、今日はめずらしく分担してわたしがフライドポテト、夫がサラダを作った。フライドポテトはいつ作っても本当に美味しい。きょうは塩とマスタードで食べた。そしてサラダ、どうして人がつくった料理というのはこんなに美味しいのでしょう。